
いよいよ開幕が迫ってきたワールドサーフリーグ(WSL)のチャンピオンシップツアー。2021年のツアーシーズンは、2020年12月4日から15日まで、ハワイ・マウイ島のホノルアベイで行われる女子の「マウイプロ」でスタート。
男子は、ハワイ・オアフ島のパイプラインで、2020年12月8日から20日まで行われる「ビラボン・パイプマスターズ」で開幕となる。これらの試合はブロードキャストのみの無観客試合だ。
幻のシーズンとなってしまった2020年シーズンだが、基本的には出場選手などの大枠は2021年にスライドされる形となる。しかし、怪我で欠場しなければならなかった選手を救済するために用意される2枠のWSLワイルドカードがある。

一枠は元世界チャンピオンのエイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)に決定し、もう一枠をレオナルド・フィオラバンティ(ITA)とマイキー・ライト(AUS)の二人によって、争われてることになっていた。
当初は、2020年のセカンド・ワイルドカードを持つことになったレオナルド・フィオラバンティとマイキー・ライトの両者が、2020年の最初の3つのCTイベント(ゴールドコースト、ベルズビーチ、マーガレットリバー)に出場。この3試合でランキング上位を獲得したサーファーが、2020年シーズンの残りの期間のセカンド・ワイルドカードを受け取ることになっていた。

しかし、コロナの影響でツアーが中止。それは変更になり、パイプラインでのマンツーマンヒートで決着が付けられることとなった。
そのヒートは、3回予定されており、第1ヒートがビラボン・パイプマスターズのローカルトライアルの第1ラウンドと第2ラウンドの間に行われる。2回目は、準決勝と決勝の間に行われ、決着が付かなければ必要に応じて、メインイベントの初日に最終ヒートが行われる。
この対決の勝者が文句なしにCTスポットを得ることになるが、負けた方も2021シーズンの最初のリプレイス・スポットを獲得することになるので、どちらが勝ったかに関係なく、複数のイベントでレオとマイキーの両方が出場することになるだろう。
そして、パイプマスターズ出場のためにハワイに行かないCTアスリートが少なくとも1人はいる可能性が高いことを考えると、結果に関わらず今回のメインイベントにはマイキーとレオが登場することになりそうだ。
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