2021年WSLチャンピオンシップ・ツアーの第5戦となるオーストラリア・レッグ最終戦「リップカール・ロットネスト・サーチ presented by Corona」が5月16日から開催される。
今シーズンは既に4つのイベントが開催され、男女ともに4名の異なる勝者が誕生。次のロットネストで何が起こるかは想像もできない状況だ。ガブリエル・メディーナとカリッサ・ムーアは依然としてランキングのトップに位置しており、リードを広げようとしている。
マーガレット・リバーのヘビー・サーフでは、ブラジル勢が大活躍。フィリーペ・トリードとタティアナ・ウエストン-ウェブが優勝し、二人ともWSLランキングのトップ3に浮上した。
ここまでの予測不可能でスリリングな3つのイベントを経て、チャンピオンシップ・ツアーのオーストラリア・レッグは、これまでで最も大きなチャレンジとなるリップカール・ロットネスト・サーチ presented by Coronaで終わりを迎える。この最終戦では、世界のトップサーファーたちが、ほとんどの選手が出場したことのない、西オーストラリアの美しいロットネスト島に集結する。
イベントは、島の西側にあるストリックランド・ベイで開催。しかし今回は無観客試合のため、現地での観戦はできない。
マーガレット・リバーのメイン・ブレイクから、ロットネスト島のストリックランド・ベイでのイベントまで、わずか1週間しかない中、怪我のため欠場するサーファーのリプレイスサーファーとワイルドカードが決定した。
ジョン・ジョン・フローレンスは、マーガレットリバーでのラウンド16で膝を負傷したため、今回は欠場。そのリプレイスでスチュー・ケネディが出場する。彼は、これまでのキャリアの中で長年にわたりビッグネームを倒してきた選手で、イベントのキックオフでは、前回準優勝のジョーディ・スミスとオーストラリアのウェイド・カーマイケルと対戦する。
タジ・バロウがワイルドカードで出場
また、腰を痛めて欠場するエイドリアン・バカンの代わりに、西オーストラリアのレジェンドであり、長年のCTの立役者であったタジ・バロウが出場することが決まった。
タジ・バロウは、2016年に選手生活に終止符を打ち引退した永遠のWSLタイトル・コンテンダー。彼のパフォーマンスが再びこの舞台で見れることを多くのファンが喜んでいることだろう。
バロウは最初のヒートで、今シーズンで引退するブラジルのベテラン、エイドリアーノ・デ・スーザや、現在の世界ランキング2位のイタロ・フェレイラと対戦する。
都筑有夢路もCT3戦目出場が決定。
さらに、コロヘ・アンディーノの代わりにマイキー・ライトが、ケリー・スレーターの代わりにリアム・オブライエンが、女子では、レイキー・ピーターソンの代わりに都筑有夢路が再び出場することが決まった。都筑はラウンド1のヒート2で、前回の優勝者であるタティアナとキーリー・アンドリューと対戦する。
アンディーノとスレーターの両選手は、それぞれ怪我の影響でオーストラリア・レッグの全日程を欠場している。マイキー・ライトは今シーズン、17位以上の成績を収めておらず、2度も予選で敗退している。今回がCTイベントへの初挑戦となるリアム・オブライエンは、今年のQSイベントの「ポート・スティーブンス・プロ・プレゼンテッド・バイ・マッド・メックス」で3位となっている。
ワイルドカードとしては、ジェイコブ・ウィルコックスがリップカール経由でスポンサーワイルドカードを獲得。ウィルコックスは、マーガレット・リバーでは、シード・ラウンドではフェレイラとジャック・ロビンソンという強豪を相手に見事な勝利を収めた。しかし、ラウンドオブ32では、五十嵐カノアと対戦し大差をつけられて敗退している。
ローカル・トライアルから出場するのは、男子のケール・ウォルシュと女子のミア・マッカーシー。ウォルシュは、2018年に開催された「ウルワツCT/マーガレット・リバー・プロ」で、エリミネーション・ラウンドのヒートでマット・ウィルキンソンに勝利したことがある。ウォルシュは、2019年の「レッドブル・エアボーン・ゴールドコースト」にも出場している選手だ。
一方、ウエストOZ出身のマッカーシーも、CTイベントは経験済みで、2019年のマーガレットリバープロでワイルドカード出場、マンデュラプロでも優勝している。彼女はThe Boxをチャージすることで知られており、チャレンジングなコンディションで本領を発揮。ロットネストでも活躍が期待される。
The waiting period for the Rip Curl Rottnest Search presented by Corona starts on May 16. Keep it locked here for further updates and news.
詳細については、WorldSurfLeague.comをご覧ください。