バーレー・ヘッズ、QLD/AUS(2018年1月28日日曜日)-オーストラリアのバーレーヘッズで開催された男女QS1000イベント「フライト・センター・バーレー・プロ」が終了。ニック・スクワイヤーズ(AUS)とコビー・エンライト(AUS)のオージーペアが優勝した。
ファイナルデイに、スウェルがようやく到着。4-日間のベスト・デイが提供されて3-4フィートのコンディションでコンテストはクライマックスを迎えた。男子のファイナルはNSW出身の36才のニック・スクワイヤーズが、サウス・アフリカのアディン・マセンキャンプと対戦。スクワイヤーズが17.40のウイニング・ヒート・トータルを記録して勝利した。
本日は男子ラウンド4からスタート。昨日ラウンドアップを決めた小林桂、山中海輝、河谷佐助、上山キアヌ久里朱、新井洋人の4人が登場し、小林桂、山中海輝、河谷佐助、上山キアヌ久里朱がラウンドアップ。
ラウンド5では山中海輝、河谷佐助、上山キアヌ久里朱の3名が同じヒートにとなり、ヒート終盤に7.90をスコアした上山キアヌ久里朱が2位でクオーターファイナルに進出を決めた。
クオーターで上山は強豪ミッチ・クルーズと対戦。そのラウンドでも勢いに乗る上山は、乗る波、乗る波がエクセレントレンジのスコアをたたき出し圧勝した。
セミファイナルでは優勝したニック・スクワイヤーズと対戦。上山は、ここでもスタートから6.50をマークして好調なスタートを切る。続けてアンダープライオリティでクリティカルなビックマニューバーでリードを広げていく。
さらに7ポイントを2本揃えた上山はヒートを完全にコントロール。水を得た魚のようにバーレーポイントの波を縦横無尽に乗りこなす。
しかし残り10分を切って、ニック・スクワイヤーズがパワーハウスぶりを発揮し、大きなスプレーを上げるパワーハックで9.60をスコア。大逆転に成功。ニード7.76に追い込まれた上山は惜しくもここで敗退となった。
脇田紗良が準優勝。
女子ではクオーターファイナル進出を決めていた脇田紗良が7.75をスコアして、アリッサ・ロックを破ってセミファイナル進出。セミファイナルでは強敵ディミティ・ストイルと対決。試合は8.75のエクセレントをたたき出した脇田のペースとなり、7.35でバックアップした脇田が圧勝。ついにファイナル進出を決めた。
コビー・エンライトとのファイナルでもスタートから6ポイントをスコアして開始。好調な滑り出しを見せる脇田。ヒート前半はエンライトと互角の戦いを演じるも、終盤にエンライトが8.25のエクセレントをマーク。さらにヒート終盤には2本目の8ポイントをスコアされてコンビネーションに追い込まれた。最後まで諦めない脇田は最後に6.75をスコアするも2位でフィニッシュとなった。
今回は脇田紗良にとって、2016年に愛知県で行われたQSイベントに続く2度目のQSファイナル進出で、2度目の第2位でのフィニッシュ。今回のバーレーでの素晴らしい経験にストークする一方でファイナルのサーフィンに心残りもあったようだ。
「最終結果は少し残念ですけど、素晴らしい経験でした」と、脇田は言った。「今回が自分にとって初のバーレーでした。波はスモールな時でも凄くファンな波でしたね。ファイナルをメイクできて、トップシード選手を克服できたことは自分の自信に凄くつながりました。次のイベントが本当に楽しみです。」
今年初めに行われたWJCではジュニア日本代表として参戦し、僅差で敗れたものの13位でフィニッシュ。続いてシドニーのマルーブラ・ビーチで開催されたイベントでは9位となり、調子を上げ、今回は見事2位となった。脇田紗良はこの後、キャバリタ・ビーチで 1月 31日から開催される「Mothernest Tweed Coast Pro」に参戦予定。
今シーズンはWJCで安室丈が日本人初の表彰台で準優勝の快挙にはじまり、イスラエルのQS3000で小林桂3位、稲葉玲王5位。、川合美乃里と大村奈央がQS6000で9位、ISAロングでも田岡なつみが日本初の表彰台で4位入賞。浜瀬海も6位と好成績が続く日本のサーフ・アスリートたち。
世界を目指して戦い続ける、日本のサーフ・アスリートたちの活躍を期待し、エールを送り続けたい。がんばれ!日本!
http://www.worldsurfleague.com/events/2018/mqs/2605/flight-centre-burleigh-pro