3月にインドネシアは新型コロナウイルスにより入国規制措置をしたが、その後も閉鎖され続けられている。
これまでの6か月間、ラインナップは不気味なまでに空いていた。毎日何千人ものビジターが殺到することなく、世界最高の波は、一年の中で最も一貫したスウェルが届く、ベストシーズンにも関わらずだ。
そこはローカルサーファーの天国。インドネシアは少なくとも2020年の終わりまでロックダウンが続くだろう。
だがそれもケリースレーターには関係のない話かもしれない。この1週間、パダンパダンとウルワツにおける、ローカルとケリーのセッション映像が、ソーシャルメディアを介して浮上し始めた。
そこにはスレーターが入国するためにある種のビジネスビザに$ 1,700を支払ったという記述もあった。それが事実かどうかはわからないが、実際、そんな抜け穴を利用したサーファーが、メンタワイのボートトリップや、バリ島でハンティングバレルする姿が目撃されているようだ。
その値段が高いか安いかは置いておいて、そのことがソーシャルメディアで論争を引き起こしている。
ケリーはコロナの初期段階でオーストラリアで過ごし、多くの注目を集めた。アバロンでのセッションはニュースで取り上げられ、サウスコーストのスラブに現れたとき、ローカルたちを驚かせた。その後、ケリーはカリフォルニアに戻り、WSLのカウントダウンイベント「Rumble at The Ranch」に出場。そして、パンデミックを乗り切る場所としてバリを選んだようだ。
今後はインドネシアにいるケリーが、高速ボートひとつでアクセスできるインドネシア諸島を自由に動き回る姿を見ることになるのかもしれない。