写真、リポート:山本貞彦 宮崎県日向市「お倉ヶ浜海水浴場」で開催されているWSL男女QSイベント「white buffalo HYUGA PRO」は大会3日目。
今日は朝から予報通りの雨。波は肩頭とサイズアップながら、ラフでワイルドなコンディション。
この小倉ヶ浜のビーチは遠浅で、潮の満ち引きで大きく変化。潮が動けば、イン、アウトとも流れが入るので一苦労。さらにサイズアップとなると体力勝負となる。
時間をかけてアウトに出ても、インサイドまで繋がないと技か入らない。そのタルいミドルセクションをどう見栄えよく見せるか。波の見極めと持久力が勝敗を分けた。
今日のスケジュールは女子のR-2からR-3、男子のR-4を行うとコールされたものの、10時半ごろから強風とともに豪雨。視界不良のためジャッジに支障が出るということで、R-2 H-7の15分で止めてオンホールド。
しかし、雨は一向にやむことなく、午後2時までオンホールド。その後、試合再開し、予定した男子R-4は行わず、女子のR-3まで。女子のベスト8を選出して本日は終了した。
女子の日本人選手の結果は、R-2で前田マヒナ、西元エミリー、松岡亜音、橋本恋、川合美乃里が敗退。
R-3で西元ジュリが敗退するものの、都筑有夢路、脇田紗良が勝ち上がり、明日のクォーターファイナルに駒を進めた。ただし、明日は都筑有夢路、脇田紗良が同ヒートとなり、日本人対決となってしまった。
ベスト8の残り6人は、ティア・ブランコ(PRI)、ヴァヒネ・フィエロ(FRA)、フィリッパ・アンダーソン(AUS)、ザーリ・ケリー(AUS)、アリッサ・スペンサー(USA)、ディミティ・ストイル(AUS)。
好調キープは都筑有夢路にアリッサ・スペンサー(USA)。ヴァヒネ・フィエロ(FRA)も大会トップスコアをたたき出して絶好調だ。
都筑有夢路
日本人女子選手特有の波に合わせるサーフィンではなく、自ら板と波をコントロール。今までの積み重ねとその自信と板への信頼。サーフィンのスキルだけでなく、試合の仕方も上達している。
脇田紗良
このラフなコンディションだと、体力もそうだけど、体格もある方が有利。しかし、小柄ながら、持ち前のサーフィンスキルと思い切りの良さが武器。試合で最後まで波を待てるメンタルの強さも今年、身に付けた。
西元ジュリに指示を出す辻裕次郎。
松岡亜音とアリッサ・スペンサー、パチャ・ライト。
脇田紗良と脇田貴之。
豪雨の中、オンホールドで戻る川合美乃里と脇田紗良
明日は6:30AMにファーストコール。プロジュニア男女も集合。
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