五十嵐カノアと前田マヒナが試合前日の記者会見に登場。オープニングセレモニーが盛大に行われ明日から試合開始

波乗りジャパンPhoto: ISA / Sean Evans

アメリカ・カリフォルニア州ハンティントンビーチ 2022年9月16日(金) 明日9月17日(土)から9月24日(土)まで、アメリカ・カリフォルニア州ハンティントンビーチで試合が行われる「2022年ISAワールドサーフィンゲームス」。本日はハンティントビーチで、オープニングセレモニーが盛大に行われた。

©日本サーフィン連盟

 

 

また明日から始まる試合の男子ラウンド1のヒートが発表され、今回もダブルバンクで進行。

ノース・ポディウムでは、男子ラウンド1のH1 から18まで。その後に男子ラウンド2のH10から18まで。

サウス・ポディウムでは男子ラウンド1のH19 から36まで。その後に男子ラウンド2のH1から9までが行われる予定。

 

現地時間の 2022年9月17日7時30分  は、日本時間の 2022年9月17日23時30分です。

 

男子ラウンド1のH1村上 舜、H5五十嵐 カノア、H33上山 キアヌ 久里朱。19日から行われる女子ラウンド1では、H5松田 詩野、H25都筑 有夢路、H29前田 マヒナがクレジットされている。がんばれ!日本!

 

 

また本日は午前中に出場する五十嵐カノアと前田マヒナのズーム会見が行われ、試合開幕を明日に控え、意気込みを語った。

 

前田マヒナ

 

問1:いまのコンディションについて。

「来る前にコーチのロス・ウィリアムスとトレーニングしているときに、変な風に転けちゃって、それがちゃんと治ってないようだったので、腰が痛くて状態が良くなかったので先生にすぐ診てもらって、今はいい感じです。」

 

 

今回の目標は、みんなで良い成績を残すことです。

 

 

問2:パリ五輪の出場がかかった大会への意気込み。

「今回の目標は、みんなで良い成績を残すことです。個人でも良い成績を残したいので、優勝することだけを考えています。みんなのサポートもしたいのでプレッシャーを感じすぎると良い成績を残せないから、みんなで楽しく最後までやりたいです。」

 

問3:東京オリンピックから1年、パリへの思いなど。

「東京オリンピックでは全然良い成績を残せなくて、これからですが、もっとたくさん練習してパリ・オリンピックを目指したいです。」

 

 

ハンティントンの波はあまり好きではなくて。怖い波が好き。

 

 

問4:会場となるハンティントビーチとの相性について

「ハンティントンの波はあまり好きではなくて。笑 チャレンジャーシリーズやNSSAの試合とかには出てきたんですが。

やはり生まれた時からやってきたハワイとかの怖いと感じるような波が好きです。ハンティントはその真逆のような波なので。でも来週月曜日から波が上がるようなので楽しみにしています」

 

問5:自分のサーフィンができてないと感じていたことに関して

「オリンピックのときから自分の気持ちが落ち込んでいて、今年に入ってからも良い成績が残せないんですが、自分のサーフィン(レベル)が上がったという気持ちがあるから試合のことだけに集中できれば、絶対ファイナルまで行けると思っています。」

 

パリ五輪の会場となるチョープーの波について「得意ではないけど、チューブの波がすごく好きで、大きな波も好きだから、凄く楽しみにしています。普通の試合じゃなくてサーフトリップに行くみたいな気持ちです。」

 

 

五十嵐カノア

 

問1:大会に向けていまのコンディションは。

「今年のピークに近い状態ですね。ちょっと前にWSLのファイナルズがあったので、その準備とかもしていたので、サーフボード選びとか、ジムトレーニングとかしてきたので、いまは100%だと思います。」

 

 

チームで勝つことを目指したいと思います。

 

 

問2:意気込みや今回の目標。

「今回は、自分が金メダルことも大切ですけど、チームで金メダル取ることのほうが大切で、それに向けて、チームのサポートに力を入れていきたいと思っています。

チームと一緒に勝っていくイメージで。このチームは特別なチームなので、みんなの勝つところを見たいです。自分が勝つことも目標だけど、チームで勝つことを目指したいと思います。

 

問3:地元サーファーとしてのアドバイスは

「アドバイスというかサポートですね。僕がハンティントンビーチが地元ということで、子供の頃からやっている波ですから。

 

ここの波は癖があって難しい波です。他の波とはちょっと違う感じで乗りづらいです。良いアドバイスをシェアしていきたいです。

このメンバーはトップのサーファーなのでアドバイスは必要ないと思うけど、一番大切なのはサポートすることで、自分のサポートできることをしたい。」

 

 

今日からそのミッションが始まったって感じです。

 

 

問4:選考大会が始まるにあたりパリ五輪に向けた想い。

「東京(オリンピック)のことは忘れるじゃないですけど、終わったことなので、また今日からパリ五輪に向けてエネルギーも感じ、頑張ろうと思いました。

 

まだ少し時間があるんですが、やらなければならないこともたくさんあるので、ステップバイステップという感じで、その目標に向かって毎日頑張るので、今日からそのミッションが始まったって感じです。」

 

 

思ったよりも世界チャンピオンは近いと感じました。

 

 

問5:今シーズンを振り返って。トップ5に残れた達成感はありますか? 

 

「今年はトップ5に残ることが目標だったので、世界チャンピオンになれなかったんですが、そこまでの力かって感じです。

 

でも今年世界チャンピオンになれなかったことは、悔しいは悔しいです。でも勉強になったことはたくさんあって、学んだことも多かったです。

 

その目標は続いて、また来年頑張れる。今年その経験ができて世界チャンピオンに近付いたと思う。思ったよりも世界チャンピオンは近いと感じました。

 

自分のモチベーションにもなって、負けた方が学ぶことは多いと思うので、去年のオリンピックの銀メダルの時もそうだけど、負けた悔しさの中で、自分も上手くなって勉強にもなって。そういう頭の切り替えが出来たかなって感じです。そんな感じで前に進みたいと思います。」

 

 

みんなファミリーなのでチームに感謝して

 

 

「久しぶりに日本チームと一緒で、みんなと一緒に楽しんでいる。楽しむことも大切だけど結果につなげなくてはならない。

自分でコントロールできることには100%集中して、海に入っていない時はチームメートをサポートすることがメインフォーカスです。

みんなファミリーなのでチームに感謝して、勝つことも大事ですけど、みんなを幸せにスマイル・ハッピーにすることが好きなので、そんな感じでサポートしたいと思います」と話した。 

 

 

2022年ISAワールドサーフィンゲームス

■2022 ISA World Surfing Games

名 称   2022 ISA World Surfing Games
主 催   国際サーフィン連盟(ISA)
期 間   2022年9月16日(金)~9月24日(土)※現地時間
開催地   Huntington Beach, California, USA