![Olympic-Games](https://surfmedia.jp/wp-content/uploads/2019/02/Olympic-Games.jpg)
パシフィコ横浜で開催されたボードカルチャー&ファッション展示会のインタースタイルの会期中に、日本サーフィン連盟、日本プロサーフィン連盟、ワールド・サーフ・リーグ・ジャパンの合同による記者会見が開催された。
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記者会見には、各団体の代表が出席。日本サーフィン連盟(NSA)理事長の酒井厚志氏、NSA副理事 兼 東京オリンピック組織委員会サーフィンスポーツマネージャーの井本公文氏、日本プロサーフィン連盟(JPSA)理事長の細川哲夫氏、ワールド・サーフ・リーグ・ジャパン(WSL JAPAN) 代表の近江俊哉氏、
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そして、来日中の国際サーフィン連盟(ISA)のエグゼクティブディレクターであるロバート・ファスロ氏も記者会見に参加。記者会見では、2018 ISA世界選手権と世界ジュニア選手権でのW優勝を報告。そして今年開催される「JAPAN OPEN OF SURFING」の概要、2020に向けた2019年の予定などが発表された。
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今年9月の宮崎で2020年の東京オリンピックに出場できる選手が決まる。
今年9月に宮崎で開催される「ISAワールドサーフィンゲームス(WSG)」で、2020年の東京オリンピックに出場できる選手が決まる。 この大会でアメリカを除く4大陸(アジア、欧州、アフリカ、オセアニア)で最上位を取った選手が該当。男女合わせて8名のオリンピアが選考されることとなる。
しかし、これは国として出場枠であって、その該当した選手個人の確定ではない。あくまでも内定だ。 なぜなら、2020年の東京オリンピックの前にISA 2020 WSGが開催されるので、その結果を待って正式な代表選手が確定することになる。
日本の場合。
1. WCT枠(確定は2019年12月CT終了後)
2. ISA 2019 WSG枠(確定は9月大会終了後)
3. ISA 2020 WSG枠(開催日程、場所は未定)
と3つの枠(3名)がある。 これをすべて確保できた場合でも、各国出場枠は男女とも最大2名まで。 3名選出できた場合、2名を決めるための優先順位は1. WCT、2. ISA 2020 WSG、3.ISA 2019 WSGの順と発表されている。
よって、オリンピックの日本代表選手は2020年のISA 2020 WSG が終了して初めて確定となるが、2019年のISA WSGでアジアNo.1になれば、代表選手として一歩リードした形になる。
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ISA ワールドサーフィンゲームス2019
オリンピックの選考枠がかかる2019年9月に宮崎で開催されるISA WSGは、50カ国以上の参加が見込まれており、各国男女とも3名(合計6名)が出場でき、300名の以上の出場が想定されている。
この試合に日本人選手が出場するには、CTを含むWSLワールドランキング、ISAの大会の過去の実績、「Japan Open of Surfing」優勝者から男女各3名が決定となる。
ISA WSG2019 日本代表としての出場資格(男女とも)
- 2018ワールドランキング1位(1名)《WSL Championship Tourも含む》
- 2019世界選手権選考大会(第1回ジャパンオープンオブサーフィン)優勝者(1名)
- ISA世界選手権の成績(強化部推薦枠)(1名)
第1回 ジャパンオープンオブサーフィン
そのサーフィン日本代表選手「波乗りジャパン/NAMINORI JAPAN」の中の一枠を争奪する「第1回 ジャパンオープンオブサーフィン」が、2019年5月6日(月)〜7日(火)までオリンピック会場となる千葉県一宮町 釣ヶ崎海岸(志田下ポイント)で開催。
この男女共16名と限られた選手のみ出場できる「第1回ジャパンオープンオブサーフィン」は、2019年3月30日(土)〜31日(日) 千葉県鴨川市東条海岸(マルキポイント)にて行われる、2019年強化指定選手合宿が、この16名の出場選考も兼ねた合宿となる。http://japanopenofsurfing.jp/
- 大会名称 第1回 ジャパンオープンオブサーフィン
- (英名:THE 1st JAPAN OPEN OF SURFING)
- 開催期間 2019年 5月6日(祝)、7日(火)
- 開 催 地 千葉県一宮町 釣ヶ崎海岸
- 主 催 一般社団法人 日本サーフィン連盟(NSA)
- 主 管 ジャパンオープンオブサーフィン実行委員会
- 出場選手 男子16名、女子16名
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今後のスケジュールとしては、
2019年3月30日(土)〜31日(日)鴨川で強化合宿が開催され、男女16名の「第1回ジャパンオープンオブサーフィン」出場者が決定。
2019年5月6日(月)〜5月7日(火)釣ヶ崎海岸(志田下ポイント)「第1回ジャパンオープンオブサーフィン」の優勝者はISA WSG2019へ出場が決定。
2019年9月7日(土)〜9月15日(日)宮崎県木崎浜で開催されるISA WSGで男女3名の日本代表が出場。この試合でアジアチャンピオンとなればオリンピック出場権が獲得できる。
また、2019年の7月18日(木)〜21日(日)には、「オリンピックのテストイベント」が会場となる千葉県一宮町 釣ヶ崎海岸(志田下ポイント)で開催予定。
オリンピック・イヤーの2020年も、2019年同様に強化合宿から「ジャパンオープンオブサーフィン」、最終予選となるISA WSGが4〜5月に行われ、7月にオリンピック開催となる予定。
サーフィン史上初となるオリンピック競技としてのサーフィンがどのような形で行われていくのか。今後も注目していきたい。
オリンピック全体の予選の流れ
2019年5月~2020年5月 |
予選期間 |
2019年9月7日(土)-9月15日(日) |
2019 ISA WSG宮崎 |
2019年3月~12月 |
WSL ランキングリスト決定後、枠の割当の確認 |
各予選大会後の一週間以内 |
ISA 公式サイトで結果の発表と各国の枠 獲得状況の報告。 |
2020年6月26日 | 不使用枠の再割当 |
2020年7月6日 | 東京五輪エントリー締め切り |
2020年7月24日~8月9日 | 東京五輪 2020 |
サーフィン競技の資格認定プロセス-オリンピック東京2020-