伊東李安琉が男子の最高得点。中塩佳那が女子の最高得点をマーク。JPSA第2戦「新島プロ」大会初日

JPSA 2022 さわかみ Japan Pro Surfing Tour のショートボード第2戦「新島プロ」が今日からスタート。まずは選手の検温、抗原検査を行なってから、試合は6:30AMから開始。本日のスケジュールが女子のR-1→男子R-1、R-2の後に女子のR-2まで行うと併せてコールされた。

今日の淡井浦海岸の波は頭オーバーとサイズアップ！ただ風がサイドオンが吹き、朝は豪雨。引きいっぱいの10:30には雨は上がり、コンディションも整った。

この淡井浦の波はパワフル。普通に当てに行ってもパワーで弾き返されるし、ボトムは底ボレしてるので着地も難しい。選手は「見た目よりもヤバい」と口々に言うほど。

デカいビッグセットにアプローチして1発キメるか。それとも、ミドルを狙ってコンビネーションで技を仕掛けるか。その時の波次第ではあるものの、選手はそれぞれアプローチで淡井浦の波に挑んだ。

今日の干潮が10:30、満潮が17:36。男子のR -2の後半は上げに近づき、インサイドブレイクとなり選手は大苦戦。キレた波を選ぶものの1発勝負となり、コンプリートできるかどうかで勝敗が別れた。

ここでオフィシャルコールがあり、男子のR-2までで本日のスケジュールは終了。女子のR-2は明日に順延されることとなった。

開幕戦で優勝している中塩佳那、以外にも新島はほぼ初という。「ターンしずらい波で朝の練習でも全然いいライディングができなかったので、試合の中でこの波に慣れていこうと思っていました。１本目で７点出せて、後半は安心して波を見つけることができました。」

今日のハイエストは男子が伊東李安琉の8.50ポイント。さらに7.00ポイントで、合計15.50ポイントでトータルハイエストも獲得。女子は中塩佳那が一人奮闘。7.00、6.40でトータル13.40ポイントを叩き出した。

今回のAMシードの参加者は男子が原田空雅、女子は澤田七奈緒の2人。男子の原田は残念ながらR-1で敗退。女子の澤田はR-1を勝ち上がり、明日のR-2に繋いだ。

今大会で女子の場合はトップシードが登場するR-3を勝ち上がれば、公認プロ資格を獲得。もしくは、1ウェイブで7点か、ベスト2のスコアで11点以上を出した場合でも合格となる。澤田の明日の戦いに期待。

取材協力：ナカダレンタカー
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本日は男女選手全員の検温に抗原検査が行われた。
検査の後に波チェック。左から黒川日菜子、宮坂麻衣子、渡辺愛、大村奈央、池田美来。
今日からライブはAbemaで放送。MCはnicoさんと水野亜彩子プロの黄金コンビ。

インタビューでは「転けたかなと思った」と思ったとコメント。メリハリのあるスピードある演技でエクセレントの8.00ポイントを叩き出した金沢呂偉。
「普段やらない波で、ワイプアウトが多くて、まだ波に慣れてない」と言うものの、試合巧者と呼べる西慶司郎。波のコンディションに合わせて攻め方を変える。
フリーサーフィンに定評がある飯田航太。コンペでも自分のスタイルで勝ち上がる。
インサイド勝負となった最終ヒート。古川海夕はチューブ、リップとバラエティある技を見せて逆転ラウンドアップ。
今大会は調子が良かった高橋健人。「たぶん、ここに（インタビューブース）２、３年来れなかったんで。コロナの影響で試合もなかったのもありますけど、この点数を出すのに相当努力してきました。」とR１のインタビューでは涙ぐんでいた高橋。

「トレーニングも一からやって、コーチも新たにお願いして。まだラウンド１ですけど、このポイント出せてメイクできてよかったです。次も同じマインドで頑張ります」とコメントしていたが、R２ではインサイドの着地で靭帯を伸ばすアクシデント。一日にも早い復帰を願いたい。

鈴木仁は膝の怪我からの復帰戦。加藤翔平との2位争いを制してR-3へ進出。
勝負強くなった和氣匠太朗。試合終了直前に3本立て続けに波をつかんで、逆転1位で明日へ繋いだ。
早い波にはコンパクトに当て込んで攻める大野修聖。波の攻め方を知っている。「自分の求めていた波は来たんですけど、その波を使い切れずって感じでしたね。」と試合を振り返る。今回のインドネシア・トリップでは自分史上最高の波に乗れたと笑顔で話していた大野。今回はある意味リフレッシュして大会に挑めている感じだ。
伊東李安琉はトリッキーな波はお手のもの。癖のある波だからこそ楽しんで試合をしている。「波は全然見えていなかったが、立ち回り良く波に乗れてラッキーだった」とコメント。
新井洋人
佐藤魁