マンリー・ビーチ、シドニー、ニュー・サウス・ウェールズ/オーストラリア(2022年5月17日火曜日) -ワールド・サーフ・リーグ(WSL)チャレンジャー・シリーズ(CS)の第2戦、そしてWSLロングボード・ツアー(LT)のオープニング・イベントである「GWMシドニー・サーフ・プロ presented by Rip Curl」は大会2日目。
昨日はライブ中継が行われない中、ロングボードの男女ラウンド3までが行われ、本日もマンリー・ビーチのスーパークリーンな1フィートの波で、女子ロングボードのR4ラウンドオブ16の8ヒートが行われた。男子ロング及びショートボードはオフとなった。
GWM Sydney Surf Pro Day 2 Highlights: Tully White And Natsumo Taoka Steal The Spotlight
地元出身のタリー・ホワイト(AUS)は、フランスのゾーイ・グロスピロン(FRA)に圧勝し、クオーターファイナル進出を決め、ホームであるビーチで見守る友人や家族を喜ばせた。
残り時間10分を切ったところで、ホワイトは今日一番の大波を見つけテイクオフし、ノーズでロングハング10を決め、さらにドロップニーカットバックをスムーズに決め、クローズアウトでフィニッシュ。ホワイトは、9.10となるエクセレントなライディングを披露し、クオーターファイナル進出を決めた。
「ホームでこのようなサポートを受けられるのは、本当に特別なことです。「火曜日の午後に、こんなにたくさんの友達や家族と会うなんて、本当に信じられません。みんなはスーパースモールだと言っていますが、ここノースステインでは夢のようなログなので、かなりテンションが上がっています。大きなセットを手に入れることができたので、とても嬉しかった。」
田岡なつみが9ポイントをマークしてベスト8進出。
今日の第2ヒートでは、日本の田岡なつみがカリフォルニアのリンジー・スタンライディー(USA)に大勝し、クオーターファイナルへの出場を決めた。スタンライディーは、10年以上のキャリアと2011年のワールド・タイトルを持ち、この試合に臨んだが、田岡は2ウェーブ・ヒート・トータルで16.67という素晴らしいスコアをマークし、勝利を収めた。
波数の少ない中で、じっくりと波を待った田岡は、後半に入りレフトの波をキャッチ。バックハンドで長いハング5から10。そして再びハング5というコンビネーションで7.67をスコアして逆転する。
続けて田岡はライトにテイクオフ。フロントハンドのノーズライドのコンビネーションで6.50をスコア。波数の少ない中で完全にヒートをリード。リンジーをニード8.67と追い込んだ。
Natsumi Taoka steals the spotlight in the Round of 16 with a 9.00!
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— World Surf League Qualifying Series (@WSL_QS) May 17, 2022
さらに田岡はラストウェブでは、肩の張ったグッドウェイブをキャッチ。フロントハンドでクリティカルなノーズライドを披露。カービングとのコンビネーションで9.00というエクセレントをスコア。リンジーをコンビネーションに追い込んで圧勝した。
「波は小さいですが、日本のホームのような感じで楽しかったです」と田岡は言った。「今朝は早起きしてウォーミングアップをし、その後しばらくホールドしていたので、スタートする頃には本当に準備万端でした。
今日、いくつかのヒートが行われ、1本の波でエクセレントのサーフィンをすることができ、とても気持ちよかったです。自分のボードとサーフィンのフィーリングは最高なので、それが評価されたことはとても嬉しいです」と言った。
田岡なつみは、クオーターファイナルでは、強敵である長年タイトルを争ってきたクロエ・カルモン(BRA)と対戦。男子が再開となればR4 H8 に井上鷹が登場する。がんばれ!日本!
その他に、カレント・ワールド・チャンピオンのホノルア・ブロムフィールド(HAW)をはじめ、2018年のタイトルホルダーであるソリエル・エリコ(USA)、2015年のレイチェル・ティリー(USA)がラウンドオブ16でヒートを勝ち上がり、クォーターファイナルに進出するなど、最近のワールド・タイトルホルダーにとって良い一日となった。
世界チャンピオンと並んで、長年タイトルを争ってきたクロエ・カルモン(BRA)は、ラウンドオブ16のオープニング・ヒートで勝利を収め、ファイナルデイに向けてチャージを続けている。
ネクストコールは、現地時間の午前7時15分で、午前7時35分に開始される予定。日本時間の 2022年5月18日6時35分です。