オーストラリア、ビクトリア州ベルズビーチ(2022年4月13日水曜日)–ワールドサーフリーグ(WSL)2022チャンピオンシップツアー(CT)の第4戦「リップカールプロ・ベルズビーチ」は大会3日目。会場をベルズボウルに戻し、クリーンな3~5フィートの波でウイメンズのラウンドオブ16を完了。ベスト8が決定した。
Highlights Day 3 | Tyler Wright Drops Highest Wave Score Of The Day
この日のオープニング・ヒートでは、レイキー・ピーターソンが2019年のベルズ優勝者コートニー・コンローグと対戦し、カリフォルニア勢の激突が繰り広げられた。
ピーターソンは1年の半分をトーキーで過ごし、コンローグはベルズでの3勝目を目指しているため、このヒートはこの場所で経験豊富な2人の対戦となり、常に注目されるヒートとなった。
コンローグは序盤からヒートを支配し、一度も後ろを振り返ることなく世界2位の選手に圧勝。現在、ミッドシーズン・カットラインを下回っているコンローグにとって、このベルズで大きな結果を出すことは必須であった。
「ここ数年、ここで得た全ての知識を駆使し、ただそのプロセスを信じました」とコンローグは言った。「トリッキーで、本当にゆっくりだったけど、良いスタートが切れたし、それが報われました。リスクは高い。いつもですが 、そのような経験から学び、演じきり、見届けることが必要なのです。何が起こっても、それはそれ。うまくやるには、流れに乗るのが一番です」。
ヒート2では、サリー・フィッツギボンズ(AUS)が世界ランキング5位のマリア・マニュエル(HAW)をわずか0.33ポイント差で下してクオーターファイナルに進出した。風の弱い4~6フィートの波で、今回どちらの選手もベルズでサーフィンをするのは初めてだった。
ヒート6では、7度のWSLチャンピオンであるステファニー・ギルモア(AUS)が8.07(10点満点中)を出して、地元での勝利を夢を見ていたルーキーのインディア・ロビンソンを下してQFへ勝ち上がった。
ギルモアは、その経験を生かし、波の選択とスキルの多様性にフォーカスしてルーキーを上回り、ジャッジにアピール。ミッドシーズン・カットが危ぶまれる状況での、この勝利は、CTのベテランにとってこれ以上ないタイミングとなった。
「今年、多くの厳しいヒートを経験しましたが、インディアも簡単ではないと分かっていました。」とギルモアは言った。「彼女は素晴らしい若手サーファーで、実はここベルズで、彼女のヒートを何度か見てことがあるんです。 自分はベストウェイブを選べないし、彼女はいつも良い波に乗っていると分かっていたから、ステイビジーするしかなかった。
自分がいつもやっていることとは逆に、ただ忍耐強くなるしかなかった。でも、ずっと一進一退で、「よし、得点したぞ」と思っているうちに、また得点されてしまうので、とてもいいヒートでした。インディアは素晴らしいサーファーなので、彼女にとって厳しい結果になったと思います。
タイラー・ライト(AUS)は、これまでの女子の最高ヒートトータルを記録し、ルーキーのガブリエラ・ブライアン(HAW)を下してクォーターファイナル進出を果たした。
ライトは、ヒート序盤に8.17(10点満点中)をマークし、その後9.07(10点満点中)をマークしてヒートトータル17.24(20点満点中)を記録した。ライトのパフォーマンスは、対戦相手にとどめを刺し、彼女がベルズでの初タイトルを獲得する準備が整っていることを示すものであった。
「本当に楽しくて、本当に特別な時間でした。「ここでサーフィンをするのは4年ぶりで、自分らしいサーフィンが出来ていると感じるのは本当に久しぶりでした。またそう感じられるようになり、その片鱗が見えてきたので、とても感動しています。
それは、まるで自分の体のようで、パワフルで強く、コネクトしたサーフィンをしているように感じられる。4年ぶりに感じることができ、とても感慨深いです。これは本当に勝ちたい唯一のイベントなんです。」
世界ランキング1位のブリサ・ヘネシー(CRI)は、ルーキーのルアナ・シルバ(HAW)とのヒートで冷静に対処して勝利を収め、クォーターファイナルに進み、イベントの目玉であるジョアン・ディファイ(FRA)に挑む。
いよいよ明日以降、男子のラウンド3が行われる。日本の五十嵐カノアは、H9でミック・ファニングと対戦。コナー・オレアリーはH6でイズキール・ラウと対戦する。
Rip Curl Pro Bells Beach Women’s Round of 16 Results:
HEAT 1: Courtney Conlogue (USA) 13.84 DEF. Lakey Peterson (USA) 9.00
HEAT 2: Sally Fitzgibbons (AUS) 12.93 DEF. Malia Manuel (HAW) 12.60
HEAT 3: Bronte Macaulay (AUS) 15.66 DEF. Tatiana Weston-Webb (BRA) 10.90
HEAT 4: Tyler Wright (AUS) 17.24 DEF. Gabriela Bryan (HAW) 13.37
HEAT 5: Carissa Moore (HAW) 14.60 DEF. Alyssa Spencer (USA) 12.07
HEAT 6: Stephanie Gilmore (AUS) 14.90 DEF. India Robinson (AUS) 13.23
HEAT 7: Brisa Hennessy (CRI) 13.57 DEF. Luana Silva (HAW) 12.26
HEAT 8: Johanne Defay (FRA) 13.00 DEF. Isabella Nichols (AUS) 11.26
Rip Curl Pro Bells Beach Women’s Quarterfinal Matchups:
HEAT 1: Courtney Conlogue (USA) vs. Sally Fitzgibbons (AUS)
HEAT 2: Bronte Macaulay (AUS) vs. Tyler Wright (AUS)
HEAT 3: Carissa Moore (HAW) vs. Stephanie Gilmore (AUS)
HEAT 4: Brisa Hennessy (CRI) vs. Johanne Defay (FRA)
Rip Curl Pro Bells Beach Men’s Round of 32 Matchups:
HEAT 1: Griffin Colapinto (USA) vs. Owen Wright (AUS)
HEAT 2: Caio Ibelli (BRA) vs. Nat Young (USA)
HEAT 3: Jordy Smith (ZAF) vs. Jackson Baker (AUS)
HEAT 4: Ethan Ewing (AUS) vs. Lucca Mesinas (PER)
HEAT 5: Filipe Toledo (BRA) vs. Mikey Wright (AUS)
HEAT 6: Connor O’Leary (AUS) vs. Ezekiel Lau (HAW)
HEAT 7: John John Florence (HAW) vs. Joao Chianca (BRA)
HEAT 8: Barron Mamiya (HAW) vs. Morgan Cibilic (AUS)
HEAT 9: Kanoa Igarashi (JPN) vs. Mick Fanning (AUS)
HEAT 10: Frederico Morais (PRT) vs. Callum Robson (AUS)
HEAT 11: Miguel Pupo (BRA) vs. Deivid Silva (BRA)
HEAT 12: Kolohe Andino (USA) vs. Jadson Andre (BRA)
HEAT 13: Kelly Slater (USA) vs. Imaikalani deVault (HAW)
HEAT 14: Jack Robinson (AUS) vs. Leonardo Fioravanti (ITA)
HEAT 15: Jake Marshall (USA) vs. Samuel Pupo (BRA)
HEAT 16: Italo Ferreira (BRA) vs. Ryan Callinan (AUS)
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