ベスト8が決定。日本勢は全員敗退。QS3000「台湾オープン・オブ・サーフィン」大会3日目。

ミッチ・パーキンソン WSL / Tim Hain

ジンズン・ハーバー、台東/台湾(2019年11月25日月曜日)WSLアジア・リージョン最終戦となるQS3000「台湾オープン・オブ・サーフィン」は大会3日目。強風によるバンピーなコンディションでラウンド6までが終了し、ベスト8が決定した。

 

マーク.ラコマー WSL Matt Dunbar

 

ベスト8に残ったのは、元台湾オープンの優勝者であるミッチ・パーキンソン(AUS)、フランスのジャスティン・ベクレット(FRA)、マーク・ラコマー(FRA)、アンディ・クリエール(ESP)、ポール・セザール・ディスティングイン(FRA)、マイキー・マクドナー(AUS)、トーマス・セルビ(AUS)、マルコ・ジョルジ(URY)。日本勢はファイナルデイを前に全員敗退となった。

 

 

本日は、ラウンド4のH11に加藤嵐、H13に野呂海利、H16に鈴木仁と大橋海人がクレジット。ラウンド5に日本人でただ一人勝ち上がった上山キアヌ久里朱が登場。

 

加藤嵐はスタートからサイズのあるレフトを掴み、バックハンドで5.50をスコア。後半にはライトブレイクで5.40をスコア。トップに躍り出る。残り5分を切ってルーカス・ライスに逆転されて2位となる加藤。そして残り3分、3位だったブラジルのルーカス・ビセンテがバックハンドのエアリバースをメイク。ワンマニューバーで5.77をスコアして逆転。加藤は3位に押し出され、前半のリードを維持できずにここで惜しくも敗退となった。

 

大橋海人と鈴木仁は、ビクター・ベルナルドとキアン・マーティンと対戦。ベルナルドがスタートからバックハンドで6.33の高得点をマーク。大橋はフォアハンドで4.90をスコアして応戦する。残り時間10分を切ってバックアップを上げて2位に浮上した大橋だったが再び逆転される。じっくりの波を待った鈴木仁は、ヒート残り10分でバックハンドで4.77をスコアするも逆転ならず。最後にエアリバースを決めた鈴木は3位、大橋は4位で敗退。これで日本選手でラウンド5に駒を進めたのは上山クリスだけとなった。

 

朝一のクリーンアコンディションの中で行われたインドネシアの和井田理央のヒートは、僅差の戦いとなり、サンドン・ウィテカーとジョシュ・バークがヒート前半をリードする。残り10分を切って、3位を強いられていた和井田はバックハンドのバーティカルなオフザリップで5.43をスコアして2位に浮上。

 

しかしその後再び順位が入れ替わり、3位となった和井田だったが、ラストウェイブで7.67をスコア。大逆転でトップでラウンドアップを決めた。しかし、ラウンド5を1位で勝ち上がるも、ラウンド6ではそのチャージが見せれず4位で敗退。惜しくもQF進出を逃した。

 

カリフォルニアから出場の小林佳はラストで7.57をスコアするも4位で敗退。野呂海利もトリッキーなコンディションに4位で敗退となった。

 

ラウンド4の後に続けて行われたラウンド5に登場した上山キアヌ久里朱だったが、体調不良で40度近くの熱が出てフラフラ。全く自分のサーフィンどころではなく、敢え無く敗退となってしまった。

 

明日はQS3,000ファイナルの直後に2019 WSLワールドジュニアチャンピオンシップが開催される可能性も高い。

 

 

https://www.worldsurfleague.com/events/2019/mqs/3203/taiwan-open-of-surfing