今年も素晴らしいコンディションで行われた「ダ・フイ・バックドア・シュートアウト」。その大会で通訳の仕事を請け負ったノースショア在住のエミコ・コーヘンさんに、他のサーフィン・コンテストとは一線を画する今大会の舞台裏と、この大会の在り方について取材してもらった。
text by emiko cohen Photo/ Gordinho
「海は私たち自身」なのです。
「シュートアウトの大会で通訳を引き受けて欲しいんですが。。」と仕事の依頼を頂いた。
詳しく聞いてみると、インタビューの通訳だという。
選手はもちろん、主催者や裏で支える人たちに話を聞き、ダフイシュートアウトの意味を探るのを手伝ってくれというのだ。
《あの大会に意味あるの?》
あるとしたら、きっと先住民族の怒りだろうし。
できれば関わりたくない。
でも、仕事はしなければ。
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しばらく考えた後こう答えを出した。
自分の意思は置き去りにしておけばいい。
《ロボットのように通訳すればいいだけだ》
そう思って仕事に出かけた。
選手が集まる VOLCOMハウスのバルコニーにアクセルするドアを開ける。
「ウォー、スッゲェ~」
「ヤバすぎ!」
「ヤツ、突っ込ん出るよなあ」
《これが戦いの場?》
ワイワイガヤガヤ。お祭りの様。
そこは予想外な世界が広がっていた。
タトゥーが身体中に入りモンスターウエイブをやるサーファーの中でもとりわけタフなイメージを持つビリー(ケンパー)は、「アウトやっばいよ!危なすぎるよ」呆れた笑いを見せているし、「怖かった~」と笑顔でカイマナ・ヘンリー。強面のサーファーだ。
全く飾りのないコメントが飛び交っているのだ。
セカンドリーフがバリバリ割れる12フィートのパイプ波。
《選手はきっと緊迫しているはず》
の予想はハズレ。
大波を目の前に選手ではなく、ただの地球人と化していた。
写真2 ボルコムハウス
《これなら気軽に話しが出来そう》
私のボスは、ダフイジャパンのヤスさんだ。早速、ボスが選んだ選手をタイミングを見計らい捕まえ、話しを聞く作業を開始した。
「今はカリフォルニアに子供のために住んでるけどパイプを欠かすことはできないから冬はノースショア滞在している」とブルース・アイアンズ。
以前パイプマスターズになった時も体型が全く同じ。波乗りのスタイルも同じ。確実なチューブ・タクティクスで、他の人なら出てこれない様なものでも必ず決めている。
平均点を争うならきっと上位に入るはず。パイプの波をやりたいがために、普段から鍛えていると言う。
ブルース・アイアンズ
パイプの波に憧れ、それをするために健康管理を欠かしていないと言うのはデレックホーも同じ。
選手ではないが、ボルコムハウスのハジの方に静かに座り、甥のメイソン・ホーと何やら蜜に話している。
《作戦を練っているのだろうか?》
写真4 デレック・ホー
そのデレックとヒート直前まで話していたメイソンは、ヒート中、皆が手前で待ってる中、一人沖の沖まで行き、セカンドリーフからテイクオフ。ファーストリーフに入る直前に360を決めようとしてる!。きっとそこから降りチューブに突っ込むはずだったんだろうが、波はダブルアップ。
プルアウトの形になったが、見ていた選手たちは大笑い。その後のヒートではチューブを出る直前でスイッチスタンスを決めたり、完全ダンパーな部分にわざと突っ込んで入ったり。。もしエンターテイメント賞があるとしたら、絶対彼に決まったはずだ。
「あれはね、チョップホップってんだ。決めるはずだったんだけどなあ。」
この前この大会で勝った時は、サンセット小学校に賞金全部寄付してたよね。あれには驚いたけど。今回も勝ったらあげちゃうの?と言う質問に
「あ~、あの大会は優勝賞金とサーフラインの賞を一緒にもらっちゃって、一気にあんなにもらったことないから面食らって、寄付することにしたんだ。でも、もし今回また勝ったら俺にくれって親父(マイケル・ホー)に言われてるだ(笑)」
メイソン・ホー。
陸の上でもエンターテイメントは忘れないナイスガイ。
メイソン・ホー
ナイスガイといえばネーサン・フローレンス。
怪我のリハビリ中で今回もこの大会に出場してこなかったジョンジョンの弟。
大会中は終始スマイル。
インタビュー中も、人当たりがものすごく良い。
ネーサン(写真中央)
「ここで生まれ育ったと言っても、ここの波は飽きることない。兄(ジョンジョン)もそうだけど、ジェイミーはやっぱりすごいね。20年パッション持ってやってきたのが技術に現れている。あそこからのウネリだと、ここに位置した方がいいとかわかってるから、他の人とは違う動きしてるよ。兄の技術も尊敬できるけど、その二人に追いつくのはまだまだ時間がかかりそう」
では、その、ネイサンが目標としてるだけでなくパイプを目指す多くの人の憧れる、ジェイミー・オブライエンにパイプでの上達の秘訣を聞いてみるとする。早速ヒートで普通の人なら出れない様なチューブ波を見事に決めていた。インタビューを迫る。
写真5 ジェイミー
「ここでうまくなりたいんだったら、とにかく入る事だね。何年も何年も何年も。しかも毎日毎日毎日。パイプはそれだけ時間と労力をかける価値があるところさ。それでもまだまだ。練習しても征服できない部分がたくさんある。良い波だと思っても悪かったり、悪いと思っても良かったり。答えが出ないからやめられないのかもしれない。」
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突然
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「あ、、エミコさん、ちょっと休憩しててください」
わたしのボスが浜にテントを構えて固まる日本人チームにところへ走り去ってしまった。
日本人チームの出番が来たのだ!
休んでられるわけがない。
普段はこんな波を体験することもできない日本で育った日本人たち
《この波をどう調理するんだろうか?》
私はそのままパイプもバックドアもクリアに見えるボルコムハウスの特等席で観戦することにした。
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観戦中、私のベンチの横に座っていたのは、ダフイチームのメンバーであるデイビッドさん。
がたいの良さと日本語がバリバリ上手な人なんで、毎年出場する選手たちにも頼られている。
日本では大学でアメフトのコーチを長年勤めているというというだけあり、控えめな日本人の性格をご存知な様。
ヒートが始まり間も無く、誰も突っ込む様子を見せないチームメンバーの様子に彼、我慢できなくなった様で
「ほらね、この波を独り占めできるとなると、どうしていいのかわからなくなるんだよね、去年もそうだったもん。乗れなきゃ浜に上がってくんなって言ったんだよ。」
まるで期待しすぎてた子供の出来が悪く投げやりな言葉をはく親の様(笑)。
心の中の私の言葉もデビットさんと同じ。
《やっぱり無理だよね、この波じゃ》
だった。
が、
反骨精神?言葉が沖の彼らに聞こえたかの様に、中村昭太がバックドアの波を見つけ、ゲットした。
写真6 昭太
「え~~~~、マジかよ!!」周りの誰からが叫んでる。
この日の波は大きすぎてバックドア方向の波は乗れる状態じゃないと思っていたのが、
ここの達人と言われているジェイミーでもなくブルースでもなくコア・ロスマンでもなく、世界的には無名な『日本人の昭太がゲット』したのだ!!
しかもチューブ被ってメイク。
会場からは大歓声。
9.33点!!
日本チームが繰り出すサプライズはさらに続いた。
松岡慧斗がレイトでテイクオフ。
放り投げられるかの様なテイクオフだったんで、
《きっとあのまま転がるだろう》
と思ってたのは私だけでなかった様で
「あ~~~」という下がり気味な声があちこちから上がった.
が、ケイトは耐えた。
強烈に固そうな波の壁にがっちりレイルを噛ませた。
そして
チューブに姿を消し、数秒後に綺麗に出てきたのだ!!!
言葉よりも動画ですよね(ウエイブ・オブ・ウィンター獲得)
Keito Matsuoka at Pipeline, January 14, 2019 | Wave 1 Angle 1
Keito Matsuoka at Pipeline, January 14, 2019 | Wave 1 Angle 2
Keito Matsuoka at Pipeline, January 14, 2019 | Wave 1 Angle 3
Keito Matsuoka at Pipeline, January 14, 2019 | Wave 1 Angle 4
Keito Matsuoka at Pipeline, January 14, 2019 | Wave 1 Angle 5
Keito Matsuoka at Pipeline, January 14, 2019 | Water Angle
ボルコムハウスから発生された熱狂の声は、ケイト本人に聞かせてあげたいくらいものすごかった。
「12フィートはあったよな」とネイサン。
ライバルになるはずの他の選手がその一本に歓喜の声をあげていた。
その一本を振り返ってみる。
きっとパイプラインを経験した人ならわかると思うが、あの波はテイクオフの時に、行きたいか行くかを悩んでる暇などない。パドルを始めて波と同調したら、もう行くしかない。「怖い」と思っらおしまいだ。怖いと思うと、体が引く。体が少しでも引いてしまったら、波の下の落ちる代わりに持ち上げられて、リップとともに振ってしまう。リップとともに降るということは、あのギザギザなリーフが待っている。
だから
行くと決めたら行くしかない。
「あの後、体が震えちゃっいました。神がかった空間でした。」がケイトの感想だ。
周りで一番喜んでいたのは、やはりデービッドさん。
「乗れなきゃ戻ってくるなって強く言ったんだよね」と、ほら、子供がすごいことすると自分の功績だと捉える。
まさに親(笑)
写真8 日本ダフイチームの裏方たち
そのライディングに出た点数はなんと12点。10点をはみ出してる。
《どういう点数のつけ方なんだろう?》
詳しい話をヘッドジャッチのパンチョに聞きに行った。
ちなみにジャッチの役目を果たすのは、ラブ・ホデール、フリン・ノバック等のパイプラインを極めたサーファーたち。
「12点が満点なんです。パイプラインはクリティカルな波ですから10点だけじゃ収まらないんですよ。」
「バックドアだからやはりバックドアの波に高得点がつくんですか?」
「それも話し合ったんですが、やはり右に行くにしても左(パイプ)に行くにしても、一つの波として平等にみようと言うことにしました」
「それにしてもパイプって波のコンディションが変わりますでしょ。
朝はクリーンで沖に出るのも楽そうな時でも、午後から波が荒れて来たら、カレントがすごくて、沖に行くのも大変だったし 良い波を探すのも難しい状況になったり。
掘れすぎていて、チャージするのに、相当な勇気が必要な日もある。
そう言う状況へ対応する態度もポイントに加えたりするんですか?」
「それはないですね。波の大きさ、クリティカル度。ライディングの完成度。あくまでも波に集中して採点してます。」
写真9 ジャッジテント&パンチョの顔
《変わっているのはポイントの付け方だけではないらしい》
チーム全員が一緒に決まった時間のパイプ(バックドア)波を分け合う形もこの大会ならではだし、ジャージ(ゼッケン)は着せないのも特別。
大会期間で波が良い限りは何ラウンドもやるという予定が未定な大会もこの大会だけ。
《全てのポイントを足して優勝者を決めるのだろか?》
たまたま横に座ってたクラブの一員でもありノースショアサーフショップのコーチングをしていたリアムに聞いてみた。
「それぞれの選手が乗った波のベスト3本になるか4本になるか、加算させて本人のポイントになるんだ。エディーが最終的に決めるんだ。」
「何ラウンドやるのか知ってる?」
「それもエディー任せ。期間中に何ラウンドも何ラウンドもできる限りやると思うよ。」
ポイントの付け方はわかったけれど、だれが勝ってるんだか負けてるんだか、全く検討がつかない。
例えば2本、さすがのマジカルチューブライドを決めたジェイミーも、もし合計4本で戦うとしたら、きっと負けてるだろうし、そこそこの波を何本も決めてた選手はたくさんいる。
とはいえ選手自体は全然気にしていない。
何度でも何度でもパイプで波乗りができればそれに越したことはないと思っている様。
不思議なフォーマットに選手の選抜もユニーク。
《一体この大会の目的はなんなのだろう?》
強面の主催者エディ・ロスマンに(恐る恐る(笑)話を聞いてみた。
写真10 エディ・ロスマン
「俺がこの大会を開催した理由は、(近くにいたサーファーの肩を抱きながら)この子の様な子供達の為なんだ。」
《この子ってどんな子?》
エディーに肩を抱かれ恐縮していた褐色の肌のローカルボーイのウルボーイに直接話を聞くことにした。
彼はビックアイランド出身の人。
ビックアイランドといえばカメハメハ大王の出身地だ。
私は参列できなかったが、この開会式は相当に神聖なものだったらしい。
カメハメハの末裔の人たちが参列させた聖なる儀式。
ハワイアンでもハワイアンでなくても、古代のチャントが行われた時には、皆鳥肌がたったという。
オープニングセレモニーの様子
カメハメハといえば戦士。
《やはりこの大会の目的は先住民の怒りを表したものなのだろうか?》
「僕の名前はウルアロハといいます。意味は『人々に愛を与えることで愛に目覚めさせる』という意味があります。お爺さんがつけてくれたんです。お爺さんは王家の人たちを癒す仕事していたヒーラー。そのおじさんがつけたのですから、僕の名前には強い先祖の思いが込められているんです。
とはいえ、愛を与えることは、簡単なことではありません。自分の気分とかで出来ないこともあるけど、ベストを尽くしています。僕はサーファーです。お金とか名誉しか反映されてない様なサーフィンの現在のサーフィンの世界で、いかにサーファーとして『大自然の愛と人々の心を繋ぐ』ことができるか、それが人生をかけての使命だと思ってます。
お金がなくてツアーを回れてなかったのに、こういう機会を与えてもらえた。こうして表に出ることができた。光栄だと思ってます。」
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《怒りをぶつけるのではなく愛情を放つのが先住民?》
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彼の言葉を聞いた私の何かが変わった様な気がした。
壁を作っていたのは私の方だったのかもしれない。
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もうロボット通訳ではない。
私の役目は、大切なことを引き出すインタビュワーだ。
急にスイッチが入りどんどん心の中の話を引き出す作業に乗り出した。
海に入ってしまえば、たとえ怒りや不満を抱えていたとしても、溶けてなくなる。俺たちは海。海は俺たち自身なんだ。
WSLのパイプマスターズなどでも選手のセキュリティー役を果たすダリルさんの話。
「何でこの仕事をしてるのかって?やってもらったことを返してるだけです。俺らが小さい時は、父や兄やエディーやらキャピーやらブライアンやらが、守ってくれた。泳ごうがサーフィンしようが、シュノーケリングをしようが、いつも彼らが僕ら子供達に怪我のないように守ってくれてた。
それが「hui o he’e nalu (フイ・オー・ヘイ・ナル)」なんです(中略)今、俺たちは陸に住んでる。けれど俺たち、元々海から来た。人類みんな元々海から来たんだよ。どっから来たかは関係ない。みんな一つ。海から生まれた生き物。海に帰れば、きっとみんな気がつくよ。海に入ってしまえば、たとえ怒りや不満を抱えていたとしても、溶けてなくなる。俺たちは海。海は俺たち自身なんだ。」
海が好きだから。海を好きな私を守ってくれた大人がいたように、大人になった私も海を守る大人になったと言うだけ。
次にウォーターパトロールのテリーさん。(ジェットスキーレスキューを編み出した方)
「子供の頃から海で遊んでいたときから、観光客とか海に慣れてない人を見るたびに注意してあげたいことがたくさんあった。私が注意することで、人の命が助かるってことを知っていたんですよね。じゃあ話を聞いてもらうにはどうしたらいいか。ビーチの監視員(ライフセーバー)になること。その業務についていた時に、より効率よくレスキューするために、80年代の初めにハワイに入ってきていたジェットスキーを使おうと、ブライアン・ケアウラナや、レスキューの腕の良い連中を集めて、いかに素早く多くの人の命を救うかを研究し続けた。」
「今はもう白髪の老人なんで、若い子に伝授してるところなんですが、私の生涯は海のレスキュー。海が好きだから。海を好きな私を守ってくれた大人がいたように、大人になった私も海を守る大人になったと言うだけ。どこの国からの人とか関係ない。一つの命を海に奪われないように、できる限りのことをして来ました。人に伝えるのは、叱ってはいけない。親切な心を持って教育するんです。」
写真11 テリーさん
サーファーの力で途切れていたものマウカ(山)とカイ(海)を再度繋ぐ。マナ(超越した力)がこの大会にあるんです。
ディレクターのマヒナさん
「全てが繋がり調和。それを一生懸命やってくれた祖先があり、今、私たちがこうして世の中を楽しませてもらっている。けれどいまは、間違った価値観がはびこり、バラバラになってます。未来のためにいま、私たちが立ち上がらないと。サーファーの力で途切れていたものマウカ(山)とカイ(海)を再度繋ぐ。マナ(超越した力)がこの大会にあるんです。」
ハワイの人たちは昔から『波はドラゴン』と捉えていました。だからリスペクトして最後の彼女のため息とダンスするんです。
ジェリー・ロペスの整体師をしていた、まゆみさんの口を通し、ケイト選手に贈られた故人ラビット・ケカイのアドバイス
「ハワイの人たちは昔から『波はドラゴン』と捉えていました。何千マイルもの距離を渡ってきて、最後のため息をついて死んでいくんです。何十フィートもの大きいドラゴンは、私たちのことを簡単に殺すことができるんです。でも、我々は、殺せませんよ、ドラゴンですから。だからリスペクトして最後の彼女のため息とダンスするんです。リスペクトしないと、最後のダンスになってしまいます。」
写真13 まゆみさん
結果はベスト3本の波のポイントが加算され決まり、、、優勝は、ハワイの無名の選手。タイラー・ニュートン(Tyler Newton )。2位がジェイミー・オブライエン。3位が松岡慧斗 4位が中村昭太(最優秀チャージ賞も獲得)5位がブルース・アイアンズ。
写真14 ショータ、ケイトとジェイミーとブルース
「スポンサーもつかなかったんで、完全に破産状態で苦しんだ時期は、『もうサーフィンはやめよう』と、海から離れてたときがありました。でも、腐って生きているよりも、もう一度ベストを尽くしてみようと、トレーニングを開始しました。食事制限から生活態度の隅々まで管理して頑張った。支えてくれた人たちのお陰です。本当に感謝してます。」とタイラー。40、000ドルを獲得した。
写真15 タイラー・ニュートン
で、課題だったダ・フイ・シュートアウトの意味は、というところ。きっと、私だけではなく、私のボスだった人、選手、カメラマン、舞台裏を守る人たち、そして読者の皆さんも、すでに見出せたと思う。答えは一人一人の心の中に眠っているのだから。
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「この大会に関われて最高嬉しいです!」
堀口晋平の試合後の感想だがきっとみんながみんが同じ思いだったはず
写真16 日本人の集合写真
私たちは何かに惹きつけられ何かしらの行動をする。
行動する理由は、決して世に褒められる様な結果を得ることではなく、
自分の中に眠っている答えを浮上させるということ。
答えが見つかればもう迷わない。
この生が続く限り、何をすればいいのか、見えてくるはず。
「海は私たち自身」そう答えを出した彼の様に。