イザベラ・ニコルズとコール・ハウシュマンが優勝。CS第2戦GWMシドニ ー・サーフプロ 大会最終日リポート。

優勝したイザベラとコール© WSL / Dunbar

ノース・ナラビーン、シドニー、ニューサウスウェールズ、オーストラリア(2023年5月22日月曜日)-2023年ワールド・サーフ・リーグ(WSL)チャレンジャー・シリーズの第2戦であるGWMシドニ ー・サーフプロ Presented by Bonsoyが終了。イザベラ・ニコルズ(AUS)とコール・ハウシュマン(USA)が優勝した。

 

 

ファイナル・デーのノース・ナラビーンは、一晩で6~8フィートまでサイズアップ。ソリッドなコンディションで、素晴らしいパフォーマンスで勝利を手にした。

 

ニコルズ、オール・オーストラリアン・ファイナルでフィッツギボンズに勝利

イザベラ・ニコルズ(AUS)© WSL / Dunbar

 

ミッドシーズン・カットに届かず、チャンピオンシップ・ツアー(CT)の出場権を失ったイザベラ・ニコルズ(AUS)は、GWMシドニー・サーフ・プロで優勝して復活を遂げた。ゴールドコーストで行われたリクオリフィケーションキャンペーンのスタートはスローだったが、今日の圧巻の勝利で、ニコルズはエリートレベルのポジションを取り戻すための軌道に乗った。

 

ニコルズとサリー© WSL / Dunbar
イザベラ・ニコルズ(AUS)© WSL /Ryder

 

「このようなことを今週の始めに思ってもいませんでした。」とニコルズは言った。「正直なところ、このイベントに参加するのをやめようかと思ったほどです。なぜなら、あまり良い精神状態ではなかったからです。

 

この1年間は本当にタフな1年で、自信も失われていました。素晴らしい人たちに囲まれ、ポジティブな気持ちをたくさん持ったことで、このような成果を上げることができたのです」。

 

ファイナルでニコルズは、ノースナラビーンでずっと素晴らしい演技を見せていたベテラン、サリー・フィッツギボンズ(AUS)と対戦した。

 

準優勝のサリー・フィッツギボンズ(AUS) © WSL /Ryder

 

ソリッドな波でレフトハンダーが多い中、フィッツギボンズの経験が有利に働くと思われたが、ニコルズは8.14の素晴らしいシングルウェーブを含む、2ウェイブ・トータルを13.84で記録。ニコルズはこれでランキング3位となり、今年7月に南アフリカで行われるバリート・プロに臨む。

 

「アウトはとてもソリッドだった 」とニコルスは続けた。「スタート前は本当に不安で、二人とも頭の中で何度も大波をかぶったんです。最後に何本か波に乗れて、自分に挑戦することができてよかったです。今まで知らなかった自分を発見することができました。

 

 

サリー・フィッツギボンズ(AUS) © WSL /Ryder

 

ニコルズと同様に、サリー・フィッツギボンズ(AUS)もミッドシーズン・カットでCTの座を失い、チャレンジャーシリーズに出場してすぐに高い水準を示し、2イベント連続で3位と2位入賞。今日の結果は、ランキング2位を決定的なものとし、再び世界タイトルを目指すエリートレベルへの道を歩んでいる。

 

 

サリー・フィッツギボンズ(AUS)© WSL / Dunbar


「このトロフィーはとても特別なものです。最近、表彰台に上がるのは本当に大変なことなのです」とフィッツギボンズは語った。「女子ツアーはとても良い状態にあり、今日ここに立つに値する女子がたくさんいます。地元の人たちからのサポートが素晴らしい。今週はずっと良いエネルギーが送られていました。」

 

 

コール・ハウシュマン、イベントハイのトータルスコアで初優勝を飾る

コール・ハウシュマンド(USA) © WSL /Ryder

 

コール・ハウシュマン(USA)は、ゴールドコーストでの1回戦敗退からチャレンジャーシリーズをスタートさせ、ノースナラビーンでは、今年を立て直すために大きな結果を出す必要があった。サンクレメンテに住む22歳の彼は、序盤から調子を上げ、ビーチから応援してくれたカリフォルニアの仲間たちのエネルギーに押され、ファイナルへ進出を果たした。

 

コール・ハウシュマンド(USA)© WSL / Dunbar

 

「今は言葉がありません」とハウシュマンが言った。「全てが自分に有利に働き、全てのハードワークが報われたので、とても興奮しています。このツアーは本当に素晴らしいもので、ツアーに参加する価値のある人たちがたくさんいるのですから、ここまで来られたことは大きな意味があります。

どのイベントでも勝ちたいと思って臨んでますが、そう簡単にはいかない。このイベントは本当にチャレンジングなので、抜け出して初優勝できたことに興奮しています」。

 

コール・ハウシュマンド(USA) © WSL /Ryder

 

ファイナルでジェイコブ・ウィルコックス(AUS)と対戦したハウシュマンは、力強いパフォーマンスを披露する必要があったが、まさにその通り、シングルウェーブでイベント最高得点とヒートトータルを記録した。

 

ハウシュマンの18.97の2ウェーブトータルは、パーフェクトに近い9.80を含み、チャンキー・ビーチブレイク・ピークでパワフルなアプローチが評価された。しかし、ウィルコックスの追撃には及ばず、ハウシュマンが若いキャリアで最大の勝利を手にした。

 

ハウシュマンは「ここナラビーンでの時間をとても気に入っています。」と続けた。「ずっと波があり、地元のクルーや一緒に旅をしている仲間たちとも楽しい時間を過ごすことができました。また必ず戻って来たいと思います。」

 

ジェイコブ・ウイルコックス © WSL /Ryder

 

ジェイコブ・ウィルコックス(AUS)は、2023年チャレンジャーシリーズのシーズンにおいて素晴らしいスタートを切った。このエキサイティングな若きグーフィーフッターは、これまで何度もCTクオリファイを惜しくも逃してきたが、今シーズンも2試合連続でファイナルデーに残り、キャンペーンは素晴らしいスタートを切っている。

 

優勝には届かなかったものの、ウィルコックスの準優勝はキャリア最高の成績で、チャレンジャーシリーズのランキング1位に躍り出た。

 

優勝する勢いがあったジェイコブ・ウィルコックス(AUS)© WSL / Dunbar

 

 

「2位になるのは大変だけど、表彰台にあげれて本当にいい気分です」とウィルコックスは言った。「昨年は2つのイベントで2つの最下位フィニッシュを経験したけど、今日は5位と2位なので、今はちょっと違うスポットにいます。

 

本当に難しかったけど、パワフルなサーフィンができたのは間違いなく最高だった。コールと一緒にサーフィンができてよかった。彼はずっとリッピングしていたし、今このポジション(ランキング1位)にいることにストークしている。」

 

ファイナリスト4名 © WSL /Ryder
優勝したイザベラとコール。 © WSL /Ryder

 

 

GWMシドニー・サーフ・プロ男子ファイナル結果:
優勝:.コール・ハウシュマンド(USA) 18.97
2位:ジェイコブ・ウィルコックス(AUS) 13.23

GWMシドニー・サーフ・プロ女子決勝結果:
優勝:イザベラ・ニコルズ(AUS)13.84
2位:サリー・フィッツギボンズ(AUS)10.14

GWMシドニー・サーフ・プロ・男子セミファイナル結果:
HEAT 1:コール・ハウシュマン(USA)15.33 DEF. ジャクソン・ベイカー(AUS)13.00
HEAT 2:ジェイコブ・ウィルコックス(AUS)13.13 DEF. マルコ・ミニョー(FRA)7.87

 

 

次の戦いはバリート・プロ Presented by O’Neill

 

2023年WSLチャレンジャーシリーズの次の開催は、7月9日から17日まで開催されるバリート・プロ Presented by O’Neillである。このチャレンジャーシリーズのイベントは、WorldSurfLeague.com、無料のWSLアプリ、WSLのYouTubeチャンネルでライブ放送されます。

詳しくは、WorldSurfLeague.comをご覧ください。

 

大会オフィシャルサイト:

GWM Sydney Surf Pro Presented By Bonsoy