
バリート、クワズール・ナタール、南アフリカ(2023年7月2日日曜日)-ワールド・サーフ・リーグ(WSL)チャレンジャー・シリーズ(CS)第3戦「バリート・プロ presented by O’Neill」が開幕。
コンペティション初日は、現地時間7:30に男子ラウンドオブ80からスタートし、女子ラウンドオブ48のH5までが行われた。
今日の第1ヒートでは、日本の安室丈が、ハワイアンのジョシュア・モニーツ、シオン・クロフォード、ブロディ・セールと対戦。ヒート前半は思うようにスコアを伸ばせなかった安室は4位を強いられる展開。



しかし安室は後半にスパーク。残り時間10分を切って4ターンコンボで 4.77をスコア。ヒートをリードされていた安室は、終了間際に素晴らしい波を掴み、マッシブなクローズアウト・マニューバーを決めて5.93 をスコア。4位から一気にトップに躍り出て1位でラウンドオブ64へ勝ち上がった。


H4の岩見天獅は6.47という高得点を持ちながら、バックアップを見つけられず4位敗退、 H6の田中大貴は、激しいデッドヒートを繰り広げ、6.10をスコアし、ラストウェイブでは5.47をスコアするも、わずかに逆転ならず3位敗退となった。

H8の大原洋人は、波を待って残り5分までワンライドだったが、優先権を使いグッドウェイブをキャッチ。2ターンコンボにクローズセクションでリエントリーを決め6.83をスコアし2位にジャンプアップ。ちょっとハラハラドキドキの試合運びではあったものの、そのまま逃げ切り2位でラウンドアップを決めた。

男子に続き、女子ラウンド1がスタート。H1には昨日のプロジュニアで見事優勝した松岡亜音が登場。ジュニア世界チャンプのフランシスカ・ヴェセルコ、ジェシー・ヴァン・ニーケルク、アナスタシア・ヴェンターといった強豪と対戦。
松岡は他の選手がショートライドでスコアを伸ばせない中、スタートからスコアを重ね、トータル6.76でヒートをリード。ヒート中盤にはジュニアからの勢いそのままにソリッドなバックハンドで6.00をコア。後半にはクイックターン1発で6.00をスコア。ヒートは松岡の完全な一人舞台のまま終了となった。
「昨日のプロジュニアはCSの良い練習になりました。」と松岡。「過去2戦のオーストラリアでのチャレンジャーシリーズではプレッシャーを感じていましたが、今大会はとてもリラックスして自分のサーフィンに集中し、楽しんでいます。」と言った。
今回の松岡はジュニア同様に素晴らしい結果を残してくれそうな予感がする。
本日は女子のH5までで終了。明日ヒートが再開されればH6 脇田紗良、H7 都築虹帆が登場。女子ラウンド2からH4に都筑有夢路、H5に野中美波。H1には勝ち上がった松岡亜音がクレジットされている。男子ラウンド2にはH1に安室丈、H16に大原洋人。がんばれ!日本!
ネクストコールは現地時間7月3日(月)7時、日本時間の 2023年7月3日14時です。
WSLオフィシャルサイト:
Ballito, KwaZulu-Natal, South Africa