ミック・ファニング、コナー・オレアリーらが敗者復活戦を勝ち上がる。リップカールプロ・ベルズビーチ2日

ヒートを海岸で応援していた妻のブリアナと息子にハイタッチするミック。© WSL / Sloane 

オーストラリア、ビクトリア州ベルズビーチ(2022年4月12日火曜日)-ワールドサーフリーグ(WSL)2022チャンピオンシップツアー(CT)の第4戦「リップカールプロ・ベルズビーチ」は本日、会場をウィンキポップに移し、ライトオンショアの3~4フィートの波で男子オープニング・ラウンドの残りのヒートからスタート。

 

その後に女子のオープニング・ラウンドがスタート。そして男女共敗者復活戦までを終了した。

 

大会2日目ハイライト映像

 

 

大会2日目は、ステファニー・ギルモア(AUS)、サリー・フィッツギボンズ(AUS)、ジョアン・ディフェイ(FRA)、モーガン・シビリック(AUS)が大勝し、テニス世界ランキング1位で3度のグランドスラム優勝者であるアシュリー・バーティが来場するなど、盛り上がりに欠けることなく行われた。

 

 

アシュリー・バーティとミック・ファニング© WSL / Hughes

 

 

ベルズで4度の優勝経験を持つ、7度の世界チャンピオンであるステファニー・ギルモア(AUS)は、このイベントでの経験を生かして次のラウンドに進み、ミッドシーズン・カットをクリアして、ツアー後半戦に進みたいところ。

 

今シーズンは、開幕戦のパイプをコロナの影響で欠場するなど、例年になくスローなスタートを切ったギルモアは、現在カットラインを下回っており、今シーズンを戦い抜き、8度目のワールドタイトルに挑むには、このベルズで大きな結果が必要である。

 

 

 

 

今日なんとか敗者復活戦を勝ち上がったサリー・フィッツギボンズ(AUS)、コートニー・コンローグ(USA)もリップカール・プロ・ベルズビーチの過去の優勝者だが、2022CTシーズン後半に進出できない危機を迎えている。

 

この3人のベテランは、ミッドシーズン・カットの前の最後から2番目の大会であるベルズで大きな結果が必要である。

 

「サーフィンに全身全霊を注ぎ、時にはスコアが伸びなかったり、結果が出なかったりすると、少し気持ちが折れてしまうこともありますが、そんな時こそ深く自分を見つめ直し、自分がしてきたことを信じるしかないです。ここでの生活は快適だし、ここでの試合は大好きだから、戻ってこれてうれしいです」とフィッツギボンズは語った。

 

 

アシュリー・バーティとステファニー・ギルモア© WSL / Hughes

 

昨日のベルズには、F1の新星たちが会場を訪れたが、本日は、テニス世界ランキング1位で3度のグランドスラム・チャンピオンのアシュリー・バーティが登場。ベルズビーチを初めて訪れたバーティは、今日の大会に参加し、オープニングラウンドに出場する親友のステファニー・ギルモアの応援をした。

 

「ステフ(ギルモア)やモリー(ピクラム)、そして他の仲間の女の子たちを応援するのはとても楽しいわ。テレビで見るのとは全然違うし、ファンとして、友人として、本当に楽しいです」とバーティがコメントした。

 

 

2022年CTルーキーでローカル・ヒーローのインディア・ロビンソン(オーストラリア)は、オープニング・ラウンド1のヒート5で2位に入り、次のラウンドに進んだ。 ジョアン・ディファイ(フランス)は、彼女のハイスコア8.50(10点満点中)を含む合計得点16.67(20点満点中)をマークして、今日のハイパフォーマンスが光った。

 

またウィメンズのオープニング・ラウンドでもう一人目立ったのは、長年タイトルを争うタティアナ・ウェストン-ウェッブ(ブラジル)で、長いクリーンなウィンキ・ウォールでの一連のバーティカル・バックサイドのリエントリーでウェストン-ウェッブはエクセレントの8.17をスコアした。

 

 

ミック・ファニング © WSL / Hughes

 

ミック・ファニング(AUS)は、昨日のベルズボウルでのスローヒートで敗者復活戦を強いられた。ベルズでの4度の優勝経験を持つファニングは、ウィンキポップに舞台を移した2日目に挽回を果たした。

 

 

ファニングは、CT2年目のモーガン・シビリック(AUS)に次ぐ2位でラウンドアップ。3度のワールド・チャンピオンは、ラウンドオブ32のヒート9で世界ランキング1位の五十嵐カノア(日本)との厳しい戦いに挑むことになる。

 

 

ヒートを海岸で応援していた妻のブリアナと息子にハイタッチするミック。© WSL / Sloane

 


「昨日はちょっと自分の中で恥ずかしかったので、アウトに出て波乗りが出来て良かったです」とファニングは言った。

 

「モーガン(シビリック)とセス(モニーツ)は大好きで、ツアーで応援している2人の選手と対戦するのはクールだったね。でも僕はギアを入れることにストークしている。ウィンキはいいところだし、ベルズとは違うけど、同じように好きだし、いつもヒートを楽しくサーフィンしているよ」。

 

 

 

ワイルドカードのバロン・マミヤ(HAW)は、ヒート12でイーサン・ユーイングとモーガン・シビリックの2人のオーストラリア人を圧倒的に上回った。「ここに来てから、ここ数日はウィンキでサーフィンをしていたんです。波はかなり小さかったのですが、あそこは超楽しかったので、ヒートにストークしています。」とコメントした。

 

コナーの左肩には日の丸が: © WSL / Sloane

 

また敗者復活戦を強いられていたコナー・オレアリーは、H4でパワフルなバックハンドを炸裂させて、エクセレントの8.33を6.50 でバックアップ。ルーキーのジェイク・マーシャルとWSL インジュリー・リプレイスメントのマシュー・マクギリブレイ(ZAF)を抑えて、トップでラウンドアップを決めた。コナーはH6でイズキール・ラウと対戦する。

 

 

 

Rip Curl Pro Bells Beach Men’s Opening Round 1 (H9-12) Results:
HEAT 9: Joao Chianca (BRA) 11.93 DEF. Caio Ibelli (BRA) 11.33, Conner Coffin (USA) 7.10
HEAT 10: Kolohe Andino (USA) 12.93 DEF. Jack Robinson (AUS) 12.16, Jadson Andre (BRA) 11.13
HEAT 11: Deivid Silva (BRA) 11.27 DEF. Miguel Pupo (BRA) 10.90, Jake Marshall (USA) 10.84
HEAT 12: Barron Mamiya (HAW) 13.00 DEF. Ethan Ewing (AUS) 11.33, Morgan Cibilic (AUS) 8.17

 

Rip Curl Pro Bells Beach Women’s Opening Round 1 Results:
HEAT 1: Gabriela Bryan (HAW) 14.40 DEF. Lakey Peterson (USA) 14.07, Courtney Conlogue (USA) 13.16
HEAT 2: Tatiana Weston-Webb (BRA) 14.10 DEF. Bronte Macaulay (AUS) 13.60, Sally Fitzgibbons (AUS) 13.06
HEAT 3: Isabella Nichols (AUS) 13.70 DEF. Carissa Moore (HAW) 13.14, Alyssa Spencer (USA) 8.34
HEAT 4: Stephanie Gilmore (AUS) 12.16 DEF. Brisa Hennessy (CRI) 11.16, Molly Picklum (AUS) 10.20
HEAT 5: Johanne Defay (FRA) 16.67 DEF. India Robinson (AUS) 12.53, Luana Silva (HAW) 11.00
HEAT 6: Malia Manuel (HAW) 11.20 DEF. Tyler Wright (AUS) 9.84, Bettylou Sakura Johnson (HAW) 0.50

 

Rip Curl Pro Bells Beach Men’s Elimination Round 2 Results:
HEAT 1: Griffin Colapinto (USA) 14.37 DEF. Jadson Andre (BRA) 13.03, Tully Wylie (AUS) 10.34
HEAT 2: Morgan Cibilic (AUS) 14.84 DEF. Mick Fanning (AUS) 11.90, Seth Moniz (HAW) 8.90
HEAT 3: Nat Young (USA) 13.34 DEF. Imaikalani deVault (HAW) 10.93, Conner Coffin (USA) 10.83
HEAT 4: Connor O’Leary (AUS) 14.83 DEF. Jake Marshall (USA) 11.17, Matthew McGillivray (ZAF) 9.77

 

Rip Curl Pro Bells Beach Women’s Elimination Round 2 Results:
HEAT 1: Sally Fitzgibbons (AUS) 15.10 DEF. Alyssa Spencer (USA) 13.33, Molly Picklum (AUS) 9.50
HEAT 2: Luana Silva (HAW) 12.16 DEF. Courtney Conlogue (USA) 11.84, Bettylou Sakura Johnson (HAW) 11.76

 

Rip Curl Pro Bells Beach Men’s Round of 32 Matchups:
HEAT 1: Griffin Colapinto (USA) vs. Owen Wright (AUS)
HEAT 2: Caio Ibelli (BRA) vs. Nat Young (USA)
HEAT 3: Jordy Smith (ZAF) vs. Jackson Baker (AUS)
HEAT 4: Ethan Ewing (AUS) vs. Lucca Mesinas (PER)
HEAT 5: Filipe Toledo (BRA) vs. Mikey Wright (AUS)
HEAT 6: Connor O’Leary (AUS) vs. Ezekiel Lau (HAW)
HEAT 7: John John Florence (HAW) vs. Joao Chianca (BRA)
HEAT 8: Barron Mamiya (HAW) vs. Morgan Cibilic (AUS)
HEAT 9: Kanoa Igarashi (JPN) vs. Mick Fanning (AUS)
HEAT 10: Frederico Morais (PRT) vs. Callum Robson (AUS)
HEAT 11: Miguel Pupo (BRA) vs. Deivid Silva (BRA)
HEAT 12: Kolohe Andino (USA) vs. Jadson Andre (BRA)
HEAT 13: Kelly Slater (USA) vs. Imaikalani deVault (HAW)
HEAT 14: Jack Robinson (AUS) vs. Leonardo Fioravanti (ITA)
HEAT 15: Jake Marshall (USA) vs. Samuel Pupo (BRA)
HEAT 16: Italo Ferreira (BRA) vs. Ryan Callinan (AUS)

Rip Curl Pro Bells Beach Women’s Round of 16 Matchups:
HEAT 1: Lakey Peterson (USA) vs. Courtney Conlogue (USA)
HEAT 2: Malia Manuel (HAW) vs. Sally Fitzgibbons (AUS)
HEAT 3: Tatiana Weston-Webb (BRA) vs. Bronte Macaulay (AUS)
HEAT 4: Tyler Wright (AUS) vs. Gabriela Bryan (HAW)
HEAT 5: Carissa Moore (HAW) vs. Alyssa Spencer (USA)
HEAT 6: India Robinson (AUS) vs. Stephanie Gilmore (AUS)
HEAT 7: Brisa Hennessy (CRI) vs. Luana Silva (HAW)
HEAT 8: Johanne Defay (FRA) vs. Isabella Nichols (AUS)

 

男子:Rip Curl Pro Bells Beach

女子:Rip Curl Pro Bells Beach

 

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