ジョン・ジョンがハレイワで驚異の連覇を達成。ソフィー・マカロックがCS初優勝でクオリファイ確定。

優勝したジョンジョンとソフィー© WSL / Brent Bielmann

ハレイワ、オアフ/ハワイ(2022年12月2日金曜日)-ワールド・サーフ・リーグ(WSL)2022チャレンジャー・シリーズの最終戦となる「ハレイワ・チャレンジャー」は大会最終日。

 

ハレイワは、6から8フィートのコンディションを再び提供し、ソフィー・マカロック(AUS)とジョン・ジョン・フローレンス(HAW)が優勝した。

 

 

また2022年チャレンジャー・シリーズの締めくくりとして行われた今回の最終戦では、来シーズンのチャンピオンシップ・ツアー(CT)に出場できる最終クオリファイ選手が決定された。

 

 

ソフィー・マカロックが下馬評を覆して優勝し、2023年のCT出場権を獲得。

 

 

 

ウイメンズ・イベントでは、クオリフィケーション・ダークホースのマカロックが、昨年のイベント優勝者のベティルー・サクラ・ジョンソン(HAW)、イベント・スタンダードのエウェレイウラ・ウォン(HAW)、そしてCTクオリファイを狙うテレサ・ボンバロに対し、6.83(10点満点)をスコアしてファイナルをスタート。

 

CTクオリファイには優勝することが条件だったマカロックはエクセレントな8.17をスコア。2位のポジションだったサクラ・ジョンソンはニードスコア10ポイントと大差をつけられて追い込まれた。

 

残り時間も少なくなり、サクラ・ジョンソンは最後に驚異的な9.23をマーク。僅かにパーフェクト10に届かず、優勝を逃したもののクオリファイ確定。またボンバロは準優勝がCTクオリファイの条件だったが惜しくも3位でCT入りを逃した。

 

ソフィー・マカロック© WSL / Brent Bielmann

 

「私にとって、とても意味のあることなんです。」とマカロックは言った。「この大会に臨むにあたり、私は多くの自信喪失を抱えていました。みんなとても上手くて、ベティルー(サクラ・ジョンソン)は本当に素晴らしく、この勝利は「災い転じて福となる」といった感じの気持ちです。

 

ファイナルの前に、ある人から「まだ終わっていないよ」と言われたので、何が必要なのかよく分からず、ただ自分の力を出し切らなければと思いました。正直なところ、緊張もしましたが、気持ちを切り替えて、同じ気持ちで臨むことができたことを誇りに思います」。

 

 

フローレンス、ハレイワで驚異の連覇を達成

 

ジョン・ジョン・フローレンス© WSL / Brent Bielmann
ジョン・ジョン・フローレンス© WSL / Brent Bielmann

 

フローレンスは、五十嵐カノア(JPN)、ライアン・カリナン(AUS)、マイケル・ロドリゲス(BRA)という強豪とファイナルで対戦。そして、スタートからイベント3本目となるパーフェクトに近い9.00(10点満点中)を出し、ファイナルの主導権を握った。

 

五十嵐カノア© WSL / Brent Bielmann

 

しかし、バックアップにロースコアしか持っていなかったフローレンスに対し、カノアはエクセレントの8.40をスコアして逆転に成功。残り時間は10分となった。

 

しかし、フローレンスは、ハックからエアリバースのコンビネーションで7.77をスコアし大逆転。そのままリードを保ち勝利をつかんだ。

 

「今週は、自分自身を感じながら臨み、また競技に戻ることが出来たので、言葉にならないほどです。」とフローレンスは言った。「特にこのような波で、ホームで優勝し、ハワイのために優勝することができ本当に最高です。波も素晴らしかったです。」

 

フローレンスは、セミファイナルでマイケル・ロドリゲス(BRA)、レオナルド・フィオラバンティ(ITA)、カラニ・ボール(AUS)を相手に、イベント最高点となった9.83を叩き出した。それは今回の彼の強さを証明するものだった。

 

 

準優勝のベティルー・サクラ・ジョンソン(HAW)は、クオーターファイナルとセミファイナルを圧勝し、ファイナルデイをチャージ。見事ドリームツアー再挑戦の目標を達成した。

 

ハレイワが生んだ17歳の天才、サクラ・ジョンソンは、バンズUSオープン・オブ・サーフィンで優勝し、ブースト・モバイル・ゴールド・コースト・プロとコロナ・サクレアマ・プロで3位入賞を果たし、2022チャレンジャーシリーズを通じて再び彼女の名前を世界に轟かせた。

 

クオリファイが決まったサクラ・ジョンソン© WSL / Brent Bielmann

 

「超興奮しています。この1年間は、学びと努力の連続でした」とサクラ・ジョンソンは言った。「このような機会を与えてくれた多くの人々に感謝しています。自分のホームのみんなに感謝します。ここは世界で一番好きな場所だし、みんなのおかげでやってこれたんです。」

 

 

2023年CTクオリファイ選手が決定

リアム・オブライエン
マイケル・ロドリゲス

 

2022年のCTにクオリファイしたものの、怪我のため出場できなかったリアム・オブライエン(AUS)のCT入りが確定。また、2019年にCTから転落したマイケル・ロドリゲス(BRA)もCTに再びクオリファイを決めた。

 

イズキール・ラウ
ジョアン・チアンカ

 

2022年のCTで最も注目されたジョアン・チアンカ(BRA)は、ミッドシーズン・カットにわずかに届かなかったが、今回2023年のCTに復帰。

またラウンド・オブ32で敗退したイズキール・ラウ(HAW)は、他の選手の敗退によって、2023年の男子CTに参加する最後のコンペティターに決まった。

 

ビラボン・プロ・パイプラインで2023年CTシーズンのキックオフに決定

 

 

ビラボン・プロ・パイプラインは、2023 WSLチャンピオンシップ・ツアーの最初の開催地となる。このイベントは、2023年1月29日から2月10日までのコンペティションウィンドウで、オアフ島ノースショアにある世界的に有名なバンザイ・パイプラインで開催する予定。大会の模様は、WorldSurfLeague.com、WSLのYouTubeチャンネル、無料のWSLアプリでLIVE放送される予定です。

 

詳しくは、WorldSurfLeague.comをご覧ください。

 

2022年女子チャレンジャーシリーズ最終ランキング
1. ベティルー・サクラ・ジョンソン(HAW) 29,970
2. メイシー・キャラハン(AUS)28,920
3. モリー・ピックラム(AUS)28,630
4. ケイトリン・シマーズ(USA)28,630
5. ソフィー・マカロック(AUS) 25,490

 

2022年男子チャレンジャーシリーズ最終ランキング
1. レオナルド・フィオラバンティ(ITA) 26,915
2. ライアン・カリナン(AUS)26,030
3. 和井田理央(IDN) 22,650
4. マキシム・フスナット(FRA) 18,695
5. ラムジ・ブーキアム(MOR) 17,765
6. マイケル・ロドリゲス(BRA) 17,470
6. イアン・ジェンティル(HAW) 17,470
8. ジョアン・チアンカ(BRA) 16,235
9. リアム・オブライエン(AUS) 16,050
10. イズキール・ラウ(HAW)15,770

 

ハレイワ・チャレンジャー女子ファイナル結果
1 – ソフィ・マカロック(AUS)15.00
2 – ベティルー・サクラ・ジョンソン(HAW)14.23
3 – テレサ・ボンバロ(PRT) 7.70
4 – エウェレイウラ・ウォン(HAW)6.56

 

ハレイワ・チャレンジャー男子ファイナル結果
1 – ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)16.77
2 – 五十嵐カノア(JPN)14.87
3 – マイケル・ロドリゲス(BRA) 11.76
4 – ライアン・カリナン(AUS)11.20

 

 

2022年11月26日~12月7日

CS Event 07

Haleiwa Challenger, at Home in The Hawaiian Islands

 

詳しくは、WorldSurfLeague.comをご覧ください。