ペニシェ、ポルトガル(2023年3月2日木曜日) – ワールド・サーフ・リーグ(WSL)2023チャンピオンシップ・ツアー(CT)の第3戦となる「MEOリップ・カール・プロ・ポルトガル Presented by Corona」のために、世界のベスト・サーファーがポルトガルのペニシェのスーパーチューボスに集結。試合は、2023年3月8日から16日までのコンペティション・ウィンドウの中で開催される。
2023年のCTは、ハワイのノースショア・オアフ島での最初の2つのイベントが終了。パイプラインとサンセットでは、ベテランと新人の結果が混在し、世界チャンピオンと次世代の選手が頭角を現した。
CT3年目のジャック・ロビンソン(AUS)と5度の世界チャンピオンであるカリッサ・ムーア(HAW)がパイプラインで最初のイベントを制し、2022年の世界チャンピオンであるフィリッペ・トリード(BRA)と2年目のモリー・ピックラム(AUS)がサンセットで勝利を手に入れた。
女子ではムーアとピックラムが現在、世界ランキングのトップタイにつけており、ポルトガルでは二人が黄色いリーダージャージを着用。また、男子ではジャック・ロビンソンがランキング1位をキープしており、イエローリーダージャージを着用することになる。
ポルトガルのバレル・ビーチブレイク、スーパーチューボス
ハワイでの暖かいリーフブレイクでの1ヶ月の後、サーファーたちはこれから寒くてパワフルな大西洋のビーチブレイク、スーパーチューボスに挑み、その適応力を見せなければならない。
ポルトガルの小さな漁村ペニシェに位置するスーパーチューボスは、ホローでパワフルな波に挑戦したいサーファーたちのデスティネーションとなっている。この波は「スーパーチューボス」という名前にふさわしく、世界最高のバレル系ビーチブレークとして広く知られている。
イベントワイルドカードとリプレイスメント・サーファー発表
ソフィー・マカロック(AUS)は、怪我でハワイでのシーズン最初の2イベントを欠場していたが、ついにルーキーとして公式CTデビューを果たすことになる。一方、同じく2023年ルーキーのラムジ・ブキアム(MAR)は怪我から回復しておらず、カルロス・ムニョス(CRC)が再び代役を務める。またジャドソン・アンドレ(BRA)も怪我のため出場を辞退し、元CTサーファーのジョアン・ドゥル(FRA)が代役を務めることになった。
今回のポルトガル戦では、ジョアン・ディフェイ(FRA)の怪我の代役であるテレサ・ボンバロ(POR)、イベントワイルドカードのフレデリコ・モライス(POR)とヨランダ・ホプキンス(POR)が地元の期待を背負って立つ。
モライスは5年間エリートツアーで戦ってきた経験を持ち、ホプキンスはCT初参戦。彼女はヨーロッパQSシリーズで圧倒的な強さを見せており、CTへの出場権を獲得することを目標に掲げている。WSLヨーロッパ・リージョンのチャレンジャー・シリーズで最も高い評価を得ているガティエン・デラヘイ(FRA)もイベント・ワイルドカードとしてフィールドに加わる予定だ。
ミッドシーズン・カットを前にしたクリティカル・ポイント
ハワイ・レッグが終了し、ミッドシーズン・カットで男子24名、女子12名に絞られるまでに、残り3イベントとなった。
ポルトガルの後、ツアーはオーストラリアに向かい、リップ・カール・プロ・ベルズ・ビーチとマーガレット・リバー・プロが開催される予定だ。
まだ2つのイベントしか終了していないが、重要なランキングポイントにより、ポルトガルに向け、誰が有利で、誰が危険な状況に置かれているかが既に判明している。
8度の世界チャンピオンに輝いたステファニー・ギルモア(AUS)は、現在カットラインのすぐ下に位置している。ルーキーのマキシム・フスナット(FRA)とツアー・ベテランのコロヘ・アンディーノ(USA)もまた、カットの危険から逃れるためにプレッシャーを感じていることだろう。
既にヒート表も発表されて日本の五十嵐カノアはオープニング・ラウンドのヒート8でヤゴ・ドラ(BRA)、ジャクソン・ベイカー(AUS)と対戦予定。ハワイアンレッグが終了して現在16位のカノアの巻き返しに期待したい。
MEOリップ・カール・プロ・ポルトガルで国際女性デーを祝う
WSLは、3月8日に開催されるMEOリップ・カール・プロ・ポルトガル Presented by Coronaで、毎年恒例のインターナショナル・ウィメンズ・デーのキャンペーンを開始する。大会期間中、すべてのWSL CTサーファーは、自分にインスピレーションを与えてくれるスポーツ界の女性の名前の入ったジャージを着用して競技に臨む。
WSLの2023年キャンペーンは、スポーツの偉大なアイコンを称え、女子プロサーフィンの進歩を称え、スポーツにおける平等のための現在のミッションに注目を集め、未来の世代の女性アスリートを鼓舞することを目的としています。
イベントの継承の一環として、WSLは大会期間中、すべてのプラットフォームで国際女性デーのユニークなコンテンツを共有。WSLライジング・タイズは、ポルトガル人サーファーのテレサ・アブラコスが率いるスーパーチューボスで、ビーチサイドのエンゲージメント・プログラムの特別版を開催する予定。
この活動では、有名なサーフブレイクであらゆる能力の新進気鋭の選手を受け入れ、参加者が普段は混雑しているラインナップを独り占めできるように、ラインナップをクリアして、CT選手と一緒のサーフィンする予定です。
詳細については、WorldSurfLeague.comをご覧ください。
MEOリップ・カール・プロ・ポルトガル・女子オープニング・ラウンド・マッチアップ。
ヒート1:タイラー・ライト(AUS)、ベティルー・サクラ・ジョンソン(HAW)、テレサ・ボンバロ(POR)
ヒート2:ステファニー・ギルモア(AUS)、ケイトリン・シマーズ(USA)、ソフィ・マカロック(AUS)
ヒート3:カリッサ・ムーア(HAW)、イザベラ・ニコルズ(AUS)、ヨランダ・ホプキンス(POR)
ヒート4:モリー・ピックラム(AUS)、キャロライン・マークス(USA)、サリー・フィッツギボンズ(AUS)
ヒート5:ブリサ・ヘネシー(CRC)、レイキー・ピーターソン(USA)、コートニー・コンローグ(USA)
ヒート6:タティアナ・ウェストン・ウェブ(BRA)、ガブリエラ・ブライアン(HAW)、メイシー・キャラハン(AUS)
MEOリップ・カール・プロ・ポルトガル・男子オープニング・ラウンド・マッチアップ。
ヒート1:イーサン・ユーイング(AUS)、ケリー・スレーター(USA)、カルロス・ムニョス(CRC)
ヒート2:グリフィン・コラピント(USA)、サミュエル・プポ(BRA)、マキシム・ユスキュノ(FRA)
ヒート3:イタロ・フェレイラ(BRA)、コナー・オレアリー(AUS)、イズキール・ラウ(HAW)
ヒート4:カイオ・イベリ(BRA)、リアム・オブライエン(AUS)、ガティエン・デラヘイエ(FRA)
ヒート5:ジャック・ロビンソン(AUS)、バロン・マミヤ(HAW)、ジョアン・ドゥル(FRA)
ヒート6:フィリッペ・トリード(BRA)、ライアン・カリナン(AUS)、フレデリコ・モライス(POR)
ヒート7:ミゲル・プポ(BRA)、セス・モニーツ(HAW)、マイケル・ロドリゲス(BRA)
ヒート8:五十嵐カノア(JPN)、ヤゴ・ドラ(BRA)、ジャクソン・ベイカー(AUS)
ヒート9:ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)、マシュー・マクギルブレイ(RSA)、コロヘ・アンディーノ(USA)
ヒート10:ジョアオ・チアンカ(BRA)、ナット・ヤング(USA)、イアン・ジェンティル(HAW)
ヒート11:レオナルド・フィオラバンティ(ITA)、カラム・ロブソン(AUS)、ジェイク・マーシャル(USA)
ヒート12:ガブリエル・メディーナ(BRA)、ジョーディ・スミス(RSA)、和井田理央(INA)
詳しくは、WorldSurfLeague.comをご覧ください。