いよいよ日本時間の今夜試合がスタート。2023 サーフシティ・エルサルバドル ISA ワールドサーフィンゲームス

波乗りジャパン photo:ISA/Sean_Evans

日本時間で5月31日(水)の深夜より、中央アメリカのエルサルバドルにて「2023 サーフシティ・エルサルバドル ISA ワールドサーフィンゲームス」※世界選手権に相当(主催:国際サーフィン連盟:以下、ISA)が開催される。

 

今大会は、2024パリオリンピックの選考大会であり、アメリカ大陸を除く各大陸(アフリカ、アジア、ヨーロッパ、オセアニア)のトップ選手が、2024パリオリンピックへの出場権が与えられる重要な大会となっている。

 

 

日本時間で今夜から試合スタートを前に現地ではオープニングセレモニーが行われ、現地時間の夜に日本のメディア向けに選手たちのZOOM記者会見が行われた。記者会見では選手たちが大会に向けて意気込みを語り、宗像監督が現地の情報などを語ってくれた。

 

記者会見には五十嵐カノア、稲葉玲王、脇田泰地、前田マヒナが登場。(出発前に羽田で記者会見を行った都筑有夢路、松田詩野は欠席)

 

ZOOM会見を行った日本チーム カノア、マヒナ、タイチ、レオ

 

五十嵐カノア

「今日着いたばかりで波も見ていません。今回もみんなと一緒に頑張りたいと思います。去年のISAの試合と同じように自分の100%のパフォーマンスができるように準備しています。

日本チームと自分の個人で良い成績を残せるように。日本チームは楽しんで自然にやっていれば良いサーフィン出来て、結果も付いてくると思うので、今週はみんなと一緒に楽しみたいと思います。」

 

現地で調整する稲葉玲王photo:ISA/Sean_Evans

 

稲葉玲王

「波のサイズがあって、結構良い波なんで、良いライディングができると思います。ジャパンオープンからあまり時間がなかったんですが、サーフボードとかもここの波用に用意したので、準備は出来てます。

オリンピックというよりは、この試合で結果を残せばオリンピックにつながると思うので、しっかり頑張りたいと思います。」

女子の中でもビッグウェイブに定評のあるマヒナ photo:ISA/Sean_Evans

 

前田マヒナ

「この2日が波が大きくて、今日はサイズダウンして、明日もサイズダウンするようですが、エルスンザルで良いサーフィンが見せられると思います。私はあまり準備してないです。笑 日本からハワイに一度戻って。楽しくやれれば良い成績を残せると思います。

頑張ってアジア枠を目指すのもありますけど、あまりプレッシャーをかけないでヒートバイヒートで楽しくやっていきます。」

 

脇田泰地photo:ISA/Sean_Evans

脇田泰地「良いサーフィンができれば良いなと思っています。」

都筑有夢路 photo:ISA/Sean_Evans

 

ライバルとなるのは、インドネシア、フィリピン、そして中国も注視。

 

都筑有夢路とカノアがサンドセレモニーに

 

宗像監督「波状況は今日少し下がりましたが、日々波の状況は変化しています。昨日はかなり大きい波が来ていて、選手たちも苦労していた感じです。今日あたりから落ち着いてきています。

 

天候は雨季に入って来て、かなり蒸し暑い状態で34度ぐらい。雨がたくさん降って、日中は晴れるので非常に蒸し暑い状態。水温も30度ぐらいあり、体温を下げる策を講じています。選手たちは、コンディション作りに苦労しています。

 

今回の目標はアジアの最高位をとること。日本人選手は全員ファイナルへ行くんだと目標設定しています。

 

ライバルとなるのは、インドネシア、フィリピンといった国ですが、中国は現地で長期間の合宿を行っており、ここの波に慣れている感じが見受けれます。

 

中国の選手はWSLの試合などには出ていないので、実力は未知数。一方でフィリピンも、アジアのダークホースとなる可能性もあります。そして、インドネシアがずば抜けて日本を追いかけるような状態で、そことの一騎打ちプラス・フィリピンといった感じ。

 

日本を引っ張ってくれていたウェイドコーチが中国のコーチをしておりまして、注意して見ております。」

 

 

大会初日のNAMINORI JAPANはラボカナにて男子 R1H4に稲葉玲王が出場(現地時間09:00/日本時間6/1深夜0:00)男子R1H8には脇田泰地が出場(現地時間10:20/日本時間6/1深夜1:20)。

 

脇田と同時刻にエルスンザルでは前田マヒナが女子 R1H8に出場(現地時間10:20/日本時間6/1深夜1:20)。その後、女子R1H12には都筑有夢路(現地時間11:40/日本時間6/1深夜2:40)が出場します。

 

カノアのヒート48、松田詩野のヒート32は行われない。

 

頑張れ!日本!
 

 

■2023 SURF CITY EL SALVADOR ISA WORLD SURFING GAMES
名 称:2023 SURF CITY EL SALVADOR ISA WORLD SURFING GAMES
主 催:国際サーフィン連盟(ISA)
期 間:2023年5月30日(火)~6月7日(水)※現地時間
開催地:El Sunzal / La Bocana, El Salvador

■日本代表NAMINORI JAPAN 派遣選手

男子
五十嵐カノア 1997年10月1日
稲葉 玲王 1997年3月24日
脇田 泰地 1998年9月20日
女子
都筑 有夢路 2001年4月3日
前田 マヒナ 1998年2月15日
松田 詩野 2002年8月13日

■大会中の情報
大会期間中は下記にて随時経過や結果を更新していきます。
ISA HP https://isasurf.org/event/2023-world-surfing-games/
NSA HP NEWS https://www.nsa-surf.org/news/
NSA Facebook https://www.facebook.com/nsasurf/
NAMINORI JAPAN Instagram https://www.instagram.com/naminori_japan