マンリー・ビーチ、シドニー、ニュー・サウス・ウェールズ州/オーストラリア(2022年5月22日日曜日) – 2022年ワールド・サーフ・リーグ(WSL)チャレンジャー・シリーズ(CS)の第2戦、GWMシドニー・サーフ・プロ presented by Rip Curlは大会7日目。
マンリー・ビーチはオンショアの影響を受けた2フィートのコンディションで、女子ラウンドオブ32の残りの4ヒートから再開。男子ラウンドオブ24の後、女子のラウンドオブ16の6ヒートが行われた。
2022年のイベント優勝者決定まであと2日となり、出場選手は男子16名、女子10名に絞られた。
女子はルアナ・シルバ、ケアラ・トモダ・バナート、サラ・バウム、テレサ・ボンヴァロ、アリッサ・スペンサー、ニッキー・ヴァン・ダイクといった6名のクォーターファイナル進出が決定。
ケイトリン・シマーズとキラ・ピンカートン、そして脇田紗良とソフィ・マカロックのヒート勝者が残り2枠を獲得することとなる。
脇田紗良が3回戦進出。
女子2回戦となるラウンドオブ32のヒート7にクレジットされた脇田紗良は、前回のCS優勝者のケイトリン・シマーズ、アリアナ・オチョア、ナディア・エロスターベと対戦。
脇田はスタートからバックハンドのオフザトップとリエントリーのコンビネーションで6.33をスコア。素晴らしいスタートダッシュを見せる。
さらに続けてレフトの波を掴んだ脇田は、セカンドウェイブでも同様のコンビネーションを披露。6.57という高得点をマークして、ヒートスコア12.90とし、序盤を完全にリードする。
前半エンジンのかからないシマーズは4位を強いられるも、後半に入り8ポイントのエクセレントをスコアして2位に浮上。さらに6.47をスコアしてトップに躍り出る。2位となった脇田は、終盤に追い上げてきた下位の選手を振り切り、見事ベスト16進出を決めた。
脇田紗良は、ラウンドオブ16のヒート8でソフィ・マカロックと対戦する。
男子ラウンドオブ24のオープニングヒートでは、インドネシアのオリンピック選手である和井田理央(IDN)が、元CTコンペティターのアレホ・ムニーツ(BRA)とノーザンビーチのローカルであるディラン・モファット(AUS)と対戦。
和井田はスタートから5.50をスコア。さらにバックハンドで6.33をスコアしてトップに躍り出る。ヒート終盤にモファットに逆転されトップを奪われるも、最後にバックアップを5.60まで上げて2位でラウンドアップを果たした。
男子ラウンドオブ16で和井田理央は、今回絶好調のマイケル・ロドリゲスと対戦する。
前田マヒナは9位でフィニッシュ。
男子ラウンドオブ24の後に行われた、女子ラウンドオブ16のヒート1にでは、東京オリンピック日本代表の前田マヒナが、ハワイアン・CTルーキーのルアナ・シルバと対戦。
ヒートはスローな展開で、後半に入りようやくシルバがバックハンドで4.67をスコア。ノーライドだった前田も後半に入り、優先権を使って波にのるもスコアを伸ばせない。
そんな中でヒート残りが時間10分となり、シルバが3.60をスコアし、少しづつ差を広げていく。前田もセットを掴んでクローズセクションで大技を仕掛けるがインコンプリート。残り5分を切って、リエントリーを決めた前田は4.00をスコアし追い上げる。
ラストライドでバックアップを3.33まで上げた前田だったが、シルバはさらにバックハンドでリエントリーをクローズセクションで決め、トップスコアを6.33まで上げて試合終了。前田は惜しくも敗退となり、今大会9位でフィニッシュした。
明日試合が再開されればは、女子ラウンドオブ16のヒート8にクレジットされた脇田紗良は、ソフィ・マカロックと対戦する。
今回もCT入りを目指す彼らの活躍を期待し、エールを送り続けたい。がんばれ!日本!