ISAサーフィン世界選手権DAY06。大村奈央はファイナルデイを前に敗退。記録更新ならず。
(プラヤ・ポポヨ、ニカラグア、2015年6月6日)世界中から集まった選 り抜きのトップ・サーファーによって競われるサーフィンの オリンピック「ISAワールド・サーフィン・ゲームズ」は大会6日目。本日はメンズのリパチャージ6からスタート。大会もいよいよ大詰め。
メンズのリパチャージはラウンド6、7、8。そしてウイメンズのリパチャージはラウンド4、5、6。メンズのラウンド5、ウイメンズのラウンド4が行われ、その後、国別のチームチャレンジ「アロハカップ」ファイナルが行われた。
そんな中で、リパチャージを強いられていた、カルロス・ムニョスは、イベントのベスト・エア・リバースをメイク。9-ポイント・レンジのエクセレントスコアで、3つのリパチャージ・ラウンドを勝ち上がった。
「勝ち上がれて最高ですよ。我々コスタリカにはポイントが必要なんです。タイトルレースは増々ハードになって来ました。自分の戦略は、リラックスして、エネルギーをセーブしながら、楽しんでファイナルまで勝ち上がる事。それがサーフィンですからね。」とカルロスが言った。
また、ウイメンズのリパチャージ・ラウンド6のファーストヒートでは、ニュージーランドのページ・ハレブが、2015年のISAワールド・サーフィン・ゲームズ初の10-ポイント・ライドをスコア。コスタリカのレイラニ・マクゴナグルは、2014年のメダリストであるアナリ・ゴメス(PER)とフィリッパ・アンダーソン(AUS)を破リ、注目を集めた。
そんな彼らの所属するチーム・コスタリカは、ISAアロハ・カップのゴールド・メダルを獲得。チーム・ペルーが銀、チーム・オーストラリアがブロンズ、チーム・アルゼンチンが銅メダルとなった。
チームジャパン最後の砦となった大村奈央は、リパチャージのラウンド4ヒート2に登場。コスタリカのレイラニ・マクゴナグル、ペルーのミラスカ・テーヨ、パナマのサマンサ・アロンゾと対戦。大村奈央はセットの波を待ち、セットの波をゲット。大きなカーヴィングターンからインサイドまで繋ぐも3.67。続けてミドルから掴んだ波も4.5とスコアが伸びない。
一方で、ファーストマニューバ―からビッグなカーヴィングのコンビネーションを見せたペルーのミラスカ・テーヨがエクセレントの9.0をスコアしてリード。大村はヒート終盤にセットのグッドウェイブを掴み、パワーフルなリエ ントリーとカーヴィングターンで6.77をゲット。しかし、そこでタイムアップとなり3位で敗退。
2大会連続で5位入賞という記録を持っていた大村奈央だったが、今大会は13位でフィニッシュとなった。ISAのイベントでは、何度もピンチをチャンスに変えて来た大村だったが、今回の目標としていた表彰台は叶わぬ夢に終わってしまった。
日本時間で今晩行われるファイナル・デイのライブ・ウェブキャストは、現地時間午前10時00分、日本時間深夜1時ら開始予定。
大会6日目が終わり、日本は27カ国中12位。
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2015 ISA World Surfing Games
開催国 ニカラグア ポポヨ
開催日 2015年5月31日~6月7日(現地時間)
<派遣選手>
・メンズオープン
田中大貴 、中川雅崇、堀越力、中塩裕貴
・ウィメンズオープン
鈴木姫七、大村奈央