西優司、森友二と野中美波が準決勝進出。日本4位をキープ。ISA世界ジュニア選手権8日目

西優司、森友二と野中美波が準決勝進出。日本4位をキープ。ISA世界ジュニア選手権8日目 


4位のチーム・ジャパン Photo: ISA / Sean Evans

 

サンミゲル・アイランド、アゾレス、ポルトガル、2016年9月24日土曜日:ポルトガルで 開催中の「VISSLA ISAワールド・ジュニア・サーフィン・チャンピオンシップ2016(ISA世界ジュニア選手権)」は大会8日目。

 

明日のファイナルデイを前に、チーム・フランスが単独トップに躍り出た。初のチーム・ゴールド・メダル獲得へ向けてチャージする。2位で追いかけるのはチーム・オーストラリア。3位にハワイ、それを4位の日本が追いかける。

 


キャプテン田中大貴 Photo: ISA / Sean Evans

 

 

午後に行われたISAアロハ・カップのファイナルでは、チーム・ハワイが金メダルを獲得。日本チームもキャプテン田中大貴、中塩裕貴、森友二、西優司、橋本恋の5名が戦った。トップの森友二がオープニングライドで5.10をスコアして、幸先の良いスタートを切った日本チームだったが、ハワイのノア・ミズノが8.67のエクセレントでチャージ。

 

アロハカップでチャージした中塩裕貴 Photo: ISA / Miguel Rezendes

 

 

日本は2位をキープしていたが強豪フランス、コスタリカの粘り強さに押されて4位に追い込まれた。昨日同様アンカーを務めたキャプテン田中大貴が巻き返しを図るも、日本はアロハカップ4位でフィニッシュとなった。


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大会8日目ハイライト映像Competition Day 8 – 2016 VISSLA ISA World Junior Surfing Championship

 

西優司 Photo: ISA / Miguel Rezendes

 

西優司、森友二のWユウジと野中美波がSF進出。

 

本日の日本チームは、ボーイズU-16ラウンド5には、伊東李安琉、森友二、西優司。ボーイズU-18ラウンド5には、田中大貴。ガールズU-18ラウンド4には橋本恋。ガールズU-16ラウンド4には野中美波という、6名の選手が戦った。


西優司 Photo: ISA / Miguel Rezendes

 

 

ラウンド5を2位でラウンド6へ勝ち上がった西優司。ヒート中盤に2位に浮上し、4.07を3.60でバックアップ。3位との差を広げるために、その後もチャージを続ける西優司だった。そして、残り時間5分を切って、クリティカルなバックハンド・リエントリーで6.67をスコア。ヒートスコアを10.74として2位でセミファイナルへ勝ち上がった。

 

 

ラウンド5をラストライドの大逆転で切り抜けた森友二。ラウンド6ではスタートから激しくチャージを見せ、バックハンドで3.73、5.50を続けてスコアして、ヒートスコア9.23でヒートをリード。ヒート中盤に6.50をスコアしたマルコ・ミニョに逆転され2位となる森。3位フランスの選手がエアリバースで逆転。


森友二 Photo: ISA / Miguel Rezendes

 

3位となった森だったが掘れ上がったセクションを持つレフトをキャッチ。バックハンドでクリーンでスムースなサーフィンで反撃。7.67をスコアして大逆転。一気にトップポジションを手に入れた森友二は、そのままセミファイナル進出を決めた。

 

最後は歯車が噛み合わなかった田中大貴 Photo: ISA / Miguel Rezendes

 

 

ボーイズU-18最後のひとりとなった田中大貴。際どいセクションへチャージを繰り返す田中は、ヒート後半に巻き返しを図るも、昨日までのスコアリング・ポテンシャルのある波を見つけられなかった。

 

最後の望みを託し掴んだラストウェイブで素晴しいファーストターンからクローズセクションのリエントリーでワイプアウト。逆転ならず、惜しくも4位敗退。13位でフィニッシュとなった。

 

 

伊東李安琉 Photo: ISA / Miguel Rezendes

 

連日の大逆転で勝ち上がって来たボーイズU-16の伊東李安流。ラウンド5を勝ち上がるも、ラウンド6では最後は神に見放され13位でフィニッシュ。

 

ラウンドアップかと思った橋本恋だったが Photo: ISA / Miguel Rezendes

 

 

ラウンド4の橋本恋は2本の3ポイントで2位を維持するも、後半にフランスの選手が2本の高得点でトップへ、3位を強いられる橋本。

 

ラストウェイブでフォアハンドのビッグリエントリーで4.43をスコア。逆転するも、直後に再び逆転され3位に押し出されて、9位でフィニッシュとなった。

 

ヒーローインタビューを受ける野中美波

 

野中美波は、ビッグなボトムターンからのバックハンド・リエントリーを決めてヒートを開始。ニュージーランドの選手に次いで2位をキープする。バックハンドで4.17をスコアして、トップポジションへ。更にフォアハンドのビッグターンで4.57をスコア。2位との差を広げて1位でセミファイナル進出を決めた。


 

ついにファイナルデイを迎えるISA世界ジュニア。日本チームはボーイズU-16西優司、森友二のWユウジと、ガールズU-16野中美波が準決勝進出を果たした。

 

 

ボーイズU-16のWユウジはセミファイナル第1ヒートで優勝候補であるアメリカのイーサン・オズボーンと3人ヒートを対戦。第2ヒートではもう一人の優勝候補であるオーストラリアの神童カイアス・キングAUS、フランスの2名トーマス・デビエールFRA、マルコ・ミニョFRA。

 

ガールズU-16野中美波は、ゾイ・マクドゥーガルHAW、インディア・ロビンソンAUS、エリー・ターナーGBRとセミファイナル第2ヒートで対戦。優勝候補であるアメリカのキャロライン・マークスとアリッサ・スペンサーは第1ヒート。

 

明日のファイナルデイは、現地時間9時からスタート。


セミファイナル・ガールズU-16、
セミファイナル・ボーイズU-16、
セミファイナル・ガールズU-18、
セミファイナル・ボーイズU-18
ファイナル・ガールズU-16
ファイナル・ボーイズU-16
ファイナル・ガールズU-18
ファイナル・ボーイズU-18

 

のスケジュールとなっている。

 


メダルに向けて、一丸となって勝ち進むU18波乗りジャパン。

 

日の丸を背負い戦う若き選手たちへ熱いエールを送りたい。がんばれ!日本!

 

ポルトガルのアゾレス諸島最大のサンミゲル島北部のモンテ・ヴェルデ

現地時間の9時は、日本時間の18時です。

 

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Photo: ISA / Miguel Rezendes

2016 VISSLA ISA World Junior Surfing Championship

開催国 ポルトガル アゾレス諸島
開催日 2016年9月17日~9月25日(現地時間)

<派遣選手>

・U18Boys

黒川楓海都、田中大貴、中塩裕貴、西慶司郎

・U16Boys

伊東李安琉、西優司、藤沼佳太郎、森友二

・U18Girls

橋本恋、松田詩野

・U16Girls

川合美乃里、野中美波

 

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