ファニングがワイルドカード獲得。都筑有夢路がトライアル出場。CT第4戦リップカール プロ ・ベルズビーチ

オーストラリア、ビクトリア州ベルズビーチ(2022年3月29日火曜日) – 3度の世界チャンピオン、ミック・ファニング(オーストラリア)が、2022年4月10日から20日までの大会期間で開催するワールドサーフリーグ(WSL)2022チャンピオンシップツアー(CT)第4戦「リップカール プロ ・ベルズビーチ」へのイベントワイルドカードを獲得した。

 

ファニング WSL / Kelly Cestari

 

 

「ベルズのワイルドカードが本当に欲しかった」と、ファニングは言った。「確かに僕は去年のナラビーンに出場したけど、ベルズは僕が本当に目指していたものです。本当に自分の心に近い場所であり、もしワイルドカードを取るならそこだと思うので、かなり気合が入っています。

 

個人的には、ベルズの波がとても好きなんです。スピード感があって、キャンバスが広くて、ライトのポイントブレイクであること。ベルズの歴史やクリフ、駐車場に集まる人たちなど、ベルズにまつわるすべてが好きだ。とても素晴らしいよ。私の心の中にあるものなのです。」

 

オーストラリアのサーフィンのアイコンであるファニングは、2018年のリップカール・プロで正式にプロサーフィンを引退した。引退するまでの間、ファニングは17年間エリートCTで戦い、その輝かしい在籍期間には、22回のチャンピオンシップツアー優勝、11回のトップ5フィニッシュ、3回のワールドタイトルが含まれ、歴史上最も偉大なサーファーとスポーツマンの一人として確固たる地位を築いている。

 

ミックは5度目のベルを鳴らせるのか。  © WSL / Cestari

 


「5回目のベルを鳴らすことは、ゲイル・クーパーを除けば誰もやったことがないことです。」とファニングは続けた。「キャリアの中で、あと一歩のところまで行きましたが、今はただ良いパフォーマンスをすることに集中したいです。ツアーに参加していた時の準備は、ノンストップのトレーニングでしたが、今回は、自分のサーフィンに集中し、世界のベストのレベルに達するようにしました」と続けた。

 

 

ワイルドカードとリプレイスメント・サーファーが決定

 

 

ファニングは、このイベントのタイトルパートナーであるリップカールを通じて、イベントワイルドカードを獲得しました。他の5人のサーファーが、怪我を理由に欠場する選手の代わりに出場することが決まった。

 

女子のブロンテ・マコーレー(AUS)は、健康上の理由でベルズの出場を辞退したキャロライン・マークス(USA)のWSL インジュリイ・リプレイスメントとして出場。

 

バロン・マミヤ WSL / Brent Bielmann

 

3度のWSLチャンピオンであるガブリエル・メディーナ(BRA)は今回も出場を辞退し、11度の世界チャンピオンであるケリー・スレーター(USA)と共に現在世界第2位のバロン・マミヤ(HAW)がリプレイスメントを務める。

 

今シーズンの復帰を目指し、リハビリ中のヤゴ・ドラ(BRA)は今回も欠場で、WSL インジュリー・リプレイスメントのマシュー・マクギリブレイ(ZAF)が出場。パイプラインで怪我を負いリハビリを続けるカルロス・ムノス(CRI)とリアム・オブライエン(AUS)に代わって、それぞれ世界ランキング6位のカイオ・イベリ(BRA)、マイキー・ライト(AUS)が出場することになった。

 

昨年のメキシコを最後にプロサーフィンからの無期限休養を発表していたライトは、これでCTに復帰することになる。

 

 

都筑有夢路がトライアルに出場。

 

都筑有夢路

 

 

また、男女共残り2つのワイルドカード枠は、トライアルイベントによって決定される。トライアルは4月7日(木)にベルズビーチで開催され、男女計20名が男女各1スポットをかけて戦う。日本からは都筑有夢路が、このトライアルに出場することが決定。今回のアジアオープンでCS出場が決定した都筑有夢路。ベルズでの素晴らしい活躍を期待したい。

 

 

Rip Curl Pro Bells Beach Women’s Opening Round 1:
Heat 1: Lakey Peterson (USA), Gabriela Bryan (HAW), Courtney Conlogue (USA)
Heat 2: Tatiana Weston-Webb (BRA), Sally Fitzgibbons (AUS), Bronte Macaulay (AUS)
Heat 3: Carissa Moore (HAW), Isabella Nichols (AUS), TBD
Heat 4: Brisa Hennessy (CRI), Stephanie Gilmore (AUS), Molly Picklum (AUS)
Heat 5: Johanne Defay (FRA), India Robinson (AUS), Luana Silva (HAW)
Heat 6: Malia Manuel (HAW), Tyler Wright (AUS), Bettylou Sakura Johnson (HAW)

 

Rip Curl Pro Bells Beach Men’s Opening Round 1:
Heat 1: Seth Moniz (HAW), Callum Robson (AUS), Ryan Callinan (AUS)
Heat 2: Italo Ferreira (BRA), Zeke Lau (HAW), Imaikalani deVault (HAW)
Heat 3: Kelly Slater (USA), Nat Young (USA), Owen Wright (AUS)
Heat 4: Griffin Colapinto (USA), Leonardo Fioravanti (ITA), Mikey Wright (AUS)
Heat 5: Filipe Toledo (BRA), Samuel Pupo (BRA), Mick Fanning (AUS)
Heat 6: Kanoa Igarashi (JPN), Lucca Mesinas (PER), TBD
Heat 7: Jordy Smith (ZAF), Frederico Morais (PRT), Matthew McGillivray (ZAF)
Heat 8: John John Florence (HAW), Connor O’Leary (AUS), Jackson Baker (AUS)
Heat 9: Conner Coffin (USA), Caio Ibelli (BRA), Joao Chianca (BRA)
Heat 10: Kolohe Andino (USA), Jack Robinson (AUS), Jadson Andre (BRA)
Heat 11: Miguel Pupo (BRA), Jake Marshall (USA), Deivid Silva (BRA)
Heat 12: Barron Mamiya (HAW), Ethan Ewing (AUS), Morgan Cibilic (AUS)

 

男子:Rip Curl Pro Bells Beach

女子:Rip Curl Pro Bells Beach

 

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