脇田紗良が親友の都筑有夢路とのファイナルを制し、今季2勝目のQS5000台湾オープン優勝

台湾オープンで優勝した脇田紗良と準優勝の都筑有夢路  WSL / Miers

ジンズン・ハーバー、台東県、台湾(2023年11月12日 日曜日)2023年台湾オープン・オブ・サーフィン、ワールド・サーフ・リーグ(WSL)クオリファイング・シリーズ(QS)5000イベント大会最終日。

これまでのクリーンなコンディションから一転、強いオンショアの吹く、トリッキーなタフコンディションでのファイナルデイとなった。

大逆転で勝ち上がった西慶司郎  WSL / Miers
西慶司郎  WSL / Miers
加藤翔平 WSL / Miers
加藤翔平 WSL / Miers

 

強風のオンショア・コンディションとなって、タフな戦いを強いられる中、男子ラウンドオブ16からスタートし、加藤翔平、小濃来波、西慶司郎がラウンドアップ。小濃は8.07と7.63というエクセレントレンジのスコアを揃えてクオーター進出。西もラストライドの大逆転で弾みをつけた。

 

都築虹帆

 

女子のクオーターファイナルでは、都築虹帆と野中美波という昨年のファイナルが再現され、激しいデッドヒートが展開されたが、追い込まれた都築がバックハンドでビッグリエントリーを決めて逆転勝利。セミファイナル進出を決めた。

 

脇田紗良

 

ヒート2ではアジアQSランクでトップの松岡亜音と2位の脇田紗良が激突。戦いは脇田がスタートからスコアをまとめて先攻した。松岡はじっくりと波を待つ作戦。

 

脇田はその勢いをキープし、レイバックスラッシュを決めるなどし、6.67のハイスコアをマーク。チャージを続けた脇田はスコアを伸ばしSFへ進んだ。これで都築虹帆と脇田紗良がセミファイナルでマッチアップ。

 

ヒート3では、都筑有夢路が コーラル・デュラントと対戦。ラフなコンディションの中でも、セクションをしっかり見つけてサーフボードを当て込んだ都筑が7.67と7.43をスコアして圧勝。ヒート4でロージー・スマートを下したペイジ・ハレブとセミファイナルを戦うこととなった。

 

 

小濃来波がセミファイナル進出。

 

小濃来波 WSL / Miers

更にオンショアが強まる中、男子のクオーターファイナルでは、加藤翔平、小濃来波、西慶司郎が登場。ヒート1で小濃来波はキアン・マーティンと対戦。キアンがエアリバースを決めるなどヒートを完全にリード。

しかし、キアンがヒート終盤まさかのインターフェアを侵し、セカンドウェイブがゼロに。小濃来波がセミファイナルへ勝ち進んだ。

「決められなかったが、プライオリティを使って、うまく作戦的にできてよかったです。日本に優勝を持ち帰りたい」と小濃が言った。

 

加藤翔平はジョエル・ヴォーンと、西慶司郎はアリスター・レジナーと対戦するも惜しくも敗れて今回は5位でフィニッシュ。

 

セミファイナルではジョエル・ヴォーンと対戦した小濃来波だったが、ジョエルが9.17をスコアするなどして圧倒。小濃もエアをチャージするが惜しくも敗退となった。

それでもQS5000で初のセミファイナル進出を果たし3位入賞と大健闘。日本男子最高位となった。

 

脇田が大逆転勝利でファイナル進出

 

 

女子のセミファイナルH1では、都築虹帆と脇田紗良が対戦。昨日までのカーボンボードからPUボードに変えても好調を続ける都築がバックハンドで5.33をスコアしてヒートをリードする。

 

脇田が思ったような波が見つけられない中で、都筑はグッドレフトをキャッチ。バックハンドで6.17をスコアして、脇田をコンボに追い込む。

 

しかしヒート終盤に右奥のレフトに切り替えた脇田はバックハンドで反撃開始、4.50でコンボを外したかと思えば、続けて7.77をスコアして大逆転。そのままファイナル進出を決めた。

 

 

セミファイナルH2では、都筑有夢路がペイジ・ハレブと対戦。ヒートは都筑がバックハンドで6.50をスコアしてリード。後半にはライトブレイクを掴んで、都筑のシグネチャームーブであるスラッシュバックとカービングのコンビネーションを披露して6.43をスコア。リードを広げファイナルへ勝ち上がった。

 

 

 

 

女子のファイナルは都筑有夢路と脇田紗良。

 

「紗良ちゃんとファイナルで凄く嬉しいし、今回のファイナルは、紗良ちゃんと出来て夢が叶った感じがするから、二人で楽しんでやりたいと思います。」と都筑が言った。

 

都筑有夢路 WSL / Miers

 

ファイナルはスタートから都筑がビッグリエントリーをメイクして6.50と6.00をスコアして開始する展開となった。ここが都筑がジュニア世界タイトルを勝ち取った場所であることを思い出させる先制攻撃。

 

脇田紗良 WSL / Miers

 

しかし脇田もフォアハンドのマッシブターンで応戦。8.50というエクセレントを叩き出す。さらに脇田はカービングターンのコンビネーションで7.67をスコアして大逆転。

 

都筑はニード9.67と追い込まれる。都筑もワンターンで7.70をスコアして、その差を縮めていく。そのまま脇田が逃げ切り、今シーズンのQS2度目の勝利を決めた。

 

 

アムちゃんとのファイナルで優勝できるなんてほんとうに嬉しくて楽しい試合でした。

 

 

「めちゃめちゃ嬉しい気持ちです。この5000の試合を目指して、これまでトレーニングとか練習を積み重ねてきたので、ここで、アムちゃん(都筑)とのファイナルで優勝できるなんてほんとうに嬉しくて楽しい試合でした。」と脇田が言った。

 

「アムちゃんとの試合は他の選手とのヒートとは違いますね。アムちゃんはワンターンでビッグスコアを出す選手なので、最後までドキドキが止まらず。あとは入る前から二人ともニコニコして楽しい試合しようねっていう話をしていたので、普段の試合とは違います。」

 

「この勝利をいつも一緒に回ってくれるお母さんと、ハワイで見てくれるお父さんとお兄ちゃん、そして台湾に来れたのもスポンサー様のおかげなので、その人たちに成長した姿が見せれたかなと思うので、一番に届けたいです」

 

 

おばあちゃんになっても忘れられないヒートができた。

「おばあちゃんになっても忘れられないヒートができたなって思います。お互い10年以上選手を一緒にやっていて、いままで辛いことと楽しいことを一緒に乗り越えてきて、そういう仲間なんです。自分の悔しい気持ちもあったし、紗良ちゃんが勝って凄く嬉しい気持ちもあって。いろんな感情があって涙が出ました。」とヒート後の涙の訳を語った。

 

 

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2023年台湾オープン・オブ・サーフィンQS 5000は、11月6日から12日までジンズン・ハーバーで開催されます。イベントの詳細やライブ観戦は、www.worldsurfleague.com にアクセスするか、無料のWSLアプリをダウンロードしてください。

 

 

QS 5000 Taiwan Open of Surfing
November 6 – 12.

オフィシャルサイト:

https://www.worldsurfleague.com/events/2023/qs/187/taiwan-open-of-surfing/main