サクラ・ジョンソンがベスト4進出。都筑有夢路は5位でフィニッシュ。CS第4戦USオープン8日目。

サクラ・ジョンソンと都筑有夢路© WSL / Ryder

ハンティントンビーチ、カリフォルニア/USA(2022年8月6日土曜日)-ワールド・サーフ・リーグ(WSL)2022チャレンジャー・シリーズの第4戦「バンズUSオープン・オブ・サーフィン」は、ハンティントンビーチ・ピアのサウスサイドで3~5フィートのスウェルでコールオン。

 

 

 

サイズダウンする中で、女子CSクオーターファイナルから開始され、その後、男子CSクオーターファイナルが行われ、男女ともベスト4が決定。WSLロングボード・ツアーの「VANSダクトテープ」は女子のラウンド4とクオーターファイナルが行われ、ベスト4が確定。いよいよ明日がファイナルデイとなる。

 

 

2022年チャンピオンシップ・ツアー(CT)ルーキーのベティルー・サクラ・ジョンソン(HAW)は、世界の強豪に再び加わり、タフなコンディションでショーを披露。

 

日本人の母と家族4人でオアフ島ノースショアで暮らすサクラは、ブロンテ・マコーレー(AUS)に対し、信じられないほどのバックハンド・アタックを披露、インサイド・セクションもしっかりと決めてパーフェクトに近い9.00(10点満点)を叩き出した。

 

 

サクラ・ジョンソン© WSL / Ryder
サクラ・ジョンソン © WSL / Morris

 

 

サクラ・ジョンソンは、今大会でセミファイナルに進出を果たし、2021年大会のクオーターで敗れて5位だった記録を更新することに成功した。

 

サクラ・ジョンソンは、「弟と一緒に過ごすことで、試合から心が解放されました」と言った。

 

「野球のボールを打ったりして、気持ちを切り替えて臨みました。ヒート前のサーフィンでヒートに挑む自信に繋がりましたね。というのも、ここ数日でコンディションが変わり、今朝はボードを変えなければならなかったんです。凄くいい感じで、ボードが合っていたのだと思います」。

 

 

都筑有夢路© WSL / Ryder

 

チャレンジャーシリーズ女子QFのH1では、日本の都筑有夢路がメイシー・キャラハンと元CTサーファー同士の対戦となった。

 

ヒートはキャラハンが、長身を生かした大きなバックハンド・ターンを2〜3発入る波を掴んで、6.175.17を続けてスコア。先制攻撃を仕掛ける。

 

 

メイシー・キャラハン © WSL / Morris
メイシー・キャラハン© WSL / Ryder

 

都筑はバックハンドのワンターンで4.33をスコア。後半に入り優先権を持ってライトブレイクを掴んでフォアハンドのリエントリーで4.70をスコア。しかし逆転とはならずニード6.64と追い込まれる。

 

都筑有夢路 © WSL / Morris

 

優先権を持って波を待つ都筑。しかしハイタイドで波は緩慢なうえに波数も少ない。残り時間10分を切って波を掴んだ都筑は、2ターンのコンビネーションを見せるが逆転には至らず。

 

残り時間5分でビッグセットにチャージした都筑は、フォアハンドのレイバックスラッシュの大技を仕掛けるも残れず。最後まで諦めずに攻め続けた都筑だったが惜しくもここで敗退となった。

 

 

 

それでも都筑は今回、昨年からのチャレンジャーシリーズにおけるベストリザルトとなる5位という結果を残し、4745ポイントを獲得。次のポルトガル戦に繋がる試合となった。

 

 

時差のある中、応援ありがとうございました。 優勝は出来なかったけど、着実に成長してる事を感じるので、また次に向けて前向きに頑張れそうです!   試合終わったので、とりあえず美味しいもの食べたいと思います。」とインスタグラムのストリーを更新した。

 

 

キャロライン・マークス(USA) © WSL / Morris

 

また元US オープン・オブ・サーフィン・プロ・ジュニアの優勝者であり、CTの脅威となるキャロライン・マークス(USA)は、驚くべき14.46(20点満点中)のヒート・トータルを記録した。 

 

キャロライン・マークス(USA)© WSL / Ryder

 

マークスの破壊的なバックハンドとパワフルなフォアハンドは、2022年のCTルーキーで、現在のチャレンジャーシリーズ2位のモリー・ピックラム(AUS)に対し、エクセレントな8.17を記録して逆転勝利。

 

ソフィ・マカロック © WSL / Morris

 

また、昨年のUSオープンの優勝者であるケイトリン・シマーズ(USA)をダイナミックに破り、大活躍のソフィ・マカロック(AUS)が今年初のセミファイナル進出を果たした。

 

男子では、2022年CTルーキーのジョアン・チアンカ(BRA)、エヴァン・ガイゼルマン、イーサン・オズボーン、イズキール・ラウがセミファイナルへ勝ち上がった。

 

イーサン・オズボーン© WSL / Ryder
エヴァン・ガイゼルマン© WSL / Ryder
ジョアン・チアンカ© WSL / Ryder

 

VANS USオープン・オブ・サーフィン 女子クオーターファイナル結果。
ヒート1:メイシー・キャラハン(AUS)11.34 DEF. 都筑有夢路(JPN)9.03
ヒート2:キャロライン・マークス(USA)14.46 DEF. モリー・ピックラム(AUS)9.30
ヒート3:ベティルー・サクラ・ジョンソン(HAW)13.33 DEF. ブロンテ・マコーレー(AUS)12.50
ヒート4:ソフィー・マカロック(AUS)13.24 DEF. ケイトリン・シマーズ(USA)8.43

VANS USオープン・オブ・サーフィン女子セミファイナル対戦表。
ヒート1:メイシー・キャラハン(AUS)対キャロライン・マークス(USA)
ヒート2:ベティルー・サクラ・ジョンソン(HAW) vs. ソフィ・マカロック(AUS)

VANS USオープン・オブ・サーフィン・メンズ・クォーターファイナル結果。
ヒート1:イズキール・ラウ(HAW)12.17 DEF. リアム・オブライエン(AUS)12.10
ヒート2:イーサン・オズボーン(USA)13.87 DEF. ルッカ・メシナス(PER)12.60
ヒート3:エヴァン・ガイゼルマン(USA)13.17 DEF. ジョエル・ヴォーン(AUS)9.46
ヒート4:ジョアン・チアンカ(BRA)16.40 DEF. ライアン・カリナン(AUS)12.74

バンズUSオープン・オブ・サーフィン・メンズ・セミファイナル対戦。
ヒート1:イズキール・ラウ(HAW) vs. イーサン・オズボーン(USA)
ヒート2:エヴァン・ガイゼルマン(USA)対ジョアン・チアンカ(BRA)

 

https://www.worldsurfleague.com/events/2022/cs/23/vans-us-open-of-surfing/

https://www.vansusopenofsurfing.com/