写真、リポート:山本貞彦 JPSAジャパンプロサーフィンツアー2019 ショートボード第5戦「サーフアイランド種子島プロ」が鹿児島県種子島で本日9月19日(木)から開幕。今回はプロトライアル同時開催。
第1日目。種子島で開催される「サーフアイランド種子島プロ」。島の南に位置する竹崎海岸で、今回もプロトライアルを同時開催。会場の波はハラムネ。ただし、朝からサイドオフの風が強く吹く。
朝は上げていて、昼に向け引いていく潮回り。引きではワイドだけど、そこから上げこんでくるとサイズもワンサイズアップ。波も張るようになり、大会には十分なコンディションの一日となった。
今日のスケジュールは男子のプロトライアル全ヒートと本戦女子R-1、2と本戦男子R-1のヒート4までで終了。
南の海上にあった熱低が台風17号となり、週末に北上する進路をとることで、週末が荒天。雨、風が強まる予報のため、できるだけ進行することが発表された。
公認プロ資格獲得者
男子3人は12点以上を出し、女子の宮城は規定のラウンド(今回はR-2)を勝ち上がった。おめでとう!
男子:小崎歩夢、飯田航太、増田来希。
女子:宮城有沙
小崎歩夢
ホームは湘南の茅ヶ崎の15歳。いつもは平原颯馬プロとサーフィンしているそう。まだ小柄ながらパンチ力のあるサーフィンをするな。
飯田航太
オーストラリアへ留学中。今年はそれを休学してトライアルに挑んで、4度目の挑戦で念願の資格をゲット。おめでとう!
増田来希
実力はあるものの、あと一歩で逃していた来希。今回は落ち着いて集中していた。高身長からのダイナミックなサーフィンが魅力。
宮城有沙
宮城和真の妹で19歳。トライアルではプロ3人を相手に積極的に波を取って仕掛けた。僅差ではあったものの、堂々の1位通過でプロ資格を手に入れた。
金尾玲生
サーフィンも調子が戻ってきた。追い込まれてからの逆転劇は見事。体重が増加したとで、パワーもついたか。スプレー飛んでたね。
西元ジュリ
今年初のJPSA参戦。出だしはスローだったものの、後半はいつものジュリに。レールを入れたスピードあるサーフィン。下半身がより安定したか。
平田夏帆
ロングのイメージがつき始めたけど、ショート出身。長い板のコントロールを覚えたから綺麗なレールの切り返しができるようになった。
井上鷹
こちらもロングでは今年のグラチャンを早々に決めた鷹。一人バンクを替えてエアーを繰り返し、一時はトップに。最後は逆転されたものの、戦い方は世界を回って覚えたもの。身につければ、ショートでも十分勝てるようになるぞ。
宮坂莉乙子
順位が下がったことで、R-1からの出場となった今大会。しかし、スピードあるキレキレのサーフィンは健在。これで後半は巻き返しだ。
松原渚生
今年の成長ぶりはハンパない。12点以上は出せなかったものの、今日はトライアル4回、本戦1回を勝ち上がり。勝負強くなったことは間違いない。
田岡なつみ
「ここんとこ試合に出れば、負ける」と言うも、いつも前向きななっちゃん。普通は落ち込んでしまうけど、そこはいつも笑顔。今は戦いながら吸収している段階。これを重ねて強くなれるから。ガンバです!
高田健剛
ここ種子島の竹崎海岸でいつもサーフィンしているという高田健剛。「黒潮」という店で料理に腕を振るう。今回地元で大会ということで、プロトライアルに挑戦。多くのギャラリーからも声援が上がった。
宮崎県出身の児玉椋。ラウンド1では終始リードしていたが、最後に逆転されて2位でラウンドアップ。
開幕戦のバリでの優勝から思うような結果が残せていない安井拓海だが、この種子島では優勝経験もあり、今回もフルスロットルで勝ち上がっていった。
今年の開幕戦が行われたバリでプロ合格した丸山千朝。そのままファイナル進出で4位入賞する衝撃的なデビューを飾ったカリフォルアからの大型ルーキー。
昨年の仙台の最終戦でアマチュアで参加してJPSA初優勝を決めた松永莉奈。前回の茨城では5位となり調子を上げてきている。
この大会は選手に朝食、昼食が配布される。その代わり、選手はアンケートに協力。宮坂麻衣子、田中大貴。
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