前田マヒナがQS10000「VANS USオープン・オブ・サーフィン」でベスト16進出。大会6日目ハイライト

前田マヒナ © WSL / Herron

ハンティントン・ビーチ、カリフォルニア/USA(2019年8月1日木曜日)世界最大のアクション・スポーツ・フェスティバルのメインイベントとなる、WSL男女QS10000「VANS USオープン・オブ・サーフィン  Presented by Swatch」は大会6日目。

 

Highlights: Women’s QS Round 3 & Duct Tape Invitational

 

本日は、女子QSのラウンド3が8ヒート行われ、ベスト16が決定。その後は「VANSジョエル・チューダー・ダクト・テープ・インヴィテーショナル」のロングボード・イベントがスタート。セミファイナルまで行われて、男女共ファイナリスト4名が決定した。

 

今回、CTイベントからQS10000イベントいうQS最高グレードに変更になったことで、世界のトップアスリートと肩を並べて戦うチャンスを得た日本選手たち。女子のラウンド3には、川合美乃里、前田マヒナ、黒川日菜子の3名が勝ち上がり戦った。

田中樹コーチとヒート前に作戦を練る川合美乃里。© WSL / Herron

 

川合美乃里はヒート4でサリー・フィッツギボンズ、ブリーサ・ヘネシーという2名のCTサーファーと対戦。ヒートはスタートから、サリーとブリーサが一つのピークをライトとレフトでシェアしアベレージ・スコアで開始。川合もファーストウェイブで4.00をスコアしヒートを開始する。

 

サリー・フィッツギボンズ© WSL / Morris
川合美乃里 © WSL / Morris

 

サリーとブリーサはスコアを重ね、ブリーサが5.57をスコアしてトップに。サリーも5.33をスコアし僅差で2位のポジション。川合は優先権を持ってセットを辛抱強く待つ。しかしその後にセットは全く入らずシチュエーションは変わらず。残り時間10分を切り、ニード5.50と追い込まれた川合はラストチャンスをモノに出来ず。惜しくもここで敗退となった。

 

今回絶好調なブロンテ・マコーレー© WSL / Herron

 

前田マヒナと黒川日菜子は同じH6でCTサーファーで今回絶好調なブロンテ・マコーレーと対戦。前田はファースト・エクスチェンジでバックハンドのカーヴィング・スナップで5.10をスコア。3.67でバックアップしてヒート序盤をリードする。マコーレーはバックハンドで4.50、5.67をスコアしてトップへ。黒川はセットの波を掴むもワイプアウトが続く。

 

前田マヒナ © WSL / Herron
黒川日菜子 © WSL / Herron

 

後半に入り、再びセットが入り、マコーレーがバックハンドでソリッドなターンをメイク。7.50と8.83という2本の高得点をマークして2位の前田をコンビネーションに追い込む。マコーレーは更に2本目のエクセレントをバックハンドでスコア。更にリードを広げる。前田はヒート終盤に6.00をスコアし2位でラウンドアップ。黒川は惜しくもここで敗退となった。

 

 

前田マヒナはラウンド4のヒート5でタティアナ・ウエストン-ウェッブ(BRA)と対戦する。ヒートは明日2日には行われず、3日(土)の朝に行われる予定。

 

明日の8月2日は男子QSデー。ラウンド4の8ヒートとラウンド5の8ヒートが行われる予定で、五十嵐カノアは、ラウンド4のH6でリアム・オブライエン、バロン・マミヤと対戦予定。

 

 今回のUSオープンでも日本選手の活躍を期待して、エールを送り続けたい。がんばれ!日本!

 

 

https://www.worldsurfleague.com/events/2019/mqs/3084/vans-us-open-of-surfing

https://www.vansusopenofsurfing.com/2019

 

WSL女子QS10000「VANS USオープン・オブ・サーフィン  Presented by Swatch」

ラウンド3結果

ヒート1:キャロライン・マークス(USA)13.70、ザーリ・ケリー(AUS)10.10、サマー・マセード(HAW)9.20
ヒート2:コートニー・コンローグ(USA)13.60、アリッサ・スペンサー(USA)13.43、ティア・ブランコ(PRI)11.13
ヒート3:イザベラ・ニコルズ(AUS)14.73、キーリー・アンドリュー(AUS)13.00、キラ・ピンカートン(USA)10.70
ヒート4:サリー・フィッツギボンズ(AUS)11.63、ブリーサ・ヘネシー(CRI)11.57、川合美乃里(JPN)6.30
ヒート5:タティアナ・ウエストン-ウェッブ(BRA)13.66、ステファニー・ギルモア(AUS)13.33、メイシー・キャラハン(AUS)11.60
ヒート6:ブロンテ・マコーレー(AUS)17.10、前田マヒナ(JPN)11.10、黒川日菜子(JPN)7.67
ヒート7:セージ・エリクソン(USA)15.50、テサ・タイセン(FRA)11.74、ミアー・コリンズ(USA)9.56
ヒート8:マリア・マニュエル(HAW)13.60、ニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)13.27、ヴァヒネ・フィエロ(FRA)5.17

ラウンド4マッチアップ

ヒート1:キャロライン・マークス(USA)対アリッサ・スペンサー(USA)
ヒート2:コートニー・コンローグ(USA)対ザーリ・ケリー(AUS)
ヒート3:イザベラ・ニコルズ(AUS)対ブリーサ・ヘネシー(CRI)
ヒート4:サリー・フィッツギボンズ(AUS)対キーリー・アンドリュー(AUS)
ヒート5:タティアナ・ウエストン-ウェッブ(BRA)対 前田マヒナ(JPN)
ヒート6:ブロンテ・マコーレー(AUS)対ステファニー・ギルモア(AUS)
ヒート7:セージ・エリクソン(USA)対ニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)
ヒート8:マリア・マニュエル(HAW)対テサ・タイセン(FRA)

 

VANSジョエル・チューダー・ダクト・テープ・インヴィテーショナル

男子ファイナル:ジャスティン・クインタル、トロイ・マザーズヘッド、アンディ・ニエブラス、ケビン・スクバーナ

女子ファイナル:ホノルア・ブルームフィールド、ケリス・カレオパア、キラ・シール、ヘイリー・オットー