
ケリー・スレーターが、マドリッドで開催された「2025年ローレウス・ワールド・スポーツ・アワード」において、「ローレウス・ライフタイム・アチーブメント賞(生涯功労賞)」を受賞した。
2000年に始まったこの権威あるイベントは、スポーツ界に大きな影響を与えた世界中の個人を表彰するもので、スレーターにとって5度目の受賞となった。25年間ローレウス・アカデミーのメンバーである伝説のウォーターマン、ロビー・ナッシュがプレゼンターを務めてスレーターに賞を手渡した。
「受賞者の皆さん。おめでとうございます。今夜ここにいる多くの人々が、私の人生にインスピレーションを与えてくれた人たちです。子供の頃、フロリダ出身の私が、自分の住む地域から世界タイトルを獲得できるかどうか、自信はありませんでした…しかし今、振り返ってみると、私たちのスポーツでは、私の州から 22のワールドタイトルが生まれています。」
53歳のスレーターは、アスリートで構成される委員会によって投票された栄誉について、こう言った。
「アスリートたちの委員会が、最高のアスリートに投票するんだ。それが最大の栄誉ですね。世界には、ファンの支持やそのようなものに基づく人気投票がたくさんあるが、これは本当に実力と、キャリアのある時点で達成した客観的な順位に基づくもの。仲間にジャッジされることは最高の栄誉であり、この賞はそれを実現するもの」。
このスレーターの快挙は、NFLのクォーターバック、トム・ブレイディ(2022年)、テニスのビリー・ジーン・キング(2021年)、F1のニキ・ラウダ(2016年)、ペレ(2000年)などに続くエリート中のエリートである。
ローレウスは生涯功労賞の受賞者を常に選出するわけではないので、スレーターの受賞はさらに名誉なことだ。実際、生涯功労賞の独占性は、多くの人がこれをスポーツ界のオスカーに相当するものと考える所以である。
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スレーターがカルティエ・デザインの銅像を手にするのは2025年で5度目となる。彼はこれまで、2007年、2009年、2011年、2012年にワールド・アクション・スポーツパーソン・オブ・ザ・イヤーを受賞している。
レイン・ビーチリー(2004年)とステファニー・ギルモア(2010年)がこの賞を受賞した唯一のサーファーである。
ローレウス・ワールド・スポーツ・アカデミーがこのイベントを開催し始めてから25年間で、生涯功労賞受賞者はわずか19人に過ぎない。サッカー選手(6人)が最も多く、ケリー・スレーターはアメリカ人選手として4人目の受賞者となった。
ローレウス世界スポーツ賞(The Laureus World Sports Awards)は、各年に世界のスポーツの各分野で活躍した個人及び団体を選出して称える賞。「スポーツ界のアカデミー賞」として、ダイムラーとリシュモンが共同で創設した。パートナーとしてメルセデス・ベンツとインターナショナル・ウォッチ・カンパニーがサポートを行っている。