都筑有夢路が2019年WSLワールドジュニア・チャンピオンシップで優勝。ハイライト&インタビュー映像

ジンズン・ハーバー、台東/台湾(2019年11月29日、金曜日)台湾で開催されてたジュニアの世界チャンピオンを決める「2019WSLワールド・ジュニア・チャンピオンシップ(WJC)」が終了。都筑有夢路(JPN)とルーカス・ビセンテ(BRA)が優勝した。

 

ファイナルデイは、ソリッドでタフな6−8フィートのコンディションで行われた。

 

 

都筑有夢路(JPN)はこの大会で優勝して、日本初のWSLジュニアの世界チャンピオンになった。ファイナルでアリッサ・スペンサー(アメリカ)と対戦するまでに都筑は、パーフェクトに近い9.27を含む高得点を多くたたき出し、圧倒的な強さで勝利を掴んだ。

 

優勝した都筑有夢路とルーカス・ビセンテ

 

そこまで逆転に次ぐ逆転で勝ち進んできたファイナルデイの都筑は、ファイナル・ヒートは完全に支配した。そして、素早く2つのライトブレイクを見つけて、 2-ウェイブ・コンビネーション13.00でスペンサーを圧勝した。

 

 

「私はいま、最高に幸せです」と都筑は言った。 「そのすべてが私にとって非常に感動的なものでした。多くの異なるコンディションがあった素晴らしいイベントで、ここ台湾でサーフィンを楽しみました。今日は大きな波と流れも強くて本当にハードなコンディションでしたが、決して諦めない気持ちで集中しました。それが上手く行ったんだと思います。本当にハッピーです。」

 

 

都筑有夢路(JPN)は台湾オープンサーフィンでメイク・ヒストリーしただけでなく、2020年の女子チャンピオンシップツアー入りが目前である。間も無く開幕するWSL女子CT最終戦の「Lululemon Maui Pro」で数名のCT選手の結果に運命は委ねられているが、ファイナルデイに示された彼女の根性と意気込みは、彼女が世界最高のレベルのツアーに入ることができるという十分な証であった。

 

 

あのセミファイナルヒートでは、パドルしっぱなしの厳しい状況の中で、都筑は疲れ果て、逆転にはエクセレントが必要な状況、残り時間も僅かだった。しかし彼女は振り返り、セットにテイクオフし、イベント最強のターンを巨大なクリティカル・クローズアウト・セクションでメイク。9.27をポストし、大逆転でファイナルへの切符を手にいれた。(写真:上のシークエンスが大逆転の一発)

 

「そのターンにすべてを注ぎ込む必要があるとわかっていたので、それをメイクして、とても興奮しました」と都筑は続けた。 「来年の自分のスポットについては何もできませんが、マウイの結果を見守り待ちます。何が起こっても、今年の成果にとても満足しています。」

 

アムちゃんのボード。QFでボトムターンしたら、フィンボックごと取れるアクシデント。すぐバックアップボードを樹コーチが持っていき、その板で勝ち上がった

 

同じリップカール・チームのアリッサとアムロ。ライバルでもあり友達であるアリッサはインタビューでアムロの勝利を称えた。

今回WJC初参戦の村田嵐。ファイナルデイの朝の練習でサーフボードを折ってしまった。

 

このタフなコンディションを3ラウンドも戦った安室丈。「体力ありますから大丈夫です。」とインタビューで答えた通り、疲れを感じさせなサーフィンで最後まで戦い抜いた。

セミファイナルではサイズのあるライトでスパイシーなオフザリップを決めて7.33をスコアした脇田紗良は3位でフィニッシュ。

 

 

WSLワールド・ジュニア・チャンピオンシップ・ウイメンズ結果:

ファイナル:
優勝:都筑有夢路(JPN)13.00
第2位:アリッサ・スペンサー(USA)10.16

セミファイナル
ヒート1:都筑有夢路(JPN)14.60 def.ガブリエラ・ブライアン(HAW)13.70
ヒート2:アリッサ・スペンサー(USA)13.00 def.脇田紗良(JPN)10.93

クォーターファイナル
ヒート1:都筑有夢路(JPN)13.60 def.キラ・ピンカートン(USA)10.43
ヒート2:ガブリエラ・ブライアン(HAW)15.43 def.サバンナ・ストーン(HAW)9.57
ヒート3:アリッサ・スペンサー(USA)15.20 def.ケイトリン・シマーズ(USA)15.00
ヒート4:脇田紗良(JPN)13.00 def.ソル・アギーレ(PER)4.67

 

WSLワールド・ジュニア・チャンピオンシップ・メンズ結果:

ファイナル:
優勝:ルーカス・ビセンテ(BRA)17.56 def.
第2位:ケイド・マトソン(USA)17.40

セミファイナル
ヒート1:ケイド・マトソン(USA)16.24 def.ジャスティン・ベクレット(FRA)14.40
ヒート2:ルーカス・ビセンテ(BRA)16.13 def.安室丈(JPN)15.10

クォーターファイナル
ヒート1:ジャスティン・ベクレット(FRA)14.60 def.カウイ・ヴァスト(FRA)10.47
ヒート2:ケイド・マトソン(USA)15.20 def.タネ・ボーデン(NZL)14.26
ヒート3:安室丈(JPN)13.67 def.イーライ・ビュークス(ZAF)11.80
ヒート4:ルーカス・ビセンテ(BRA)13.00 def.ジェット・シリング(USA)8.33

ラウンド3
ヒート5:安室丈(JPN)13.00 def.ザビエル・ハックスタブル(AUS)9.00
ヒート6:イーライ・ビュークス(ZAF)15.16 def.アラン・クレランド(MEX)12.37
ヒート7:ルーカス・ビセンテ(BRA)9.57 def.村田嵐(JPN)9.37
ヒート8:ジェット・シリング(USA)16.70 def.ケトゥ・アグス(IDN)7.23

日本チームの結果

女子
優勝:都筑有夢路
3位:脇田紗良
13位:松田詩野

男子
3位:安室丈
9位:村田嵐
17位:矢作紋乃丞

詳細は、WorldSurfLeague.comをチェックしてください。