パイプ・インヴィテーショナルに脇田貴之が出場。いよいよ明日からビラボン・パイプ・マスターズが開幕

バンザイ・パイプライン、オアフ/ハワイ(2018年12月7日金曜日)2018WSLチャンピオンシップ・ツアーの最終戦となる「ビラボン・パイプ・マスターズ in Memory of Andy Irons 」が、現地時間の明日2018年12月8日から20日まで、ハワイ・オアフ島ノースショアのバンザイ・パイプラインで開催される。

 

 

ビラボン・パイプ・マスターズは、2018年のメンズ・ワールド・チャンピオンと名声のあるVANSトリプルクラウンの勝者を決定する今シーズンのプロサーフィン最後のイベント。

 

The Title Race // Who’s Gonna Win it All at Pipe?

 

ガブリエル・メディーナ(BRA)、ジュリアン・ウィルソン(AUS)とフィリーペ・トリード(BRA)という3人が世界タイトル争いの渦中にいて、そのシナリオは以下の通りである。

 

 
ガブリエル・メディーナがビラボン・パイプ・マスターズで優勝か2位ならば、彼の世界タイトルが決定。

 

ガブリエル・メディーナがビラボン・パイプ・マスターズで3位ならば、ジュリアン・ウィルソンとフィリーペ・トリードは優勝する必要がある。

 

ガブリエル・メディーナが5~25位でフィニッシュするならば、ジュリアン・ウィルソンとフィリーペ・トリードはパイプで2位か優勝が必要となる。

 

3名の世界タイトル・コンテンダー Credit: © WSL / Cestari

 

「パイプは、ツアーの中でも自分が大好きなイベントの1つです」と、メディーナは言った。「トリッキー・ウェイブなんですが、信じられないほど素晴らしい波をゲットできるんです。サーフィンするのは非常に難しく、非常にパワフルなので、とてもエキサイティングですね。」

 

Behind The Scenes with Gabriel Medina | Pipe Masters 2018 | #VaiMedina

 

ブラジリアン・スーパースターは、これまでビラボン・パイプ・マスターズで優勝経験はない。2014年にジュリアン・ウィルソン、2015年にエイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)に敗れたが、キャリアで2度準優勝している。

 

「どのサーファーにも勝つことは難しいので、毎回のヒートでベストを尽くして自分の仕事をするだけ。他の人のことはは考えないです。」とメディナは続けた。

 

「フィリップとジュリアンは自分よりもシーズン前半にスタートしましたが、自分は中盤から巻き返して。今、彼らとレースが出来ていることは素晴らしいことです。彼らは現時点で最も激しい選手だし、タイトルをかけて彼らと戦うのはエキサイティングです。自分は彼らにインスパイヤーされてますし、互いをより良くなるようにプッシュしあっているんです。」

 

2度のWSLチャンピオンであるジョン・ジョン・フローレンス(HAW)は、ビラボン・パイプ・マスターズから欠場することを表明。フローレンスのリプレイスはセス・モニーツ(HAW)に決定。彼はQSイベントのハワイアン・プロで来年のクオリファイを決めた。

 

脇田貴之

 

2つのワイルドカードを決定する「パイプ・インヴィテーショナル」開催。脇田貴之も出場。

 

ビラボン・パイプ・マスターズのコンペティション初日には、トップ2フィニッシャにワイルドカードを与える32名によるトライアル・イベント「パイプ・インヴィテーショナル」が行われる。

 

32名の男子ドローは、2018年のボルコム・パイプ・プロの上位12名、インターナショナルQSランキングのトップ4名のハワイ・アスリート、4名のリージョナルQS、6名のイベント・ワイルドカード、4名の素晴らしいパイプ・パフォーマ、2017年のパイプ・インヴィテーショナル・イベント勝者そして、VANSトリプルクラウンを争う選手から成る。

 

また今回はその中に日本が世界に誇るパイプマスター脇田貴之も出場が決定。今年こそはトライアルを勝ち上がり、メインイベント出場を果たし、サムライスピリットを見せて欲しい。予報では、明日はオーバーヘッドのコンディションとのことで開催される可能性がある。

 

パイプマスターズの日本語放送

 

そして、毎年行われているパイプマスターズの日本語放送が今年も決定。メイン・コメンテーターには、日本人唯一のエディ・アイカウ招待選手であり、パイプスペシャリストの脇田貴之。日本人史上初となる 2018 APBボディボード世界チャンピオンに輝いた鈴木彩加。

 

そして、日本屈指のビッグウェイバーで現在はオアフ島在住の堀口真平の3名のコメンテーターでパイプマスターズ日本語放送を行う。

 

またスペシャルゲストには、日本が世界に誇るトップアスリートの大原洋人と、映画『ハナレイ・ベイ』で銀幕デビューしたプロサーファー佐藤魁も出演予定。

 

ビラボン・パイプマスターズ日本語放送は、日本時間の12月9日より12月21日までの期間中、最も波のコンディションが良い4日から5日間の競技日と決定された日に放送されます。

 

http://www.worldsurfleague.com/events/2018/mct/2856/billabong-pipe-masters

 

 

パイプ・インヴィテーショナル:ラウンド1組合せ
ヒート1:ライアン・カリナン(AUS)、マカイ・マクナマラ(HAW)、ジェイミ・オブライエン(HAW)、ブルース・アイアンズ(HAW)
ヒート2:キロン・ジャボー(HAW)、イマイカラニ・デヴォルト(HAW)、ネイザン・フローレンス(HAW)、シェルダン・パイション(HAW)
ヒート3:バロン・マミヤ(HAW)、トリー・マイスター(HAW)、イアン・ジャンティル(HAW)、イアン・ウォルシュ(HAW)
ヒート4:タナー・ヘンドリクソン(HAW)、メイソン・ホー(HAW)、マイケル・オウショーニッシ(HAW)、脇田貴之(HAW)
ヒート5:ソリ・ベイリー(AUS)、ワイアット・マクヘイル(HAW)、ノア・ミズノ(HAW)、ハンク・ギャスケル(HAW)
ヒート6:ジョシュア・モニーツ(HAW)、フィン・マギル(HAW)、エヴァン・ヴァリエール(HAW)、ラヒキ・ミナミシン(HAW)
ヒート7:ジャック・ロビンソン(AUS)、ベンジ・ブランド(HAW)、コア・スミス(HAW)、ジャスティン・ベクレット(FRA)
ヒート8:イーサン・ユーイング(AUS)、ビリー・ケンパー(HAW)、ダスティー・ペイン(HAW)、コア・ロスマン(HAW)

 

 

ビラボン・パイプ・マスターズ:ラウンド1の組合せ
ヒート1:ジョーディ・スミス(ZAF)、フレデリコ・モライス(PRT)、ミゲル・プポ(BRA)
ヒート2:オーウェン・ライト(AUS)、ヤゴ・ドラ(BRA)、キアヌ・アシン(HAW)
ヒート3:イタロ・フェレイラ(BRA)、ジョアン・ドゥルー(FRA)、カイオ・イベリ(BRA)
ヒート4:フィリーペ・トリード(BRA)、マット・ウィルキンソン(AUS)、TBD
ヒート5:ジュリアン・ウィルソン(AUS)、トーマス・ヘルメス(BRA)、TBD
ヒート6:ガブリエル・メディーナ(BRA)、コナー・オリアリー(AUS)、TBD
ヒート7:ウェイド・カーマイケル(AUS)、グリフィン・コラピント(USA)、ケリー・スレーター(USA)
ヒート8:カノア五十嵐(JPN)、セバスチャン・ジーツ(HAW)、マイケル・フェブラリー(ZAF)
ヒート9:ミシェル・ボレーズ(PYF)、イズキール・ラウ(HAW)、イアン・ゴウベイア(BRA)
ヒート10:コナー・コフィン(USA)、ジェレミー・フローレス(FRA)、ジェシー・メンデス(BRA)
ヒート11:コロへ・アンディーノ(BRA)、エイドリアン・バカン(AUS)、ジョエル・パーキンソン(AUS)
ヒート12:ウィリアン・カルドゾ(BRA)、マイケル・ロドリゲス(BRA)、パトリック・グダスカス(USA)