
ハンティントン・ビーチ、カリフォルニア/USA(2019年8月2日金曜日)世界最大のアクション・スポーツ・フェスティバルのメインイベントとなる、WSL男女QS10000「VANS USオープン・オブ・サーフィン Presented by Swatch」は大会7日目。
本日は男子QSのラウンド4と5が、2−3フィートのコンディションで行われ、クオーターファイナルを戦うベスト8が決定した。
Highlights: Men’s QS10,000 Rounds 4 & 5
注目のUSオープン2連勝中である五十嵐カノアは、ラウンド4のヒート6でリアム・オブライエン、バロン・マミヤと対戦。

ヒートはマミヤがスタートから4.67、セカンドウェイブで6.67をスコア。先制攻撃を仕掛ける。カノアはフォアハンドで5.07をスコアしてヒートを開始。セカンドウェイブではエアリバースをメイク。インサイドでレイバック・スナップを決めて、5.87をスコア。
しかし、後半に入りリアムが7.93というエクセレントに近いスコアをたたき出して、トップに躍り出る。対戦相手に良い波を取られ、リズムを掴めないカノアは3位を強いられる展開。残り10分。マミヤが6.23をスコアして再びトップへ。

カノアも5.90をスコアして追い上げるが、ニード6.37と3位のポジションは変わらず。完全にマークされ、波に乗れないカノア。優先権が回ってきたのは残り3分。だがセットは入らず万事休す。カノアのラウンド4で敗退となり、USオープン3連覇の夢は破れた。
今回カリフォルニアで撮影するWAVETRIPさんによるカノアの映像が公開された。
「今年のUSオープンのタイトルはハンティントンから離れることになりますね、潮が早く上げてきて、探していた波を見つけることができなかった。トリッキーなヒートでした。」と五十嵐は言った。
「試合相手が隣にいることは試合では当然ですよね。リアムがやったことは素晴らしいと思いました。波が良くない時は全ての波が重要なんです。彼は僕を追いかけ回していたけど、ここが彼のホームブレイクなら自分もおそらく同じことをしただろう。 でもエキサイトしたし本当に良いヒートでした。」


明日は女子QSラウンド4からスタートし、男女ジュニアとダクトテープがファイナルまで行われる予定。女子ラウンド4のヒート5には前田マヒナ、男子ジュニアのセミファイナルヒート1には安室丈がクレジットされている。
クオーターファイナル
ヒート1
アレックス・リベイロ 対 コナー・オリアリー
ヒート2
ヤゴ・ドラ 対 ジョーガン・クズネット
ヒート3
リアム・オブライエン 対 バロン・マミヤ
ヒート4
グリフィン・コラピント 対 エイドリアーノ・デ・スーザ
今回のUSオープンでも日本選手の活躍を期待して、エールを送り続けたい。がんばれ!日本!
https://www.worldsurfleague.com/events/2019/mqs/3084/vans-us-open-of-surfing
https://www.vansusopenofsurfing.com/2019