大原洋人がラストウェイブで大逆転。稲葉玲王、安室丈、川合美乃里、都筑有夢路は敗退。男女QS6000

稲葉玲王

ミアウェザー、NSW/AUS(2019年3月14日木曜日)オーストラリアのニューカッスルで開催中のWSL男女QS6000「Burton Automotive Pro & Holmes Civil Developments Pro」は大会4日目。

 

本日は2-3フィートのバンピーなコンディションで男子ラウンド2のH16から再開し、男子ラウンド3、女子ラウンド3のH5までが終了した。

 

 

ジャック WSL / Thomas Bennett

 

トリッキーなコンディションで大番狂わせが続出。マット・ウィルキンソン、オーウェン・ライト、ウェード・カーマイケル、スチュアート・ケネディ、ライアン・カリナン、ソリ・ベイリー、ジャック・フリーストーンといったオーストラリアのビッグネームが姿を消した。

 

そんな中でラウンド3のヒート1で、ワールドNo.2のジュリアン・ウィルソン(AUS)がウェスト・オーストラリアンの神童ジャック・ロビンソン(AUS)と元CTコンペティターのカイオ・イベリ(BRA)、スチュアート・ケネディ(AUS)と対戦。

ジャック・ロビンソン WSL / Thomas Bennett

 

ジャック・ロビンソンが、クロス・ショア・ウインドを味方に付け、見事なエアマニューバーで8.607.70をスコア。ここまでのイベント・ハイエスト・ヒート・トータル16.30を記録。世界第2位のジュリアン・ウィルソン(AUS)はまさかのラウンド3敗退となった。

 

このビッグエアリバースをメイクした安室丈 deltaforce

 

本日の男子ラウンド2にはH18に安室丈、H24稲葉玲王が登場。安室丈が3位で敗退する中、スタートからチャージを見せた稲葉玲王は、5.27、4.50をスコアして、ヒートを終始リード。

 

稲葉玲王

 

残り10分を切ってリアム・モーテンセンが5.74をスコアして3位から一気にトップへ。2位となった稲葉。終了間際にカリフォルニアの新鋭ジュニアサーファーのコール・ハウシュマンドがバックハンドで6.50をスコアして一気にトップへ。3位へ押し出された稲葉は惜しくもここで敗退となった。

 

大原洋人
大原洋人のラストウェイブ

 

唯一の男子日本選手となった大原洋人は、ラウンド3のヒート7でCTサーファーのウェイド・カーマイケル、マット・バンティングらと対戦。前半リードしていたもののヒート後半に3位を強いられた大原洋人は、優先権を持って辛抱強く波を待った。そして終了間際に掴んだライトブレイクでクローズアウト・リエントリーをメイク。4.43をスコアし大逆転でラウンドアップを決めた。

 

 

大村奈央

 

男子に続き女子のラウンド3がスタート。一人離れたポジションで波を待った大村奈央はレフトブレイクを狙いスタートからバックハンドのビッグターンをメイクしてで4.90をスコア。ヒート後半に入りバックアップ3.77をスコアしてトップに躍り出る。残り10分をきり、チェルシー・トアックに逆転されるも2位を維持する大村だったが、最後にマリア・マニュエルに逆転されて3位で惜しくも敗退となった。

 

川合美乃里
都筑有夢路

 

川合美乃里と都筑有夢路は同じヒートで、メイシー・キャラハン、ホリー・ウォンと対戦。パワーハウスのホリー・ウォンが男顔負けのライディングで7.43をスコア、バックアップ4.00として完全にヒートをリード。メイシーも5.57を4.77でバックアップし2位のポジションを固める。

 

川合は4.73をスコアするも、バックアップが見つけられない。都筑はヒート後半にバックハンドで5.40をスコア。キャラハンを追い上げるも逆転ならず。惜しくもここで敗退となった。

 

 

今日もオンショアで胸肩のコンディション。レオは前半にアベレージを揃えて、かなり有利に試合を運べたが、後半に逆転され3位になった。それでもニード4.57ptは、今のレオの調子であれば問題なく出せるスコアだった。しかし最後まで波を拾えず敗退。

 

今回の敗退の理由には色々あるが、難しいアベレージポイントの試合で僅差で負けてしまった。 今回に関しては勝たないといけない試合だった。でもレオの調子は悪くないので次のマンリーは確実に結果を出せると思ってます。

 

川合は、スロースタート。ワンターンで4点台後半を出し、ジャッジからのサーフィンの評価は良かった。 だがスコアを出せる波に乗ったがミスをしてしまい、そのまま敗退。 その2本目が試合のターニングポイントになった。やはり波数が少ない中でミスをしたのが敗因になった。 レオ同様、調子が悪くないので次のマンリーに期待したいです。

 

田中樹

 

 

本日は女子ラウンド3のH5までで終了。明日はH8に前田マヒナ、H10脇田紗良がクレジット。男子ラウンド4ヒート6で大原洋人はジュニア世界チャンプのマテウス・ハーディとカレブ・タンクレッドと対戦する。

 

世界を目指す彼らの活躍を期待し、エールを送り続けたい。頑張れ!日本!

 

 

オフィシャルサイト:

http://www.worldsurfleague.com/events/2019/mqs/2960/burton-automotive-pro

 

http://www.worldsurfleague.com/events/2019/wqs/2961/holmes-civil-developments-pro