
JPSAショートボード第3戦「第26回茨城サーフィンクラシック さわかみ杯」のDay-2。本日は男子のR-3からスタートし、女子のR-3、男子のR4、女子のR-4まで行うと発表された。
今日の会場の波は予想に反して、サイズアップでコシハラ。朝は無風で引き込みから上げに変わって、セットでムネぐらいの波が入る。
午後になり雨まじりの天気に変わり、風はサイドオン。割れづらくなるものの、セットさえつかめればパフォーマンスはできる。あとはそのセットを待てるかどうかで勝敗は別れた。

ここで今日のアクシデント。女子のR-3のH-4を進行中、ライフガードから鮫の目撃の一報が入りすぐに試合を中断。海から試合の選手だけでなく、練習している選手も全員が退避。その間にライフガードが海の中で鮫を排除し、パトロールを続ける。
約1時間後に試合が再開するも、今度は男子のR-4のH-2で再び鮫が会場に侵入。今度は実際に矢作紋乃丞もセットの波の奥に鮫を見たと目撃情報を語る。
よって、再び試合を中断するとともに、鮫の排除と安全確認に約1時間をかけ、午後3時から試合を再開。男子のR-4を全て終わらせたことで、本日のスケジュールはここで終了。女子のR-4は明日へ順延された。
今日の結果で男子はベスト12、女子はベスト8まで絞られた。



現在のカレントランキングの上位で勝ち上がっているのは、男子が1位の金沢呂偉、2位の西慶司郎、9位河谷佐助、10位の安室丈と続く。3位の西優司、4位の伊東李安琉は今大会には出場せず。


5位から8位の太田、塚本、古川、増田は敗退となったことで、金沢、西がリードを伸ばすには優位な状況。





女子は1位の中塩佳那、3位 川合美乃里、4位 松岡亜音、5位 都築虹帆などほぼ上位陣が勝ち残っている。明日はガチンコの対決となるだろう。



今日のハイポイントは男子が田中透生の6.50ポイントがシングルハイエスト。トータルハイエストは小嶋海生で11.50(5.25+6.25)ポイントだった。

女子は男子を上回り、シングルハイエストは池田美来の8.00ポイントのエクセレント。さらにトータルも13.40(5.40+8.00)ポイントは、男女合わせて、今大会の最高ポイントとなった。
あと女子は中塩佳那、都築虹帆、川合美乃里がトータル10点を超えて、好調さをアピール。

AMシードの試合結果。生き残りのは、松永健新ただ一人。今日のR-3を勝ち上がれば、公認プロ資格を獲得できる。
しかし、肝心の試合では波取りに大苦戦。ポテンシャルのある波をゲットできずで、演技にも精彩を欠く。得点が伸ばせず、残念ながら4位で敗退。プロである兄の大輝、姉の莉奈に続くのは次回以降の挑戦となった。

この茨城ローカルで勝ち上がっているのは石崎孝行。R-3では平原颯馬、安井拓海と対戦。各自波取り合戦となるものの、ポイントの差はない。しかし、2人にリードを許したまま試合はタイムアップ。あと1本で敗退となった。
矢作 紋乃丞
調子を上げてきているモンチャン。エアもレイバックも決めまくり、ラウンド3と4を1位で勝ち上がった。「ホレ上がる波じゃなくて、最初ホレて上のほうが崩れちゃう波だったので色々技がやりやすい波で、楽しかったです。」
佐藤利希
昨日、トータルハイエストを叩き出した佐藤利希。今日も好調で西慶司郎を相手にヒートをリードして追い詰める。しかし、終盤で小川葉良にプライオリティーインターフェアを犯して、逆にピンチに。ベスト1となってしまったことで、残念ながら4位で今大会を去ることに。
小嶋海生
フリーサーフィンに定評のある小嶋海生。今日は試合でもスタイルが出ていたね。本人はもっと攻めたかったー!と笑顔。それでもこのコンディションで、今日のトータルハイエストはお見事。
宮坂莉乙子
新島大会の時にJPSAのオフィシャルVlogの撮影で会場入りした田代凪沙に変わり、今回の茨城では宮坂莉乙子が来場。今は実家の会社に勤めていて、土日は一宮で仕事が終わったらサーフィンをしているとのこと。
コンペを辞めて、今はフリーのサーフィンの楽しさを改めて深く知れたと笑顔で語ってくれた。コンペでは勝ち負けがあるけれど「自分が楽しいと思えることが一番大切なので、それを忘れないで。」と後輩に向けてアドバイスもくれた。ありがとうね。
大輝、莉奈、健新の松永三兄弟(妹)。莉奈、健新は試合に負けたので、兄の大輝をサポート。
会場となるビーチは検査を終えた選手とスタッフのみが入場できる。会場入口の階段の上には「関係者以外立ち入り禁止」を貼り、感染対策の徹底に努める。
海岸は台風で侵食された影響で浜崖となっている。現在も影響が出ないように、フレコンパック(黒)を並べている。
ローカルの石崎孝行には地元応援団が最後まで声援を送った。
金沢呂偉
「ピークが右左にずれてしまうんで、うまくリズムが合えばいいなという感じでした。今日は海のブレイクが早いんで、早い板を選んでいます。いつも6本ぐらい持ってきています。これ以上波が下がって欲しくないですね。」
須田喬士郎
「右のほうに波が来ている感じだったので、右で待っていました。昨日よりはサイズアップして、良い波が分かりやすいかなと思ったんです。フィニッシュが出来る波が多くて良かったです。」
松永大輝
「右奥だと厚くなっちゃって技が入りずらいので、その隣の棚でやっていました。序盤に立て続けにスコアして、そのあと待ってみた感じでした。」
平原颯馬
「波数は少なかったんですけど、ちょうど自分の位置に来てくれて良い波乗れて良かったです。ライトの波のほうが点数出せそうだなと思って、バックハンドに絞っていました。プライオリティないときにレフト乗れて、バックアップを上げられたんで良かったです。」
安室丈
「思ったり張ってこない波で、技が入らないと思って、左の浅いところを狙って行きました。茨城はサイズがあると好きなんで。今回はちょっと小さいですけど、できる限り頑張ります。」

明日のDay-3は、会場に6:00AM集合。
男女ともファイナルまで行い、大会最終日となる予定。
ヒート表
■9/6 (火) ショートボード Day1
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■9/7 (水) ショートボード Day2
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■9/8 (木) ショートボード Day3
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■9/9 (金) 大会予備日
JPSAオフィシャルサイト:http://www.jpsa.com/
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※波のコンディションや進行状況により変更されることがあります。大会当日は随時、会場インフォメーションを確認してください。
9月8日(木)DAY3
6:30
全選手集合・検温チェックイン(~8:00)
7:00
競技スタート予定
WOMENS R4 H1~H2
MENS R5 H1~H4
MENS QF H1~H4
WOMENS SF H1~H2
MENS SF H1~H2
WOMENS FAINAL
MENS FAINAL