【速報!】五十嵐カノアがセミファイナル進出を果たし3位入賞。WSL-CT「MEOリップカールプロ・ポルトガル」大会最終日

ペニシェ、ポルトガル(2019年10月26日土曜日)-2019年ワールドサーフリーグ(WSL)チャンピオンシップツアー(CT)の最後から2番目のイベントとなる「MEOリップカールプロ・ポルトガル」。コンディション不良でレイデーが続いていたが、ようやく再開。クリーンな素晴らしいコデンィションで男子ノ QFからスタート。

 

五十嵐カノア WSL / Poullenot

 

QFのH2で五十嵐カノアが現在ランキング2位のフィリーペ・トリード(BRA)と対戦。カノアはスタートからトリードを意識してか、フォアハンドのエアマニューバーでチャージ。4.33と3.77をスコアし先制攻撃を仕掛ける。じっくりとレフトのセットを待ったとリードは、バックハンドでソリッドなターンで6.83をスコア。カノアからトップを奪い取る。トリードは4敗1勝という勝率のカノアにとっては強敵と言える。

 

Filipe Toledo vs. Kanoa Igarashi – Quarterfinals, Heat 2 – MEO Rip Curl Pro Portugal 2019

 

しかしアンダープライオリティでレフトのバレルを掴んだカノアは、深いチューブライドをメイク。クローズセクションでリエントリーを決めて8.67のエクセレントをスコア。再びトップを奪い取る。さらにカノアはバックハンドでソリッドなバックアップ・スコア6.57をゲット。トリードをニード8.42と追い込む。

 

 

優先権を持ってバレルにプルインしたトリードだったがメイク寸前で捕まりワイプアウト。あのバレルをメイクされたらヤバかった。ヒート終盤にもバレルをメイクするトリードだったがスコアは伸びず。そのまま五十嵐カノアが逃げ切り、セミファイナルへと勝ち上がった。Analyze heats

 

五十嵐カノア

 

セミファイナルでランキング3位のジョーディ・スミスと対戦した五十嵐カノア。カノアはファーストライドでいきなりダブルグラブのアリウープを決め、5.83をスコアしてアドバンテージを取る。スミスはビッグセットをつかみ、バックハンドでチャージ。5.00をスコア。

 

 

カノアもバックハンドで反撃。2ターンコンボで5.17をスコア。烈しく責めるスミスは再びバックハンドでチャージ。フィンをリリースするビッグリエントリーで6.50をスコア。ヒートをリードしていく。

 

 

後半に入り、ニード5.68で2位を強いられるカノア。優先権を持ったカノアには十分に逆転のチャンスはある。しかし、スミスはカノアの隙をついてバレルをメイク。バックアップを上げて、リードを6.70と広げていく。残り10分を切り、カノアはダブルオーバーヘッドのレフトにテイクオフ。ソリッドな2ターンコンボでコンプリート。6.83をスコアして逆転に成功する。

 

 

追い込まれたスミスはニード6.17。優先権はカノア。残り時間2分。シチュエーションからして、カノアの勝ちだと誰もが考えていた。終了間際にセットが入る。ダンパーだと思ったカノアはスミスに波を渡す。その波でスミスはビッグ・フルローテーションをメイク。それが9.33となり、スミスが大逆転。カノアは最後の波を渡すべきではなかったが、今更悔やんでも悔やみきれない悔しい敗退となった。Analyze heats

 

コンテストの詳細は試合が終了してから更新されます。