和井田理央がアジア・チャンピオンに決定。マルコ・ジョージQS3000優勝。WJC男子ラウンド1から開幕

和井田理央がQSアジア・チャンピオンに決定

ジンズン・ハーバー、台東/台湾(2019年11月26日、火曜日)WSLアジア・リージョン最終戦となるQS3000「台湾オープン・オブ・サーフィン」が終了。

 

ウインディな3-4フィートのコンディションで行われたファイナルデイ。ウルグアイのマルコ・ジョージ(URY)がファイナルでオーストラリアのミッチ・パーキンソン(AUS)を下して優勝した。

 

優勝したマルコ・ジョージとミッチ・パーキンソン © WSL / Matt Dunbar

 

ダークホースのジョージは、目立たない存在ではあったものの、確実にファイナルまで勝ち上がり、優勝候補のミッチ・パーキンソン(AUS)と決勝を戦った。ヒートを終盤でリードしていたのはパーキンソン。しかし残り5分でジョージが逆転のエアリバースをメイク。彼にとって2度目のQS3,000優勝を手に入れた。

マルコ・ジョージ © WSL / Tim Hain
マルコ・ジョージ
ミッチ・パーキンソン© WSL / Matt Dunbar
和井田理央 © WSL / Matt Dunbar

 

また今回の試合がアジア・リージョンの最終戦となり、QSアジアランキングが決定。今大会のラウンド6まで勝ち上がったインドネシアの和井田理央がアジアチャンピオンに決定。リージョナルQSシリーズのチャンピオンには、2020年のチャレンジャーシリーズイベントへのワイルドカードが与えられる。

 

「ここ台湾でもっと勝ち上がれなかったのは残念でしたが、QSのアジア地域でチャンピオンになれた事は最高に嬉しいです」と和井田が言った。「来年のチャレンジャーシリーズでサーフィンをして、CTを目指したいと思います。自分の人生の目標は、インドネシアで初めてCT入りすることなので、チャレンジャーシリーズを通して、それに一歩近づくので、本当に楽しみです。」

 

 

その後、WJCがスタート。今日は男子のみ行われた。R1は負けなしのヒートで、1位がR3へ。2位、3位はR2へ。サンクレメンテのクロスビー・コラピント(USA)による9.70を含む、信じられないほどのパフォーマンスが披露された。

 

またケイド・マトソン(USA)は、バックハンド・アタックで16.93というヒートトータルをスコアした、もう1つのトップパフォーマーで、カウイ・ヴァスト(FRA)、ジャスティン・ベクレット(FRA)もQSに続けて高得点をたたき出した。

 

日本チーム男子の結果は、矢作紋乃丞、安室丈、村田嵐は全員3位でR2へ。

 

都筑有夢路と田中樹コーチ
都筑有夢路
脇田紗良
松田詩野
加藤翔平

 

試合終了後、全員居残り練習。明日は女子もスタートするので、女子も最終調整。明日のヒート組。男子R-2 H-1安室丈、H-4矢作紋乃丞、H-6村田嵐。女子R-1 H-3都筑有夢路、H-5脇田紗良、H-6松田詩野。

 

矢作紋乃丞
お父さんとおばあちゃんが現地まで応援に来ました。本人はこの波は苦手。板はEPSを使用。これが調子良かったが、風で飛ばされる。なので、重いけど明日はPUに変える。

安室丈に河村海沙がコーチとして帯同

安室丈
バックハンドで攻めて6.10をスコアした安室丈。守りに入ったことが敗因。負けなしのヒートだからこそ、思いっきりやってほしかった。

村田嵐はヒート前半にトップターンからのクローズアウトでのビッグリエントリーをメイク。5.50をスコアしてヒートをリードするが、そこまで不発だったジェット・シリングが爆発し7.50をスコア。村田は3位を強いられ、敗者復活のラウンド2へ回った。

 

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