VISSLA ISAワールド・ジュニア大会6日目。仲村拓久未がリパチャージを勝ち上がる。
現地時間、2014年4月11日:エクアドルで開催中のVISSLA ISAワールド・ジュニア・サーフィン・チャンピオンシップ(WJSC)」は大会6日目。本 日は、全てリパチャージの敗者復活戦で、メイン会場のみでの開催。
ボーイズU-16リパチャージ・ラウンド5が現地時間8時からスタート。第1ヒートにリパ4を1位で勝ち上がった安室丈がチームジャパンの先陣を切って登場。ヒート2には、中塩裕貴、ボーイズ・アンダー18のリパチャージ5ヒート2には、仲村拓久未、リパチャージ6のヒート1には大原洋人、ガールズ・アンダー18リパ5ヒートには、田代凪沙が登場。またチームチャレンジのアロハカップのセミファイナルに日本チームが登場した。
Boys Under 16
大会6日目の朝の第一ヒートに登場した安室丈。フレンチサーファーのマティス・コルゾンとティトーン・ボイエ、ポルトガルのフランシスコ・アルメイダと対戦。いつものごとく朝はトリッキーコンディション。バックハンドでヒートのハイエスト7.67をマークした安室だがバックアップを見つけられない。逆にアベレージを2本揃えたマティス・コルゾンが1位。2位をキープした安室丈だったが、ヒート後半にティトーン・ボイエがトップへ。3位を強いられる安室。そのままタイムアップとなり安室は悔しい3位敗退。19位でフィニッシュとなった。
中塩裕貴は、ヒート2に登場。ハワイのノア・ミズノとカウラナ・アポ、ブラジルのサミュエル・プポと対戦した。中塩はスタートから緩慢なセクションが多いなか、掘れたグッド・セクションを見つけをバックハンドでのチャージを繰り返す。ヒート中盤にブラジリアンがリフォームするビッグセットをキャッチ、 6.33のハイスコアをゲットする。4位だったノア・ミズノもフォアハンドで 6.70をスコアし2位に浮上。中塩は4位を強いられて残り時間3分。最後まで諦めずチャージを繰り返したが惜しくもここで4位敗退。22位でフィニッシュとなった。
Boys Under 18 リパチャージ
ボーイズ・アンダー18のリパチャージ5ヒート2に仲村拓久未が登場。イタリアのレオナルド・フィオラバンティ、ペルーのエイドリアン・ガルシア、地元エクアドルのエスナイデル・パラレスと対戦した。仲村拓久未は、スタートからバックハンドの素晴しいコンビネーションを見せて4.10をスコア。幸先の良いスタートを切る。
しかし、2本をまとめたエスナイデル・パラレスと。6.33をスコアしたフィオラバンティが上位をキープ。仲村は3位のポジションで後半戦へ。小振りながらオープンフェスなレフトを掴んだ仲村は、ボトムターンとトップターンを何度も繰り返し、4.10をスコア。逆転に成功してトップを奪う。その後にフィオラバンティに逆転されるも、仲村は2位をキープ。リパチャージ6へ勝ち上がった。
大原洋人がまさかのインターフェア。
リパチャージ6のヒート1には、大原洋人と仲村拓久未が登場。オーストラリアのモンティ・テイが、スタートからコンスタントに7.67、5.99をスコア。ヒートを完全にリードする。仲村も、インサイドのレフトを掴んでスコアを刻み2位をキープする。大原洋人は、じっくり波を選び、後半に入りようやくファーストウェイブを掴むも、それがインターフェアとなる。しかし、すぐに気持ちを切り替えライトのセットを掴み、ブロウテール・リバースを決めるが高得点には至らず4.83。仲村は後半もスコアを伸ばし、10.17のヒートスコアでラウンドアップ。大原洋人はインタフェアが響いて4位で敗退。16位でフィニッシュとなった。
リパチャージ6を勝ち上がり、リパチャージ7ヒート2に登場した仲村拓久未は、イタリアのレオナルド・フィオラバンティ、オーストラリアのルーク・ハインドとの3人ヒートを戦った。このヒートは上位2名がラウンドアップ。そんな中、イタリアのレオがエクセレントを2本スコアし、トップを独走。ルーク・ハインドとの2位争いの末、仲村が6.33 、 4.87でヒートスコア11.20で2位でラウンドアップした。
ガールズ・アンダー18リパ5ヒートには、田代凪沙が 登場。ニュージーランドのジャスミン・スミス、アルゼンチンのルシア・コゾレートとの3人ヒートを戦った。ヒートはスタートからルシア・コゾレートが 4.00をスコア。ジャスミン・スミスも2本を揃え、ヒートスコア5.17でリードする。田代は全くリズムか掴めないまま、タイムアップ。惜しくも3位敗 退。11位でフィニッシュとなった。
またチームチャレンジのALOHAcup のセミファイナルが行われ、オーストラリア、フランス、日本、そして開催国のエクアドルが出場。1チーム5人、1ヒート50分で1人3本乗り、トータル15本のスコアを全てを足して競われる競技。チームジャパンは、チームジュニアジャパンは河谷佐助、大原洋人、黒川日菜子、西修司、キャプテン仲村拓久未。二連覇を目指すTeam JAPANの結束力が発揮され1位通過。最終日に行われるALOHAcup FINALの切符を手にした。
大会6日目が終了し、現在国別順位は6位のチームジュニアジャパン。既に11名が敗退し、キャプテン仲村拓久未の活躍に期待が掛かる。明日大会7日目は、ボーイズのアンダー18クオリファイ5からスタート。アンダー16クオリファイ5、そしてガールズ・アンダー16クオリファイ4、ガールズ・アンダー18クオリファイ4、現地10:40amからキャプテン仲村拓久未のボーイズのアンダー18リパチャージ8がスタート予定で、ヒート1でカノア五十嵐らと3人ヒートで対戦予定。ボーイズはリパ9、ガールズはリパ7まで行われ、最後にチームチャレンジのALOHAcupのファイナルも行われる。がんばれ!日本!。
ISA World Junior Surfing Championship
開催国 エクアドル サリナスビーチ
開催日 2014年4月5日~13日(現地時間)
オフィシャルサイト:http://www.isasurf.org/
<これまでの日本代表選手の結果>
U-16ボーイズ:安室丈:19位、中塩裕貴:22位、
野呂海利:49位、西優司:49位U-18ボーイズ:仲村拓久未、大原洋人:16位、
河谷佐助:61位、西修司:37位U-16ガールズ:川合美乃里:16位、大矢ひいな:19位
U-18ガールズ:田代凪沙:11位、黒川日菜子:13位
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「2014 Vissla ISA World Junior Surfing Championship 」チームジャパン結団式
VISSLA ISAワールド・ジュニア・サーフィン・チャンピオンシップの日本代表選手が発表。
オフィシャルサイト:http://isawjsc.com/
チームジャパンの現地ブログ http://blog.livedoor.jp/nsaorg/