2023年8月15日(火)-第1回タミル・ナードゥ・インターナショナル・サーフ・オープン・ワールド・サーフ・リーグ(WSL)クオリファイング・シリーズ(QS)3,000イベントがスタート。男女のオープニング・ラウンドが終了した。
インド、スリランカ、モルディブ、そしてオーストラリアのコンペティターが、マハーバリプラム・ビーチの2フィートのトリッキーなコンディションの中で戦いを繰り広げる、インディアン・ショアーズでWSL 史上初となる歴史的なコンペティションの1日となった。
この日の第2ヒートでは、サンジャイ・セルバマニ(インド)が、ワールド・サーフ・リーグのイベントでヒート勝利した史上初のインド人として歴史に名を刻んだ。
コヴァラム近郊出身のセルバマニは、マハーバリプラムでのサーフィンの経験が豊富で、QSイベントへの出場は2度目であったが、ライトハンドのロングランを何度も成功させ、ヒート勝利を飾った。
「このイベントがインドで開催されるのを心待ちにしていたので、遂に開催される事を嬉しく思います。「ここの波は、今日よりももっと良くなる可能性があることは分かっているので、大会期間中に波が良くなり続けることを願っています。
私はサーフィンを始めて9年になりますが、このイベントが開催されることで、インド人サーファー全員に、この地域の他のサーフスポットに遠征して競い合い、上達し続けるチャンスがあることを示すことができます。インドのサーファーにとって、今はとてもエキサイティングな時期です」。
スリランカのラクシタ・マドゥシャン(LKA)、モルディブのユースフ・ザキ(MDV)、サイジャイクマール・S(インド)は、ラウンドオブ56でヒート勝利を収めた。
女子のオープニング・ラウンドでは、オーストラリアのトゥルー・スターリング(AUS)が、ヒート開始と同時にナイスなライトハンダーでオープン・アップし、このラウンドのシングルウェイブ・ハイエスト・スコアとなる6.25(10点満点)をマーク。さらに彼女は、11.50(20点満点)と、今イベントで最も高い2ウェイブ・トータルをスコア。
「ヒート優勝出来て本当に嬉しいですが、それ以上にこの場に居られる事を光栄に思います。インドでサーフィンができるなんて、とても非現実的な経験です。
女の子たちはとても印象的で、自分ももう少しレベルを上げなければと思った瞬間もありました。地元の女の子たちと一緒にサーフィンができたことは、どこで波を待てばいいかを考えるのに役立ちましたし、彼女たちの競争心の炎を見るのは本当に素晴らしかったです」
他の注目選手は、インドのナショナル・ジュニア・チャンピオンのカマリP(インド)と、同じくヒート2でジェシー・スターリング(AUS)に次ぐ2位を獲得したナショナル女子チャンピオンのシュガー・シャンティ・バナース(インド)。 両者ともラウンド2では、アジア地域の最強の女子コンペティター達と戦うことになる。
イベント主催者は明日、現地時間午前6時30分にコールし、午前7時スタートの可否を決定する予定。
いよいよ明日から日本選手が登場。
明日、男子ラウンドオブ48のラウンド2がスタートすれば日本選手が登場。H1に長沢侑磨、H3野呂海利、安井拓海、H4石川拳大、小濃 来波、H5稲葉玲王、金沢太規、H6加藤嵐、H7岡村晃友、加藤翔平、H8上山キアヌ。
ラウンドオブ32からH1安室丈、H2新井洋人、太田 拓杜、H3大音凜太、矢作紋乃丞、H4西慶司郎、山中海輝、H5田中大貴、H6金沢呂偉、H7岩見天獅、H8古川海夕。
女子はラウンドオブ16から日本選手が登場。H1野中美波、中塩佳那、馬庭彩、H2松永莉奈、松田詩野、H3脇田紗良、佐藤李、加藤リディア、H4都築虹帆、大村奈央、スカイ・ブラウンがクレジットされている。
今回の大会に出場する新井洋人のVlogでは、今回のインド遠征の模様を配信。コンテスト会場での練習や食事事情なども収録。No.3では安井拓海や西慶司郎も登場。要チェックです。
オフィシャルサイト
Tamil Nadu International Surf Open
https://www.worldsurfleague.com/events/2023/qs/169/tamil-nadu-international-surf-open/main