JPSA2022 ロングボード最終戦「さわかみ 日向プロ」がスタート。ダブルバンクで男女ともR-3まで終了。

大池裕美子と石井乃亜

JPSA2022 さわかみ Japan Pro Surfing Tourのロングボード最終戦 「さわかみ 日向プロ」。今日からカテゴリーが変わり、2日間の予定で同じく宮崎県日向市お倉ヶ浜ビーチで開催。

 

波のコンディション、日程の状況もあり、ロングもダブルバンクでスタート。左のAポイントを男子、右の堤防側を女子と分け、男子、女子ともR-3まで行うこととなった。

会場の天候は曇りで、風は弱くサイドオフ。波はコシハラでセットはムネ。朝は上げているので、堤防側のBポイントが形の良いライトが入る。Aポイントはライトレフトと両方あるものの、ワイドで速い。

 

藤井 辰緒

 

ただ、朝から引きに向かうと流れも入り、波がダンパー気味に変化。タルいと乗れないし、デカいの狙うと底ボレして、こちらも乗れない。なので、波を探して動きまくり、キレた波を掴んだものが勝ち上がる結果となった。

 

ロングボードのAMシードのエントリー。男子のAMシードは倉田崇、青木大幸、今井康平、高尾佳宏に、ローカルAMシードの多田輝彦で5人。女子は吉川未来、仲西華奈子に、ローカルAMシードの大澤香織で3人。合計8人が挑戦した。

 

ローカルAMシードで出場の大澤香織

 

ロングボードはトップシードがR-4からなので、R-4を勝ち上がるか、 1ウェイブで7点、もしくはベスト2のスコアで11点以上を出した場合に公認プロ資格が与えられる。

 

男子の5人中、今井 康平のみがR-1をラウンドアップ。しかし、その今井もR-2で敗退して、夢はここで消えた。

 

それに変わって女子の3人。仲西華奈子はR-1敗退だったものの、吉川未来はこのラウンドで6.83、4.40で合計 11.23ポイントとし、規定の11点を超えたことで一発合格。

 

また、ローカルAMシードの大澤香織はR-1を勝ち上がり、R-2で8.00を出し、合計も11.80ポイントとして、こちらもプロ資格を獲得した。

 

 

女子公認プロ資格獲得者

 

吉川未来
「よかったです。全然聞こえなくて。焦りました。姉(吉川広夏)は砂浜にはいたんですけど、遠くて全然分かんなくて。無事にプロ公認を得れました。応援ありがとうございました。頑張りました。」


大澤香織
「ここ最近日向にお邪魔してて、セットの波より、綺麗な切れた波を選ぶという波選びを意識して練習していました。」一度は挑戦してみたかったんで、チャンスをモノにできたことが嬉しいです。」

 

 

グランドチャンピオン争い。

男子は浜瀬海が前戦で優勝し、3勝上げて確定済み。よって、注目は浜瀬が今シーズン全勝で締めくくるかどうか。

女子はまだ確定していないものの、吉川広夏がほぼ大手という状況。今大会で田岡なつみが優勝すれば同点になるが、そうなると4戦合計のポイントになる。田岡は1戦スキップしているので、こうなると吉川に軍配。

そう考えると、田岡が優勝して、吉川が初戦のR-4で負けたとしても、吉川がタイトルを獲ることに。ということで、R-4でゼッケンを受け取った時点でグラチャンが決定することとなる。

 

大池裕美子

今日のシングルハイエストは女子の大池裕美子が出した 8.83ポイント。トータルも15.66ポイントとして、こちらもハイエスト。

 

「波はすごく良いです。昨日練習していた時に、よれた波とかあって、その見極めができたのかなって思っています。最終戦でちょっと緊張していたんですが、リラックス出来たので次も頑張ります。」と大池がコメント。

 

石井乃亜
櫻岡甲太

 

男子の場合は石井乃亜が出した 7.67がハイエスト。トータルハイエストは櫻岡甲太が出した 12.83(6.33+6.50)ポイントが最高だった。

 

 

菅谷裕美
伊藤奈央子
古家伸子

 

大池裕美子に加え、菅谷裕美、伊藤奈央子、古家伸子らも好調にラウンドアップ。そして、AMながらエクセレントをスコアしてプロ合格したローカルの大澤香織が、今大会の台風の目になるか。

 

榊原彩大

 

男子はR-2で調子が良かった佐久間秀人、塚本将也、鳥海航希、石井乃亜、榊原彩大、柳本聖真らがトータル 11点から12点出してラウンドアップ。

しかし、コンデイションが干潮に近づいたR-3に入ると、ここを勝ち上がれたのが石井乃亜、榊原彩大のみ。

 

菅谷裕美
「波はかなり難しいですね。手前だと崩れたり、アウトだと乗れなかったり。でも1箇所見つけた場所があって、スコアが出せて良かったです。」

塚本将也

 

昨年のグランドチャンピオンである塚本将也が今シーズン初参戦となったが惜しくも敗退となった。

 

 

田村亮

 

逆に調子を上げてきたのが、内村喜章、田沼亮、櫻岡甲太ら。流れは入るものの、インサイドで厚くなる波をうまく繋いで得点を伸ばし勝ち上がった。

 

明日は7時に選手集合。スケジュールは明日の朝に発表される。明日は男女ともトップシードの登場。今年最後の試合となるJPSAのロングボード。栄冠は誰の手に。明日もライブはAbemaから。お楽しみに!

 

 

今年最後のJPSAの大会を締めくくるのは、実況の安積さんと解説のマミさん(河村正美)。

吉川未来のプロ合格を待ち望んでいたのは、姉の吉川広夏。駆け寄って、祝福のハグ。

今日からロングボードのカテゴリーがスタート。選手全員が検温に抗原検査。その検査方法も今回は喉に入れる方式に変わった。

塚本将也とケンタくん。ケンタくんは7歳で、今年のハワイのワイキキのクイーンズビーチでの大会で優勝(10歳以下クラス)した天才キッズ。

 

■10/28(木) ロングボード1日目
https://abema.tv/channels/world-sports-1/slots/CxCVynuWgtyafq
■10/29(木) ロングボード2日目
https://abema.tv/channels/world-sports-1/slots/CxCVxtAUgZE5Ww

 

 

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