ベルズ・ビーチ、ビクトリア、オーストラリア(2024年7月21日日曜日)- 本日は2024年ワールド・サーフ・リーグ(WSL)ロングボード・ツアー(LT)の第1戦、バイオグラン・ベルズ・ビーチ・ロングボード・クラシックのファイナルデイ。
コンペティションは、男子ラウンドオブ16の残りヒートから開始され、男子、女子のクオーターファイナル、セミファイナル、ファイナルと続く。ベルズ・ビーチは3~4フィートのスーパー・クリーンなコンディションで、今大会の優勝者が今日決定する。
日本で唯一ファイナルデーに勝ち残った田岡なつみは、クオーターファイナルのヒート2でハワイのソフィア・カルヘインと対戦。
田岡はスタートから5.33をスコアして素晴らしいスタートを切る。セカンドウェイブでは、コミットしたハングテンとファイブ、そしてパワフルなカーヴィングをコンビネーションさせて7.50をスコア。
All style from #NatsumiTaoka 🇯🇵
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— World Surf League (@wsl) July 20, 2024
完全にヒートをコントロールした田岡は、ヒート終盤にはクリーンなビッグセットを掴み2本目のエクセレントに迫る7.67をスコア。2ウェイブ・トータルを15.17(20点満点中)としてセミファイナルへ勝ち上がった。
「初めてのセミファイナルなので興奮しています。ベルズは私にとって特別な場所です。ここは2度目なんですが、いつも波があるし、ここで試合が出来て本当に幸せです。優勝目指して落ち着いて頑張ります。」
セミファイナルで田岡なつみは、ハワイの強豪ケリス・カレオパア(HAW)と対戦。ケリスとは昨年のベルズのラウンドオブ16のリマッチ。前回は田岡が逆転勝利を収めていた。
ヒートは、田岡なつみがノーズライドとカーヴィングのコンビネーションで7.00をスコアして開始。波数が減ってくる中で、優先権を持った田岡が再びセットの一番いい波を掴み、得意のノーズライドとカットバックを繰り返し7.77をスコア。ケリスをコンビネーションに追い込む。
田岡はヒート終盤にはビッグセットにチャージ。コミットメントのあるハングファイブで8.23のエクセレントをスコア。完全な試合運びでケリスを圧倒。見事キャリア初のLT ファイナル進出を決めた。
「波はパーフェクトで本当にヒートを楽しみました。ビッグセットを捕まえることにフォーカスしていました。良い波をつかめてラッキーでした。初ファイナル進出することができました。ファイナルは全力で楽しみたいと思います。」
ファイナルは、WSLロングボード・チャンピオンのソレイユ・エリコと対戦。田岡はセットの波を掴み、ノーズライドからフローターでセクションをメイクし、6.83をスコアしてヒートをリードする。
エリコは、長くコミットしたハングテンとパワフルなドロップニー・カーヴをコンビネーションさせて8.00のエクセレントをスコアして逆転する。田岡はバックアップを4.33をスコアし、ニードスコアを4.51とする。
後半に入り、田岡は小ぶりな波を掴み、ハングテンとカービングのコンビネーションをメイクし、5.67をスコアして、逆転に成功。トップに躍り出る。
しかしエリコがすぐに波をキャッチ。9.33というエクセレントをスコア。一気にコンビネーションに追い込まれた田岡は成す術なく、惜しくも世界チャンピオンに敗れたが、初のLT準優勝。
開幕戦を最高の形でフィニッシュした田岡の今シーズンの活躍に期待したい。
オフィシャルサイト:
Bioglan Bells Beach Longboard Classic
Bells Beach, Victoria, Australia