ルーキーの和井田理央がビラボン・プロ・パイプラインで9位。デビュー戦から好スタート。五十嵐カノアは17位。

和井田理央

バンサイ・パイプライン、オアフ島、ハワイ、USA(2023年2月7日火曜日)-ワールド・サーフ・リーグ(WSL)2023チャンピオンシップ・ツアー(CT)の開幕戦である「ビラボン・プロ・パイプライン」大会4日目。男子ラウンドオブ32がバンザイ・パイプラインの5-8フィートの波でスタート。

 

 

男子ラウンドオブ32に続いて、ラウンドオブ16までがオーバーラップ・フォーマットを利用し、ヒートは40分で行われた。女子は本日でOFF。男子のベスト8が決定し、いよいよファイナルデーを待つばかりとなった。

 

 

ルーキーの和井田理央が9位でデビュー戦を飾る。

 

和井田理央 Credit: © WSL / Heff

 

ヒート11では、コナー・オレアリー(AUS)が、アジア期待の星であるルーキーの和井田理央(INA)と対戦。コンディションは前日同様に首尾一貫しないコンディション。コンスタントに波が入らず、ヒートの中に来る1セットを誰が掴むかが勝敗を大きく左右した。

 

このヒートでもコナーが最初にパイプのバレルをメイクしてヒートをリードする。しかし和井田は猛烈なワイプアウトを食らうも、更なるパイプのビッグバレルをメイクして7.00 をスコア。

 

和井田はバックドアでもバレルを見つけて 6.60をスコア。ここまでのハイエスト・ヒートトータルをマークした和井田理央がコナーを下して勝ち上がった。

 

 

和井田理央  © WSL / Bielmann

 

「2本のいい波をつかめて最高でした。間違いなく自分にとってもパイプでのベスト・セッションになりました。いつもなら大混雑で波に乗るのも一苦労なんですけど、今日は4分で2本のいい波を掴めたんで最高でした。これは自分が夢見ていたもので、やっとクオリファイ出来て辿り着くことができたんです。」と和井田理央が言った。

 

 

和井田理央は、ラウンドオブ16ではジョアン・チアンカと対戦。スタートからバックドア、パイプとバレルをメイクした和井田だったが、後半に逆転されて惜しくも敗退。9位でフィニッシュとなった。それでもパイプラインという舞台でのCT初戦で素晴らしいデビューを飾った。

 

 

五十嵐カノア photo:Tony Heff

 

五十嵐カノアは17位で厳しい開幕スタート。

 

ヒート12では五十嵐カノア(JPN)がジョアン・チアンカ(BRA)と対戦。チアンカが開始早々にパイプのバレルをバックハンドでメイク。それが8.67というエクセレントとなり、3.33のバックアップでカノアをコンビネーションに追い込む。

 

ジョアン・チアンカphoto:WSL/Tony Heff

 

カノアもバックドアにロングバレルを見つけて、チャージするもあと一歩のところでメイクできずにスコアを伸ばせない。両者とも、それ以外のスコアは2ポイント以下というロースコアヒート。スタートでエクセレントを出したチアンカが勝利。カノアは17位という厳しい開幕スタートとなった。

 

次戦は現地時間で2月12日から大会期間が始まるHurley Pro Sunset Beachカノアは、昨年このイベントで準優勝しており、このサンセットでの巻き返しに期待がかかる。頑張れ!カノア!

 

ケリー・スレーター© WSL / Bielmann

イベントディフェンディング・ウィナーで11タイム・ワールド・チャンピオンのケリー・スレーター(USA)は、ツアーで最もエキサイティングなコンペティターの一人であるヤゴ・ドラとのラウンドオブ32での激戦の末、敗退した。

カイオ・イベリ© WSL / Heff

カイオ・イベリは、イズキール・ラウに対しインターフェアを侵したものの、ラストライドで7.00を出し見事逆転勝利でラウンドアップ。勝利の雄叫びをあげた。

ブラジルのフィリッペ・トリードは、ラウンドオブ16で好調なヤゴ・ドラに勝利し、クォーターファイナル進出を決めた。

ジョン・ジョン・フローレンス© WSL / Heff

 

2度のワールド・チャンピオンであるジョン・ジョン・フローレンス(HAW)は、2021年のこのイベントで優勝しており、さらなる優勝を熱望している。

彼はラウンドオブ16 – ヒート8でミゲル・プポと対戦。バックドアで物凄いディープバレルをメイクし、9.93 といほぼパーフェクトなスコアをメイク。さらにチューブとエアリバースのコンビネーションで9.40をスコア。圧倒的なスーパーパフォーマンスでファイナルデイに勝ち上がった。

 

 

ビラボン・プロ・パイプライン男子クオーターファイナル・マッチアップ
HEAT 1ジョーディ・スミス(RSA) vs. レオナルド・フィオラバンティ(ITA)
HEAT 2 :リアム・オブライエン(AUS) vs. カイオ・イベリ(BRA)
HEAT 3 : フィリッペ・トリード(BRA) vs. ジョアン・チアンカ(BRA)
HEAT 4 : ジャック・ロビンソン(AUS)vs.ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)

 

ビラボン・プロ・パイプライン女子セミファイナル・マッチアップ
HEAT1:レイキー・ピーターソン(USA) vs. タイラー・ライト(AUS)
HEAT 2:カリッサ・ムーア(HAW) vs. ベティルー・サクラ・ジョンソン(HAW)

 

 

Watch LIVE

ビラボン・プロ・パイプラインは、1月29日にオープンし、2023年2月10日まで大会期間を保持します。大会はWorldSurfLeague.com、WSLのYouTubeチャンネル、無料のWSLアプリでLIVE放送されます。

 

 

詳細については、WorldSurfLeague.comをご覧ください。