松田詩野がアジア大陸の最高位となり、オリンピックの1枠を確保。ISAワールドサーフィンゲームス

松田詩野がアジアナンバ−1で条件付きで東京五輪の出場権を獲得した。

撮影、取材:山本貞彦、 宮崎、日本、2019年9月9日:55ヶ国から集まった240名の世界のベストサーファー達による「2019 ISA ワールドサーフィンゲームス presented by VANS」は大会3日目。

 

World’s Top Women Approach Gold Medals and Olympic Qualification in Miyazaki

松田詩野

台風15号からのスウェルが届き、波のサイズは頭半からセットでダブル。サイズがでかいが乗る波が無い。アウトの波は厳しいから、ミドルからのリフォームを乗るしかないか。

 

リパチャージへ回ったキャロライン・マークス
ステファニー・ギルモアをリパヘ。

 

朝の引きから上げに替わり、午後になると水の量も増え、大きなカレントも発生。常にパドルしっぱなしで体力を消耗するタフな試合展開となった。

 

 

試合は8時からスタート。リパチャージはR-7まで、本戦はR-4、R-5まで行い今日は終了。ペルーのソフィア・ムラノビッチ、ブラジルのタティアナ・ウェストン・ウェッブとシルバナ・リマ、南アフリカのビアンカ・ブイテンダッグが無敗のまま、メインイベントのファイナルまで勝ち上がった。

 

残すは本戦のR-6とリパチャージのR-8、9、10にグランドファイナルとなり、今大会の女子の優勝者が決まる。明日は女子の表彰式に、男子のR-1も行うとスケジュールが発表された。

 

松田詩野と波乗りジャパン

日本人選手の結果は脇田紗良がリパチャージR-4で4位敗退。今大会は41位。前田マヒナはR-4を敗退。リパチャージR-6へ。ここで4位で敗退。今大会21位。松田詩野はR-4を敗退。リパチャージR-6を勝ち上がりR-7へ。ここで4位で敗退、今大会は15位。

松田詩野がアジア大陸の最高位となり、オリンピックのアジア1枠を「日本」が確保。

今日までの結果で、松田詩野がアジア大陸の最高位となり、オリンピックのアジア1枠を「日本」が確保することとなった。

 

ただし、来年のワールドサーフィンゲームで日本人選手が6位以内に入れば、この選手が代表となるので、松田は内々定ということになる。条件付きでの東京五輪の出場権を獲得した。

 

そのほかに日本同様に、南アフリカ、イスラエル、ニュージーランドが、それぞれ東京2020で女子の出場枠を暫定的に確保している。南アフリカのビアンカ・ブイテンダグ、ニュージーランドのエラ・ウィリアムズ、イスラエルのアナト・レリオール。

 

2020 ISAワールドサーフィンゲームス(WSG)が、オリンピック予選階層のなかで、今年のWSGより優先されることになっており、2020年5月末に予選プロセスが終了するまで、各大陸のスポットは確認されない。

 

 

 

脇田紗良
今年はコンスタントに結果を出して、WSLのワールドランキングでも現在14位。先日のアムちゃん(都筑有夢路)のQS10000の優勝にも刺激され臨んだ今大会。

リパチャージR-4では、ここで挽回と気合が入りすぎたか、試合では空回り。結果、最後まで自分らしさを出せず敗退に悔し涙。でも、これでまた課題ができて、ステップアップできるチャンスだ。Go!Sara!

前田マヒナ
今日の試合では波の選択に迷いが出たか。決まればエクセレントも叩き出せるスキルを持ちながら、バックアップがまとめられないまま敗退。Go!Mahina!

松田詩野 
キュートな笑顔からは想像つかない、試合では根性が据わってる。相手がどんなに強い選手でも一歩も引かず、自分のサーフィンで勝負ができるところが長所。ただ、今回はプライオリティーインターフェアを犯し、リパのR-7で敗退。

波に乗ってカリッサが戻って来たと勘違い。再度、パネルを確認しなかったことも悔やまれる。勝負は一瞬の判断。これでまた新しく戦い方がインプットされた。Go!Shino!

カリッサ・ムーア
今日の最終ヒート、リパチャージR-7。上げいっぱいになったことで、さらに流れがきつくなった。ポジションがキープできないと判断すれば、すかさずスープに乗って戻り、左からパドルバック。

昨日、R-2で敗退したことで、今日の朝から敗者復活戦。リパチャージのR-2から始まってR-7まで。今日だけでこの大きな波で6回戦っているのだ。

サーフィンが上手いだけでなく、戦い方を知っている。コンペティターの真髄を見た。強いわけだ。

チームジャパン記者会見。(左から大原洋人、松田詩野、五十嵐カノア、村上舜、脇田紗良、前田マヒナ)今大会の抱負を語る。

RedBullガール。会場でプロモーション。ギャラリーは暑い会場で、熱い試合を観て、RedBulで喉を潤す。

大野修聖、マイクロ(Def Tech)
マーがいてくれたことで、選手はどれだけ心強いか。海外の試合で日本人を認識させた功績は偉大だ。マイクロが音楽で届けてくれた応援は選手をどれだけ勇気付けてくれたか。最高です。

車がない選手のために大型バスでの送迎もあります。

 

プライオリティーパネルも新しく更新。上から色と数字の優先順位で見やすくなった。五十嵐カノア  ファンサービス。 快くサインに応じるカノア。

 

日本のサーフ・アスリートたちの活躍を期待し、エールを送り続けたい。がんばれ!日本!

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大会オフィシャルサイトでLIVE 配信 !

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