現地時間2019年2月21日木曜日:今シーズンのWSLサウス・アメリカ・リージョナルのオープニング・イベントとなるQS6000「Oiハング・ルーズ・プロ・コンテスト」は大会3日目が終了。ラウンド2のH13から再開、ラウンド3のH4までが終了した。
Highlights: Oi Hang Loose Pro Contest, day 2
ブラジル本土の沖合に浮かぶ、フェルナンド・デ・ノローニャ島のカシンバ・ド・パードレは、本日もCTのブラジルアン・チームの2人のスターがショーを独占。
イタロ・フェレイラはラストウェイブで、高さのあるエアリバースをメイク。ワンマニューバーでエクセレントの9.17をスコアし、ヒートトータル16.70ポイントという高得点をマーク。また2度の世界チャンピオンであるガブリエル・メディーナも9.93というほぼ満点を7.57でバックアップして、17.50という大会最高得点をマークした。
「最初から10に近いスコアを出せたんですが、もう1つスコアを追加する必要があると思っていたんですが、良いスタートを切れたので残りの時間をより快適に使うことができました。」とメディーナが言った。
「でもセカンドウェイブを持っていなかったので少し緊張していたんです。それから自分のセカンドスコアを出すために、たくさんの波に乗りました。明日(金曜日)また波が上がることを願います。」
本日の日本チームは、トップシードが登場するラウンド2から出場の大原洋人がH18、稲葉玲王がH19にクレジット。R1を勝ち上がった、安室丈がH21、田中大貴がH22、山中海輝がH23に登場した。
大原洋人は、スタートからバックハンドで際どいセクションにヴァーティカルに当て込むターンで4.63をスコア。それを2.33でバックアップしてヒートスコア7.00とし、ブラジルのビノ・ロペスに次いで2位につける。
後半に入り、3位を強いられた大原だったが、優先権でじっくりと波を吟味し掴んだレフトで、パワフルなバックハンドサーフィンを披露。7.67をスコアして2位に浮上。大逆転でラウンドアップを決めた。
稲葉玲王のヒートは、スタートからカリフォルニアの新鋭ジェイク・マーシャルがバックハンドで6.67のグッド・スコアをマーク。稲葉もレフトをフォアハンドでチャージを見せるも3位を強いられる。
しかし、ヒート後半に入り稲葉は高速のフォアハンドのビッグターンを連発し、5.93をスコアして大逆転でトップに。ジェイク・マーシャルに再び逆転されるも稲葉は2位をキープしラウンドアップを決めた。今回のイベントには田中樹コーチが帯同。
ラウンド1を勝ち上がった安室丈、田中大貴、山中海輝の3名は、QS6000の厚い壁に阻まれて惜しくもラウンド2で敗退となった。
明日ラウンド3が再開されれば、H9で稲葉玲王はイアン・クレイン、ビノ・ロペス、ピーターソン・クリサントと対戦。H10の大原洋人は、 ブレイナー・シルヴァ、ジェイク・マーシャル、ルーカス・ヴィセンテと対戦する。
世界を目指す彼らの活躍を期待し、エールを送り続けたい。がんばれ!日本!
ネクストコールは現地時間の 2019年2月22日7時、日本時間の 2019年2月22日19時。
http://www.worldsurfleague.com/events/2019/mqs/2945/hang-loose-pro-contest