3年ぶりに「台湾オープン・オブ・サーフィン」が女子QS5000と男子QS3000で復活。11月13日から開催決定。

大会会場となるジンズン・ハーバー WSL / Matt Dunbar

クーランガッタ、QLD/AUS(2022年10月11日火曜日)-ワールド・サーフ・リーグ(WSL)アジア・パシフィック(APAC)は、2022年の「台湾オープン・オブ・サーフィン Taiwan Open of Surfing」が再び東台湾の金樽漁港(Jinzun Harbor)で開催されることを発表した。

 

例年WJCが行われてきた東台湾は、日本人にも馴染みのある場所であるが、今回は、女子QS5000イベントと男子QS3000イベントというハイグレードなイベントが開催される。

 

この試合はクルイやニアス同様にアジアとオーストラリア/オセアニア・リージョンから最高の新進サーファーが台湾に集結し、2023年のWSLチャレンジャーシリーズ(CS)の出場権を争うこととなる。

 

アジアQSのリージョナル・ランキングから来年のCSへ進める選手は男子6名、女子4名。

 

ただ2023年はCSから出場できる枠などクオリファイのシステムがアップデートされたため、今年CSに出場した選手にもチャンスが残されている。

 

 

QSアジア・ランキングで野中美波とキアン・マーティンがトップ

 

 

ストレートアップのオフザリップを見せる野中美波

 

現在、アジア2022/2023年女子QSランキングでは、ニアス、クルイ、御前崎の3試合のポイントが加算されており、現在、女子のトップが野中美波、2位に都築虹帆、3位に松岡亜音、4位に佐藤李。

 

 

キアン・マーティン

 

男子はニアスとクルイの2戦のみが加算され、先日の南房総プロジュニアで優勝したキアン・マーティンがトップ、和井田理央、オニ・アンワー、和井田龍貴といったインドネシア勢が上位を占め、日本は6位に西優司、7位に安室丈、8位に太田拓杜と続く。

 

厳しい状況になっている日本にとっては、この台湾はCSのクオリファイの鍵を握る大事な試合となりそうだ。

 

今回のイベントには、大音凛太、石川拳大、山中海輝、須田喬士郎、金沢呂偉が現段階ではエントリー。女子は、松田詩野、馬庭彩、松岡亜音、都築虹帆、佐藤李がエントリーしている。

 

男子のトップは3000ポイント余り、女子もトップの合計が5000ポイント余りであることを考えると、今回のイベントで大きくランキングが変わる可能性もある。

 

 

 

 

 

今年で12年目を迎える「Taiwan Open of Surfing」だが、コロナの影響で中止を余儀なくされ、「Jinzun Harbour」でQSイベントとして開催されるのは2019年以来3年ぶり。

 

このイベントには120人以上の選手が参加することが予想され、WSLアジア地域のQSカレンダーの中で最もハイパフォーマンスな大会になることは間違いない。

 

 

「WSLは、2022年に台湾に戻ることを楽しみにしています」と、WSL APACツアー・マネージャーのタイ・ソラティは言った。

 

「Jinzun Harbourは、この地域で最も安定したハイ・パフォーマンスの波の1つで、常にコンペティターに多くのチャンスを与えてくれます。我々は台湾とのつながりを継続できることに非常に感謝しており、台東県政府のプロサーフィンの継続的なサポートに感謝したいと思います。」とコメントしている。

 

 

WJCでここでは何度もサーフィンしている脇田沙良 photo:WSL/Hain
CT入りを確定している和井田理央 photo:WSL/Hain

 

2022 Taiwan Open of Surfingの女子QS5000と男子QS3000は、11月13日から20日までJinzun Harbourで開催される予定です。ぜひ、www.worldsurfleague.com でライブ観戦するか、無料のWSLアプリをダウンロードしてください。

 

https://www.worldsurfleague.com/events/2022/qs/83/taiwan-open-of-surfing/

https://www.taiwanopenofsurfing.org/