ハレイワ、ノースショア、オアフ/ハワイ(2018年2月3日土曜日)ハワイ・オアフ島ノースショアのバンザイ・パイプラインで開催中の「 2018 VOLCOM PIPE PRO」大会4日目は、予想通りのXLスウェルがヒット。ウェイブ・フェイス18-20フィート・レンジというタフなコンディションのなかで、ラウンド4のヒート7から16ヒートまでが行われた。
Day 4 Highlights – 2018 Volcom Pipe Pro
非常に難しいウェイブ・セレクションが明暗を分けた本日。番狂わせも続出するなかで、チャンピオンシップ・ツアー(CT)サーファーで世界チャンピオンのジョン・ジョン・フローレンス(HAW)、セバスチャン・ジーツ(HAW)、レオナルド・フィオラバンティ(ITA)など、活躍を期待された多くのサーファーがイベントから姿を消した。
そんな中でハワイアンのイズキール・ラウ(HAW)は今日のベスト・スコア8.0をパイプライン・バレルのトリッキーなフォーム・ボールを抜け出しスコア。1位でラウンドアップを決めた。
「あの8.0を手に入れることができて最高でした。次のラウンドへ勝ち上がれてハッピーです。できれば、もう少しフレンドリーなコンディションになって欲しいですけど。」と、ラウはコメント。
今日最大の番狂わせは2Xワールド・チャンピオンのジョン・ジョン・フローレンス(HAW)がラウンド4のヒート8での敗退。終了間際2位だったフローレンスは、終了ホーン寸前にロブソン・サントス(BRA)がバックアップ・スコアを手に入れて逆転負け。サントスとボルコム・ワイルドカードのノア・ディーン(AUS)がラウンド5進出。
「コンディションは、今日、本当にビッグでした。」と、フローレンスはヒート終了後に言った。
「予報でも巨大になるって言っていて、でもそれがデカ過ぎるか、良いサイズになるか分からなかった。最終的にちょっと大きすぎでしたね。たくさんビッグセットも入ってきたし、ポジションをキープするのは難しかったです。でも追いつ追われつの楽しいゲームでしたけどね。小さい波をつかめずに運がなかったけど、別の場所にサーフィンに行けるのでラッキーかな。今頃どこかで凄い波が割れてますよ。」
昨年のイベント勝者であるソリ・ベイリー(AUS)もラウンドアップ。メイソン・ホー(HAW)も2位でラウンドアップを決めた。
ボルコム・ラスト・チャンス予選を1位通過したジェイミ・オブライエン(HAW)は再び、彼のパイプでの熟練の技を証明するチャンスを手に入れて、ヒートのハイエスト・シングル・ウェイブ・スコアをマーク。バックハンドで分厚いインサイド・セクションへチャージを見せて7.27をスコアした。
手に負えないコンディションが改善されなかったため、コンテスト主催者はハワイ時間の午後1時30分までコンペティションをオンホールド、そのまま本日の試合はキャンセルとなった。
「今日は大きなスウェルが入り、時々パイプがクローズアウトしたが一晩で少し落ち着くだろう。」と、WSLハワイ/タヒチ・ヌイ・ツアー・マネージャーのマーティ・トーマスは言った。
「明日は、8-10フィート・レンジのパイプとバックドアには理想的なサイズとなりそうだ。オフショアの風も弱く、ボルコム・パイプ・プロのファイナル・デイがエピック・ウェイブで行われるだろう」。
また、本日はラウンド4の最終ヒートに出場予定だったトップシードのコナー・コフィンが欠場。補欠待ちをしていた脇田貴之にとって2度目のチャンスが訪れた。ヒートではサードリーフでブレイクする波にテイクオフ。インサイドでクローズアウトするビッグバレルで果敢にチャージを見せて、4ポイントをスコア。厳しいコンディションでトータルポイント5.77をスコアして、2位でラウンド5へ進出を決めた。
https://www.redbull.tv/video/AP-1U4RG5XZS2111/oahu-day-4
明日は、昨日ラウンド5へ進出を決めた大野修聖とともに脇田貴之が、どんなチャージを見せてくれるのか楽しみだ。大野修聖はヒート4で、ジョシュア・モニーツ、ソリ・ベイリー、ノア・ディーンと対戦。脇田貴之は、ヒート7でイズキール・ラウ、カルロス・ムニョス、マルコ・ジョージと対戦。
世界を目指す彼らの活躍を期待し、エールを送り続けたい。頑張れ!日本!
オフィシャルサイト:
http://www.worldsurfleague.com/events/2018/mqs/2609/volcom-pipe-pro
ラウンド4
H7:ソリ・ベイリー(AUS)、メイソン・ホー、バロン・マミヤ、ハッカミ・コレイア(PRT)
H8:ノア・ディーン(AUS)、ロブソン・サントス(BRA)、ジョン・ジョン・フローレンス、ノメ・ミニョ(FRA)
H9:ホアキン・デル・キャスティリョ(PER)、イアン・ウォルシュ、セバスチャン・ジーツ、バララム・スタック(USA)
H10:アルヴァーロ・マルパルティダ(PER)、ミッチェル・パーキンソン(AUS)、ルーカス・シルベイラ(BRA)、ミッチ・コルボーン(AUS)
H11:クリストバル・デ・コル(PER)、タナー・ヘンドリクソン、レオナルド・フィオラバンティ(ITA)、ブレント・ドーリントン(AUS)
H12:フィン・マギル、マイキー・ライト(AUS)、コア・ロスマン、ヒズノメ・ベテーロ(BRA)
H13:イズキール・ラウ、ラヒキ・ミナミシン、ライリー・レイン(AUS)、セス・モニーツ
H14:カルロス・ムニョス(CRI)、ジェイミ・オブライエン、ベンジ・ブランド、ジェロニモ・ヴァーガス(BRA)
H15:ミゲル・トゥデラ(PER)、マルコ・ジョージ(URY)、カラニ・デイビッド、ジョーディ・コリンズ(USA)
H16:ウィスリー・ダンタス(BRA)、脇田貴之(JPN)、ニック・フォン・ラップ(PRT)、パーカー・コフィン(USA)