MEOリップ・カール・プロ・ポルトガル開幕直前情報。WSLはスポーツ界の女性を称え国際女子デーを祝う。

大阪なおみの名前の入ったジャージを着てパドルアウトする五十嵐カノア© WSL / Diz

プライア・デ・スーパーチューボス、ペニシェ、ポルトガル(2023年3月7日火曜日)-ワールド・サーフ・リーグ(WSL)2023チャンピオンシップ・ツアー(CT)の第3戦、MEOリップカール・プロ・ポルトガル Presented by Coronaで、世界最高のサーファーがポルトガルのペニシェのスーパーチューボスのホローな ビーチブレイクで戦う準備が整っている。

 

記者会見が行われイエロージャージのジャック、カリッサとモリー、そしてメディーナ、タティアナ、カノア、ポルトガルのフレデリコとテレサが出席 © WSL / Diz

 

ウェイティング・ピリオドは明日3月8日に始まり、2023年3月16日までの大会期間を保持。WSLツアーズ・アンド・コンペティション・チームは、ウェイティング・ピリオド中に実行されるベスト・デーを決定します。

 

大会期間中はスウェルが豊富にあるため、世界最高峰のサーファーたちは、スーパーチューボスのエクセレント・コンディションでの試合に備えて、準備を進めている。

 

このヘビーでコールドウォーターのビーチブレイクは不安定だが、波が上がればバンサイ・パイプラインやプエルト・エスコンディードに匹敵するコンディションとなる。

 

サーファーがこの会場で良いパフォーマンスをするためには、バレルライディングとハイパフォーマンススキルを発揮する必要がある。そして、ミッドシーズンカットまで残り3回しかないイベントの1つなので、プレッシャーも高まるだろう。 

 

ロビンソン、3大会連続のナンバーワンポジション・キープに挑む

 

会見に出席したジャック・ロビンソン© WSL / Diz

 

ジャック・ロビンソン(AUS)は今シーズン、パイプラインでの優勝とサンセットビーチでの3位入賞でランキングトップをキープしている。昨シーズンのポルトガル大会では最悪の結果を残したが、今大会は新たな勢いと自信をもって臨む。

 

「戻ってこれて本当に嬉しい」とロビンソンは言った。「今のポジションに超感謝しています。この波が大好きだから、またビッグになるチャンスなんだ。この場所と食べ物が好きで、魚の匂いがするからペニシェに帰ってきたとわかるんだ。ここの波のパワーは、僕の出身地ととても似ているから、楽しめるし、海の中でリラックスしてやれるんです」。

 

大会連覇を狙うグリフィン・コラピント(USA)とタティアナ・ウェストン・ウェブ(BRA)。コラピントは、第2戦のサンセットビーチで準優勝を果たし、自信を持ってこのイベントに臨む。昨年は惜しくもファイナル5進出を逃したが、今シーズンは初のワールドタイトル獲得に向け、意気込んでいる。

 

「ポルトガルは大好きです。去年もここで優勝しているので、去年と同じようにやっていこうと思っています」とコラピントは語った。

 

MEOリップ・カール・プロ・ポルトガルでスポーツ界の女性を称え国際女子デーを祝う

 

3月8日、WSLは、女性アスリートを称え、将来の世代にインスピレーションを与え、スポーツにおける平等のための継続的なミッションに注目を集めることを目的に、毎年恒例の国際女子デー・キャンペーンを開始する。

 

大会期間中、WSLチャンピオンシップツアーサーファーは、自分にインスピレーションを与えてくれるスポーツ界の女性のジャージを着用して競技に臨みます。CTコンペティター全員が、個人的に親交のあるアスリートから、世界的に壁を打ち破り道を切り開いてきたアイコンまで、祝福すべき女性を自ら選びました。

 

2度のワールド・チャンピオンに輝いたジョン・ジョン・フローレンス(HAW)は、母親であるアレックス・フローレンスを。またツアーベテランのレイキー・ピーターソン(USA)は、テニスへの愛と彼女たちがコート上で破ってきた障壁から、ビーナス&セリーナ・ウィリアムズを。

5度の世界チャンピオンに輝いたカリッサ・ムーア(HAW)は、サーファーのメーガン・アブボを、彼女にとってロールモデルであり指導者であったとして称える。

大阪なおみの名前の入ったジャージを着てパドルアウトする五十嵐カノア© WSL / Diz

五十嵐カノアは昨年同様に、競技の中でも外でも、本当にインスピレーションを与えてくれる人物として、同じ日本人アスリートの大坂なおみを選びました。

 

「僕のインスピレーションは大阪なおみです。彼女の身のこなしが好きなんです。彼女はメンタルヘルスに取り組んでいる。私生活がいかに大切かを彼女は訴えいています。そして、日本の代表でもあります。彼女は自分のために立ち上がっているのです。それは本当にスポーツの世界では難しいことだと思います。」

 

和井田理央は、2020年の東京オリンピックでインドネシア女子バドミントンダブルスの金メダルを獲得したグレイシア・ポリイとアプリヤニ・ラハユを。

ガブリエル・メディーナ

ガブリエル・メディーナは、史上最も偉大な女性サッカー選手の一人とされるブラジルのサッカースター、マルタ。ステファニー・ギルモアは、オーストラリアのオリンピック水泳選手であるスージー・オニールを同じオージーとして選んでいます。

 

また今年もコナー・オレアリーのジャージには母、明美さんの「KARASAWA」の文字が入っている。元日本のチャンピオンである明美さんに対するコナーのリスペクトと愛を感じる。

 

いよいよ本日からウエイティング期間がスタートとなるポルトガル。日本時間で3月8日(水)16:30がファーストコール。ヒート3でコナー・オレアリー(AUS)イタロ・フェレイラ(BRA)、イズキール・ラウ(HAW)と対戦。ヒート8で五十嵐カノア(JPN)は、ヤゴ・ドラ(BRA)、ジャクソン・ベイカー(AUS)と対戦。ヒート12では和井田理央(INA)がガブリエル・メディーナ(BRA)、ジョーディ・スミス(RSA)と対戦する。

 

詳しくは、WorldSurfLeague.comをご覧ください。

 

MEOリップ・カール・プロ・ポルトガル女子オープニング・ラウンドのマッチアップ。
ヒート1:タイラー・ライト(AUS)、ベティルー・サクラ・ジョンソン(HAW)、テレサ・ボンバロ(POR)
ヒート2:ステファニー・ギルモア(AUS)、ケイトリン・シマーズ(USA)、ソフィー・マカロック(AUS)
ヒート3:カリッサ・ムーア(HAW)、イザベラ・ニコルズ(AUS)、ヨランダ・ホプキンス(POR)
ヒート4:モリー・ピックラム(AUS)、キャロライン・マークス(USA)、サリー・フィッツギボンズ(AUS)
ヒート5:ブリサ・ヘネシー(CRC)、レイキー・ピーターソン(USA)、コートニー・コンローグ(USA)
ヒート 6:タティアナ・ウェストン・ウェブ(BRA)、ガブリエラ・ブライアン(HAW)、メイシー・キャラハン(AUS)

MEOリップ・カール・プロ・ポルトガル・男子 オープニング・ラウンドのマッチアップ
ヒート1:イーサン・ユーイング(AUS)、ケリー・スレーター(USA)、カルロス・ムニョス(CRC)
ヒート2:グリフィン・コラピント(USA)、サミュエル・プポ(BRA)、マキシム・ユスキュノ(FRA)
ヒート3:イタロ・フェレイラ(BRA)、コナー・オレアリー(AUS)、イズキール・ラウ(HAW)
ヒート4:カイオ・イベリ(BRA)、リアム・オブライエン(AUS)、ジョアン・ドゥル(FRA)
ヒート5:ジャック・ロビンソン(AUS)、バロン・マミヤ(HAW)、フレデリコ・モリアス(POR)
ヒート 6:フィリッペ・トリード(BRA)、ライアン・カリナン(AUS)、ティアゴ・カリーク(FRA)
ヒート7:ミゲル・プポ(BRA)、セス・モニーツ(HAW)、マイケル・ロドリゲス(BRA)
ヒート8:五十嵐カノア(JPN)、ヤゴ・ドラ(BRA)、ジャクソン・ベイカー(AUS)
ヒート9:ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)、マシュー・マクギリブレイ(RSA)、コロヘ・アンディーノ(USA)
ヒート10:ジョアオ・チアンカ(BRA)、ナット・ヤング(USA)、イアン・ジェンティル(HAW)
ヒート11:レオナルド・フィオラバンティ(ITA)、カラム・ロブソン(AUS)、ジェイク・マーシャル(USA)
ヒート12:ガブリエル・メディーナ(BRA)、ジョーディ・スミス(RSA)、和井田理央(INA)

 

MEOリップ・カール・プロ・ポルトガル
 

詳しくは、WorldSurfLeague.comをご覧ください。