男子U18キャプテンの渡邉壱孔と女子U16石井有沙がメインラウンド5に進出。ISA世界ジュニア大会6日目

渡邉壱孔と石井有沙

サーフシティ・エルサルバドル – 2024年5月9日

2024年サーフ・シティ・エルサルバドルISAワールド・ジュニア・サーフィン・チャンピオンシップ(WJSC)の大会6日目は、オーストラリアのデーン・ヘンリーがパーフェクト10をマーク。3~4フィートのクリーンなスウェルは、世界最高峰のジュニア・サーファーたちに非常にファンなフィールドを提供。メインイベントのクオーターファイナルが開催され、リパチャージ・ラウンド2と4つのディビジョンのラウンド3のほとんどが終了した。

 

 

チームランキングでは、オーストラリアとハワイがUSA、ブラジル、日本を大きく引き離して2日連続で首位をキープ。しかし、メインイベントに5人のサーファーが残っているオーストラリアが有利で、ハワイは2人。実際、今日メインイベント・セミファイナルに勝ち残った16名中4名がオーストラリア人となっている。

 

デーン・ヘンリー、チーム・オーストラリア / Photo: ショーン・エヴァンス

シームレスなフルローテーションでパーフェクト10をスコアしたオーストラリアチームのキャプテン、デーン・ヘンリー。

 

オーストラリアのデーン・ヘンリーは、2人のハワイアン、ライラン・ビーバーズとジャクソン・ドリアン、そしてドイツのケコア・フンメルと対戦した男子U/18のスタック・ヒートのオープニングで、ソリッドなセットの最もクリティカルなセクションでシームレスなフル・ローテーションを決め、そのままクローズアウト・ヒットにつなげ、2022年以来初となるWJSCでのパーフェクト10を叩き出した。

 

ジュニア最後の年に初めてWJSCに出場した17歳のヘンリーは、オーストラリアチームのキャプテンとして国を代表することを誇りに思い、このイベントのチームサポートに心から感謝している。

 

ティーア・ゼブロウスキー Credit: ISA / Pablo Jimenez

 

数分の間に2ウェイブ・トータルをスコアして、ティーア・ゼブロウスキー(フランス)がガールズで今日一番のヒート・トータルをマーク。ライトで6.70をスコアすると、すぐにレフトで8.00をスコアして2ウェイブ・トータルを14.70とし、ゼブロウスキーはU/16とU/18の両ディビジョンでメインイベントのセミファイナルに進出。

 

ルーカス・スキナー(ENG)Credit: ISA / Pablo Jimenez

 

プロロガーのベン・スキナーの息子であるルーカス・スキナー(ENG)は、2度目の9ポイント・ライドと3度目のエクセレント・ヒート・トータルをスコアし、彼のディビジョンのトップ5のヒート・トータルのうち3つを獲得。スキナーは、バックハンドでの巨大な2ターン・コンボで9.00をマーク、その前にフォアハンドで8.27をマークし、ヒートトータル17.27を叩き出した。

同じU/16ボーイズのオーシャン・ランカスターとマーヴェリック・ウィルソンのオーストラリア・デュオもヒートを勝ち上がり、ランカスターの極めて成熟したサーフィンは、このイベントで2本目となるエクセレントなヒートトータル16.50をスコアした。

 

 

 

 

波乗りジャパン
長沢侑磨 Credit: ISA / Pablo Jimenez

 

波乗りジャパンの大会6日目は、ラ・ボカナ男子U18リパチャージ2のH11で長沢侑磨が登場。長沢はスタートから素晴らしいレフトを掴み、レイバックスナップやパワフルターンを披露。5点台4点台とスコアして、7.67をスコア。他の選手を大きく引き離して圧倒的な勝利を収めた。

 

長沢侑磨 Credit: ISA / Sean Evans
渡邉壱孔 Credit: ISA / Sean Evans

 

男子U18メインラウンド4のH3に渡邉壱孔が登場。ヒートはスローな展開となり、出遅れた渡邉は4位を強いられる展開。しかし後半に入り、クリティカルな2発のターンで6.33をスコアして一気にトップに躍り出る。さらにバックアップを5.17まで上げてリードを広げる。

 

渡邉壱孔 Credit: ISA / Sean Evans
渡邉壱孔 Credit: ISA / Sean Evans
渡邉壱孔 Credit: ISA / Pablo Franco

 

ヒート終盤にブラジル選手との激しいトップ争いとなり、6.57をスコアされて逆転される。しかし渡邊もラストライドで7.93をスコア。トップを奪い返し、見事1位でラウンドアップを決めた。

 

「海沙くん(河村コーチ)と一つ前のヒートから作戦を練っていてい、それがハマった感じでした。」と渡邊がコメント。

 

石井有沙

 

女子U18メインラウンド4では、H2に松野杏莉が登場。ヒートは僅差のクロスヒートとなり、松野は5.00を3.50でバックアップするも惜しくも4位となり、リパチャージ6H1へ回った。

 

石井有沙 Credit: ISA / Sean Evans

女子U16メインラウンド4には、H3石井有沙が中国のスーチー・ヤンらと対戦。オンショアとハイタイドが相まって前半はスローなロースコアのヒートとなったが、石井は3.27と2.50をスコアして1位のポジションをキープ。

しかし後半、逆転されて3位と追い込まれたが、ラスト3分でバックハンドで5.60をスコア。見事2位でR5へラウンドアップ。パリ五輪代表のヤンはリパチャージへ回った。

 

長沢侑磨 Credit: ISA / Pablo Jimenez
長沢侑磨 Credit: ISA / Pablo Jimenez

男子U18リパチャージ3では、リパ2を勝ち上がった長沢侑磨が本日2度目の登場。リパチャージ2の勢いそのままに。今度は得意のバックハンドを炸裂させて7.10と5.60をスコア。見事1位でラウンドアップ。男子U18リパチャージ4、H5へ勝ち進んだ。

 

足立海世 Credit: ISA / Jersson Barboza
足立海世 Credit: ISA / Jersson Barboza
足立海世 Credit: ISA / Jersson Barboza

エル・スンザルで行われた男子U16リパチャージ2、H11足立海世、H12岡野漣が登場。足立海世はスタートから6.00をスコア。好調にスコアを重ね、ラストライドでトップスコアを6.40に塗り替えて1位通過。

岡野漣 Credit: ISA / Jersson Barboza

 

岡野漣もスタートから6.50をスコア。ラストライドで4.20を叩き出して1位でラウンドアップ。男子U16リパチャージ3へ進出した二人は、H5足立海世、H6岡野漣にクレジット。

 

高橋花音 Credit: ISA / Pablo Franco
高橋花音 Credit: ISA / Jersson Barboza

女子U18リパチャージ3、H6清水ひなのはトップスコアを7.00とし、ラストライドで5.57をスコア。見事1位でラウンドアップ。女子U18リパチャージ4H6に進んだ。

女子U16リパチャージ3、H3森舞果、H6高橋花音が登場。高橋はバックハンドで4.60と4.37をそろえて2位でラウンドアップ。リパチャージ4のH5に進んだ。

森舞果 Credit: ISA / Jersson Barboza

森は5.30というスコアを持ちながらバックアップを見つけられずに惜しくも敗退。今大会49位でフィニッシュとなった。

 

 

明日の大会7日目はリパチャージデイ、

ラ・ボカナで

男子U18リパチャージ4、H5長沢侑磨
女子U16リパチャージ4、H5高橋花音
男子U18リパチャージ5、(リパ4を勝ち上がった選手)
女子U16リパチャージ5、(リパ4を勝ち上がった選手)

 

エル・スンザルで

男子U16リパチャージ3、H5足立海世、H6岡野漣
女子U18リパチャージ4、H2池田美来、H6清水ひなの
男子U16リパチャージ4、H4髙井汰朗、
女子U18リパチャージ5、(リパ4を勝ち上がった選手)
男子U16リパチャージ5、
(リパ4を勝ち上がった選手)

 

女子U18リパチャージ6、H1松野杏莉
男子U18メインラウンド5、H1渡邉壱孔
女子U16メインラウンド5、H2石井有沙は明日は行われない。

 

 

ISAワールド・ジュニア・チャンピオンシップ日本代表出場選手12名

U18男子
長沢侑磨、小野里弦65位、渡邉壱孔

U16男子
髙井汰朗、岡野漣、足立海世

U18 女子
松野杏莉、池田美来、清水ひなの

U16 女子
石井有沙、森舞果49位、高橋花音

 

●大会名称 2024 ISA World Junior Surfing Championship
●開催期間 2024年5月3日(金)~12日(日)

●開 催 地 Surf City El Salvador El Sunzal/La Bocana

●主 催 International Surfing Association

 

大会スケジュール

5月2日 – 記者会見
5月3日 – 開会式
5月4日~12日:競技日
5月12日 決勝終了後、閉会式

 

大会期間中は下記にて随時経過や結果が更新されます。