脇田紗良とダコダ・ウォルターズがQS5000台湾オープン・オブ・サーフィンで優勝。キャリア最大の勝利を手に入れた。

2023年台湾オープン・オブ・サーフィンQS5000で優勝したダコダ・ウォルターズ(AUS)と脇田紗良(JPN):WSL / Miers

ジンズン・ハーバー、台東県、台湾(2023年11月12日 日曜日)2023年台湾オープン・オブ・サーフィン、ワールド・サーフ・リーグ(WSL)クオリファイング・シリーズ(QS)5000イベント大会最終日。

 

ダコダ・ウォルターズ(AUS)と脇田紗良(JPN)は、ワールド・サーフ・リーグ(WSL)のクオリファイング・シリーズ(QS)5000イベントである「2023台湾オープン・オブ・サーフィン」で優勝し、キャリア最大の勝利を手に入れた。

 

アクション満載のファイナルデー、ジンズン・ハーバーは荒れ模様ながらも3~4フィートの波となり、脇田とウォルターズはオーストラリア/オセアニア/アジア地域の新進気鋭のベスト・タレントを相手に頂点に立った。

 

 

男子ファイナルでは、オーストラリアで最もエキサイティングな2人の若きタレント、ダコダ・ウォルターズ(AUS)とジョエル・ヴォーン(AUS)がQSイベントでの最大の勝利を目指し、一騎打ちとなった。

 

ジンズン・スケートパークは、彼らのエアリアルなパフォーマンスにパーフェクトなランプを提供し、2人はイベント最高のヒート・トータルを記録。ファイナルでは波はスローダウンしたものの、30分間の対戦は期待を裏切ることなく、各選手とも複数のコンビネーションとエアセクションを見つけ、2ウェイブ・トータル15.84(20点満点中)をスコアしたウォルターズが優勝した。

 

台湾オープン・オブ・サーフィンQS 5000で優勝したダコダ・ウォルターズ(AUS)。
Credit: WSL / Miers

 

「優勝できて最高の気分です。」とウォルターズは言った。「ジョエル(ヴォーン)とのヒートはいつも緊張するんです。彼はとても上手で何でも出来るので、彼が何をするか分からないから。

サーフィンをしているだけでも楽しかったし、あまり試合はしませんでした。ファイナルでは、もう少し波が欲しいと思っていましたが、それぞれ何本かチャンスがありました。そして、自分の時間を最大限に活用できたことをうれしく思っています。

チャレンジャーシリーズに出たい。そのための大きな一歩です。2019年のワールド・ジュニアで台湾に来たんですが、ここのエア・ウィンドの良さは知っていて、ここに戻ってくるのが楽しみでした。」

 

昨日は台湾オープン・オブ・サーフィンの会場で、インドネシア人コンペティター、フェブリアンシアの死を悼む選手、WSLスタッフ、そしてサーフィン・コミュニティが彼のためにパドルアウトした。Credit: WSL / Norwood

 

「そして、このすべてをフェブリに捧げたいと思います。」とこの大会に参加しながらも、昨日交通事故で亡くなったフェブリアンサについてウォルターズは言った。「ここにいるみんなが、フェブリを誇りに思うことができたと思います、彼のためにサーフィンができてうれしいです。彼のためにも、このような機会を設けてくれた皆さんに感謝します。」ウォルターズは続けた。

 

 

台湾オープンで優勝した脇田紗良と準優勝の都筑有夢路  WSL / Miers

 

女子ファイナルでは、オリンピック銅メダリストの都筑有夢路が2023年フォームサーファーの脇田紗良と対戦。都筑は2019年のジンズンハーバーでの優勝を再現しようとし、脇田はインドで開催されたQS3000で優勝しているため、今シーズン2度目のQS優勝を目指した。

 

両選手ともスタートから力強いパフォーマンスを見せて、ファイナルはヒートアップし、手に汗握る展開。都筑はヒート中、チャージを繰り返したが、脇田はフロントサイドで16.17のエクセレントなヒートトータルをたたき出して勝利をつかんだ

 

台湾オープン・オブ・サーフィンQS 5000で優勝した脇田紗良 WSL / Miers

 

「親友の一人であるアムロ(都筑)と決勝を一緒に戦えたことは、本当に素晴らしいことでした。そして、この台湾で友人たちと一緒にいられて、とても楽しかったです。」と脇田が言った。

 

「自分にとって本当に素晴らしい1年でした。ヒートを楽しむことに集中しています。 それはうまくいっているようです。というのも、良い結果が得られているからです。優勝できて、コンペティションでいい波に乗れて、ただただ興奮しています。この調子が続くことを願っています。必ず台湾に戻ってきます」

 

この台湾が終了し、選手たちは17日から韓国のウェイブプールで行われるSiheung Korea Openへ移動する。

 

2023年台湾オープン・オブ・サーフィンQS 5000は、11月6日から12日までジンズン・ハーバーで開催されます。イベントの詳細やライブ観戦は、www.worldsurfleague.com にアクセスするか、無料のWSLアプリをダウンロードしてください。

 

 

男子優勝:ダコダ・ウォルターズ(AUS)
2位:ジョエル・ヴォーン(AUS)
3位:アリスター・レジナート(AUS)、小濃来波

女子優勝:脇田紗良
2位:都筑有夢路
3位:都築虹帆、ページ・ハレブ(NZL)

 

WSL 2023/2024 Asia QS ランキング(11/12付)
男子
1位 安室丈     7883点
2位 伊東李安琉    7783点
3位 キアン・マーティン(SWE) 7165点
4位 大音凜太  6818点
5位 加藤翔平  6776点
CSクオリファイは、男子上位5名+ワイルドカード1名

女子
1位 脇田紗良 12823点
2位 松岡亜音 12425点
3位 都築虹帆  9974点
CSクオリファイは、女子上位3名+ワイルドカード1名

 

QS 5000 Taiwan Open of Surfing
November 6 – 12.

オフィシャルサイト:

https://www.worldsurfleague.com/events/2023/qs/187/taiwan-open-of-surfing/main