サーフシティ・エルサルバドル – 2023年6月7日 2023サーフシティ・エルサルバドルISAワールド・サーフィン・ゲームス(WSG)8日目。本日が大会最終日。
悪天候のためにスタートが遅れたが、昨日からサイズダウンしたものの、風も流れもなくファイナルデイに相応しいコンディションで試合がスタートした。
男子リパチャージ11では、日本の稲葉玲王が、カウリ・ヴァースト(FRA)、コディ・ヤング(CAN)、ゴンサロ・グティエレス(ESP)と対戦。稲葉はスタートからレフトの波にチャージ。5.17をスコア。バックアップを4.57をスコアしてトップで後半戦へ。カウリ・ヴァーストは物凄いビッグリエントリーを決めて7.27をスコア。続けて8.33のエクセレントで一気にトップに。
ヒートは終盤に差し掛かり、3位を強いられる稲葉。残り5分となりヤングにも逆転されて4位となる。ライディングを繰り返すもショートライドとなり、スコアを伸ばせない。ハイリスクなリエントリーにチャージするもインコンプリート。稲葉は惜しくもここで4位敗退となり、今大会8位でフィニッシュ。
今大会、稲葉はバックハンドでワールドクラスのサーフィンを披露。その存在をアピールすることとなった。
この時点で五十嵐カノアが、2024年パリオリンピックのアジア男子出場権を獲得した。これで日本は松田詩野に続き2人目の獲得となった。カノアは、来年2月開幕予定の次回ワールドサーフィンゲームス(WSG)出場を条件にパリ五輪代表に内定した。
「今回もまた五輪の枠をゲットできてうれしい。これからも金メダルに近づくために1日1日頑張るので、応援よろしくお願いします」と2大会連続でオリンピック出場が決まったカノアが言った。
そのクオリファイのインタビュー直後、男子ラウンド7が行われ、五十嵐カノアは、ルッカ・メシナス(PER)、アラン・クレランド(MEX)、ミゲル・トゥデラ(PER)と対戦。
カノアは、ファーストウェイブから掘れ上がるライトのビッグセットをキャッチ。クリティカルなセクションでビッグターンを決めて9.00のエクセレント・スコアをたたき出しヒートをコントロールする。メシナスが2本のハイスコアし、1位のポジションを手に入れる。
しかし、カノアは再びレベル違いのハイパフォーマンスを披露。6.93をスコアして逆転。2位のメシナスをニード7.54と追い込んでいく。最後はバックハンドのストレートアップのリエントリーで8.80をスコア。今大会の最高得点となるトータルスコア17.80をマークしてファイナルへ勝ち上がった。
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■2023 SURF CITY EL SALVADOR ISA WORLD SURFING GAMES
名 称:2023 SURF CITY EL SALVADOR ISA WORLD SURFING GAMES
主 催:国際サーフィン連盟(ISA)
期 間:2023年5月30日(火)~6月7日(水)※現地時間
開催地:El Sunzal / La Bocana, El Salvador
■日本代表NAMINORI JAPAN 派遣選手
男子
五十嵐カノア
稲葉 玲王 8位
脇田 泰地 22位
女子
都筑 有夢路 37位
前田 マヒナ 31位
松田 詩野 13位
■大会中の情報
大会期間中は下記にて随時経過や結果を更新していきます。
ISA HP https://isasurf.org/event/2023-world-surfing-games/
NSA HP NEWS https://www.nsa-surf.org/news/
NSA Facebook https://www.facebook.com/nsasurf/
NAMINORI JAPAN Instagram https://www.instagram.com/naminori_japan