五十嵐カノアがハレイワで準優勝。都筑有夢路はCSランク13位でフィニッシュ。CS最終戦ハレイワ・チャレンジャー

五十嵐カノアPHOTO/GORDINHO

ハレイワ、オアフ/ハワイ(2022年12月2日金曜日)-ワールド・サーフ・リーグ(WSL)2022チャレンジャー・シリーズの最終戦となる「ハレイワ・チャレンジャー」は大会最終日。

 

五十嵐カノアPHOTO/GORDINHO

 

クオーターファイナルでは、8.17 と 8.00の2本のエクセレントをスコアして、圧倒的な強さを見せてトップでラウンドアップした日本のエースである五十嵐カノア。セミファイルでは、8.93をスコアするも、バックアップを見つけられずに2位でファイナルに勝ち進んだ。

 

五十嵐カノアPHOTO/GORDINHO

 

ファイナルでは、今大会の最高得点9.83を含むエクセレントを量産するジョン・ジョン・フローレンス(HAW)、ライアン・カリナン(AUS)、マイケル・ロドリゲス(BRA)という強豪とファイナルで対戦。

 

ジョンジョンPHOTO/GORDINHO
五十嵐カノアPHOTO/GORDINHO

 

そして、スタートからジョン・ジョンがイベント3本目となるパーフェクトに近い9.00(10点満点中)を出し、ファイナルの主導権を握った。しかし、バックアップにロースコアしか持っていなかったフローレンスに対し、カノアはエクセレントの8.40をスコアして逆転に成功。

 

残り時間は10分。フローレンスは、ハックからエアリバースのコンビネーションで7.77をスコアし大逆転。そのままリードを保ち優勝。カノアは惜しくも準優勝となった。

 

男子準優勝となった五十嵐カノアは、クオーターファイナルでカウリ・ヴァースト(FRA)、フレデリコ・モライス(PRT)、モーガン・シビリック(AUS)を相手にヒートトータル16.17(20点満点中)という素晴らしいスコアでファイナルデイを開始。

 

セミファイナルでは、ヴァースト、そして新たに2023年CT出場が決定したマキシム・フスナット(FRA)を再び撃破。そして、2022年のワールド・タイトル争いをしたカノアにとって、本当の意味での来シーズンの世界タイトル獲得に向けた戦いが始まった。

 

 

五十嵐カノアPHOTO/GORDINHO

 

「この波が大好きで、ハワイのシーズンをファイナルでスタートでき、ジョン(フローレンス)とファイナルを共有できたことは素晴らしいことです」と五十嵐は語った。「ハワイは他の場所とは全く違うフィールドです。ハレイワ、パイプ、サンセットはそれぞれ違うのですが、リズムをつかむことができます。この冬の残りのシーズンが楽しみです。」

 

都筑有夢路PHOTO/GORDINHO

 

日本女子で唯一ファイナルデイまで残った都筑有夢路は、クオーターファイナルのヒート2でサラ・バウム、エウェレイウラ・ウォン、ソフィー・マカロックと対戦。

しかし、最後まで波とリズムが合わず、昨日までのサーフィンを見せる事なく4位で敗退。今大会を13位でフィニッシュ。CSランクでは日本女子最高位の13位で今シーズンを終えた。

 

都筑有夢路PHOTO/GORDINHO
都筑有夢路PHOTO/GORDINHO

 

前回のブラジルで開催されたチャレンジャー・シリーズの第6戦「コロナ・サクアレマ・プロ pres.by Banco do Brasil」で今季最高の3位に入った都筑有夢路。その結果がフロックでないことを今回のハレイワでのパフォーマンスで証明して見せた都筑。

 

最終戦の順位としては、自分的には納得のいかないものかもしれないが、来シーズンに繋がる戦いであったと言えよう。来シーズンのさらなる活躍に期待したい。頑張れ!都筑有夢路!日本のみんなが君の活躍を期待している。

 

2022年11月26日~12月7日

CS Event 07

Haleiwa Challenger, at Home in The Hawaiian Islands

 

詳しくは、WorldSurfLeague.comをご覧ください。