WSL-CT開幕戦ビラボン・プロ・パイプライン直前情報。ワイルドカード、怪我人リプレイスが発表

バンサイ・パイプライン、オアフ島、ハワイ、USA(2023年1月24日火曜日)-ワールド・サーフ・リーグ(WSL)2023年チャンピオンシップ・ツアー(CT)シーズンの開幕戦となる、ビラボン・プロ・パイプラインのスタートまで1週間を切った。

 

ビラボン・プロ・パイプラインは、2023年1月29日から2月10日までコンペティション・ウィンドウで開催。ツアーで最も権威のあるイベントの1つであるこの大会では、優勝すればサーフィン史に刻まれ、今シーズンに向けて勢いをつけることができる。

 

 

世界チャンピオンが再び歴史に名を刻むのか。

 

タイラー・ライト WSL / Brent Bielmann

 

このイベントには、サーフィン界で最も有名な選手たちが、コンペティションに復帰し、その素晴らしいキャリアをさらに強化しようとしている。

 

2度の世界チャンピオンであるタイラー・ライト(AUS)は、2020年のマウイ大会の後半が、パイプラインで行われた時、パイプのCTイベントで優勝した最初の女子選手となった。2022年には3位でフィニッシュしたライトは、パイプラインで2度の優勝した初の女子となる可能性があり、コートニー・コンローグ(USA)とモリー・ピックラム(AUS)を相手にHEAT 6でキックオフを迎えることになる。

 

 

ビラボン・プロ・パイプラインで8回優勝し、11度のWSLチャンピオンであるケリー・スレーター(USA)は、2022年のディフェンディング・チャンピオンとしてパイプラインに戻ってくる。また3タイムWSLチャンピオンのガブリエル・メディーナ(BRA)と2タイムWSLチャンピオンのジョン・ジョン・フローレンス(HAW)が待望のジャージ復帰を果たす。

 

 

 

2022年のWSLチャンピオンであるフィリッペ・トリード(BRA)とステファニー・ギルモア(AUS)は、世界タイトル保持のためのキャンペーンを開始する。ギルモアは、歴史的な9つ目の世界タイトルを追い求め、パイプでのキャンペーンをスタートさせる。5度のWSLチャンピオンであるカリッサ・ムーア(HAW)は、ここパイプラインで2度準優勝しており、今年こそは優勝を狙ってくるだろう。

 

 

ワイルドカードと怪我人のリプレイスのアップデート

 

モアナ・ジョーンズ

 

ワイルドカードのモアナ・ジョーンズ・ウォンが、2022年ビラボン・プロ・パイプラインを制したのはサーフィン史における歴史的な出来事であった。その時がサーフィンの究極の場所で、女子のチャンピオンシップ・ツアー・イベントが開催されるのが初めてのことでもあった。

 

そんな中で彼女はファイナルで5度の世界チャンピオンのムーアを破り、”パイプの女王 “の称号を手に入れた。今年、ジョーンズ・ウォンはタイトル防衛のために戻ってくるが、彼女は最初のヒートで、8度の世界チャンピオンに君臨するギルモアと対戦することになる。

 

テレサ・ボンバロ(PRT) © WSL / Ryder

 

テレサ・ボンバロ(PRT)は、チャレンジャーシリーズ・ランキング6位となり、僅差でCTへの出場権を逃した。ジョアン・ディフェイ(FRA)の怪我人リプレイスとしてパイプラインにデビューすることとなった彼女は、世界のトップと肩を並べる存在であることを証明するチャンスを得ることになった。

 

アリッサ・スペンサー WSL / Daniel Smorigo

 

またソフィー・マカロック(AUS)は、スッパーロックスでのトレーニング中に負った怪我のため、出場を辞退。女子チャレンジャーシリーズ・ランキングで次点のアリッサ・スペンサー(USA)がマカロックに代わって出場することになった。

 

ジュシュ・モニーツ PHOTO: © WSL / Heff

 

男子ではジョシュ・モニーツ(HAW)は、パイプラインで印象的なパフォーマンスを披露し、2021年のトライアルを勝ち抜き、今年のビラボン・パイプライン・プロへの出場権を獲得した。

 

そして今、元Volcom Pipe Pro優勝者は、2023年チャンピオンシップ・ツアー・シーズンの開幕に向けて、再びドローに入るチャンスを得ることになった。

 

彼は、チャレンジャー・シリーズで最高ランクのハワイアン・サーファーとして2023年ビラボン・プロ・パイプラインのワイルドカード・スポットを獲得した、同じハワイアンのイマイカラニ・デヴォルトと一緒に出場することになる。

 

 

ビラボンとナ・カマ・カイが大会開始前にサーフボードドライブを開催

 

ビラボンは非営利団体ナ・カマ・カイと協力し、オアフ島ウエストサイドコミュニティの若者のためにボードドライブを開催します。

この活動は、ノースショアの若者たちのために行われるもので、寄付金の受け渡し場所と、寄付金の受け取り場所を指定し、寄付されたボードの状態やサイズに関わらず、寄付金を受け取れるようにします。このボード・ドライブの後、ビラボン・プロ・パイプラインの開催期間中にウエストサイドの約200世帯にボードと2週間分の食料が提供されます。参加方法については、nakamakai.orgをご覧ください。

 

ビラボン・プロ・パイプライン女子オープニング・ラウンドのマッチアップ

HEAT1:タティアナ・ウェストン・ウェブ(BRA) vs. キャロライン・マークス(USA) vs. テレサ・ボンバロ(POR)
HEAT 2:カリッサ・ムーア(HAW) vs. ベティルー・サクラ・ジョンソン(HAW) vs. アリッサ・スペンサー(USA)。
HEAT 3:ステファニー・ギルモア(AUS) vs. メイシー・キャラハン(AUS) vs. モアナ・ジョーンズ・ウォン(HAW)
HEAT 4:ブリサ・ヘネシー(CRC) vs. イザベラ・ニコルズ(AUS) vs. サリー・フィッツギボンズ(AUS)
HEAT 5:レイキー・ピーターソン(USA) vs. ガブリエラ・ブライアン(HAW) vs. ケイトリン・シマーズ(USA)
HEAT 6:コートニー・コンローグ(USA) vs. タイラー・ライト(AUS) vs. モリー・ピックラム(AUS)

 

ビラボン・プロ・パイプライン・メンズ・オープニング・ラウンドのマッチアップ

HEAT1:ミゲル・プポ(BRA) vs. ナット・ヤング(USA) vs. イアン・ジェンティル(HAW)
HEAT 2:五十嵐カノア(JPN) vs. ジェイク・マーシャル(USA) vs. ジョアン・チアンカ(BRA)
HEAT 3:イーサン・ユーイング(AUS)vsコロヘ・アンディーノ(USA)vsリアム・オブライエン(AUS)
HEAT 4:ジャック・ロビンソン(AUS) vs. ジャドソン・アンドレ(BRA) vs. イズキール・ラウ(HAW)
HEAT 5:イタロ・フェレイラ(BRA)vsセス・モニーツ(HAW)vsイマイカラニ・デヴォルト(HAW)
HEAT 6:フィリッペ・トリード(BRA) vs. ジャクソン・ベイカー(AUS) vs. ジョシュア・モニーツ(HAW)
HEAT7:グリフィン・コラピント(USA) vs. バロン・マミヤ(HAW) vs. マイケル・ロドリゲス(BRA)
HEAT 8:カイオ・イベリ(BRA) vs. ケリー・スレーター(USA) vs. ラムジ・ブーキアム(MAR)
HEAT 9:コナー・オリアリー(AUS) vs. ジョーディ・スミス(RSA) vs. マキシム・フスナット(FRA)
HEAT 10:サミュエル・プポ(BRA) vs. マシュー・マクギリブレイ(RSA) vs. 和井田理央(IDN)
HEAT 11:カラム・ロブソン(AUS) vs. ヤゴ・ドラ(BRA) vs. ライアン・カリナン(AUS)
HEAT 12:ジョン・ジョン・フローレンス(HAW) vs. ガブリエル・メディーナ(BRA) vs. レオナルド・フィオラバンティ(ITA)

 

ライブを見る
ビラボン・プロ・パイプラインは、1月29日にオープンし、2023年2月10日までコンペティション・ウィンドウを保持する。大会は、WorldSurfLeague.com、WSLのYouTubeチャンネル、無料のWSLアプリでLIVE放送されます。

 

 

詳しくは、WorldSurfLeague.comをご覧ください。