JPSA 2022 さわかみツアーロングボード第1戦「さわかみ一宮プロ」のDay-1。一昨日、ショートボードが終了し、今日からロングボード・ディビジョンがスタート。※無観客試合となります。
この志田下のポイントは、ローカルルールで普段はロングボードは禁止となっている。この大会期間中に限り、解放されているので注意が必要。ロングボードでここへ来る方は、太東漁港の方でサーフィンをお願いします。
その会場は昨日までのハードな状況と打って変わり、腹胸のサイズ。天気も快晴で、朝はサイドオフの面も綺麗なコンディション。ロング向きになったと言って良いでしょう。
ただ、午後の引きに向かい風はオンにまわり、サイズダウンの腰。ワイドでつながり気味の難しいコンディションに変化。ワンマニューバー勝負となりました。
今日のスケジュールは男子がR-2、女子はR-3まで行って終了。今回のヒート組では、R-3はR-2の勝ち上がりだけで組んで、トップシードはR-4からとなっている。
通常のセカンド、トップシードでの組み合わせで作ると、ヒート数が多くなり、2日での開催は難しいからだ。なので、今回は変則のヒート組となった。選手のエントリーが今後も多くなるのなら、開催日程を増やすしかないだろう。
昨日、会場からオンラインで開かれたロングボードのジャッジクライテリアについて。
1。ノーズライディングとレールサーフィン。
2。クリティカルセクションでのサーフィン。
3。ボードコントロール。
この3点を重視して、ジャッジすることが確認された。
今、WSLはモダンマニユーバーだった演技に加え、クラシックマニューバーも取り入れる方向で進んでいる。これはジョエル・チューダーが推奨して変わったことだ。JPSAのジャッジもこれに準じて行われている。
クラシカルな演技はある意味、スタイルに通じるものである。ただ、スタイル自体を評価することは難しい。なぜなら、それは各々の考えで違うものだからだ。だから、そのスタイル自体をジャッジするのではなく、上記の3点を行った上での演技。
つまり、モダン、クラシックな演技を、しっかりとしたボードコントロールで、クリティカルセクションで行っているかで判断する。どちらもこの3点をベースにジャッジが行われる。
ロングもプロトライアルでAMシードを獲得した選手はR-1からの出場。男子は田岡 遼平、坂本 亮、平田 拓海、土屋 貴洋、堀井 創、大島 弘樹、太田 祐城の7名。女子は関口 紗稀、瀬下 絵里子、田原 ありい、鈴木 明子の4名がエントリーした。
公認プロ資格は1本の波で7点、もしくはベスト2ウェイブで11点以上を出すか、もしくは男女ともトップシードのいるR-4を勝ち上がった場合にもらえることとなっている。
今回はこの規定で田岡 遼平がR-1で 5.75、6.25で、トータル12.00ポイントを出し、見事、一発公認となりました。
あとの選手は男子が田岡 遼平、平田 拓海のみがR-2を勝ち上がるものの、他は敗退。また、女子は田原 ありい、瀬下 絵里子がR-1を突破するも、R-2で2人とも敗退となりました。
このAMシードで出られるのは、前半戦の千倉まで。後半戦の茅ヶ崎からは、もう一度、プロトライアルを受ける必要がある。負けた選手は次戦は5月の千倉で頑張ってください。
公認プロ資格獲得者
男子:田岡 遼平
田岡 遼平
「最初からレフトの波狙いでした」と言うとおり、一人キレた波を乗りまくり、ヒートもリード。前回のプロトライアルの時よりも格段にボードコントロールが上手くなっていました。プロ公認おめでとう!
浜瀬海
選手がジャッジスタンド前でポジショニングするも、一人右の堤防よりで待つ浜瀬。引きに向かい流れも入っていたから、敢えて、右で待ったと言う。アウトから乗ることができるから、ノーズも長く引っ張り、ブレないサーフィン。今日のトータルハイエストの12.50ポイントも叩き出した。
石井乃亜
ショートボードではAMシードを獲得もまだプロ公認が取れていない石井。先にプロとなったロングボードでは、昨年からノーズのスキルが上がり、ハイラインでも演技ができるようになった。ライディング中も笑顔。面白くてしょうがないんだろうな。
関口 海璃
2019年以来の試合復帰。こちらも結婚して、子供も生まれたママさんプロサーファー。R-2では見事、マニューバーだけで勝った関口。「久々の試合で、最初の5分は緊張しました。この波でのノーズは怖いから、マニューバーならイケると思って切り替えたことが良かったです」と笑顔でコメント。続いてのR-3では、プライオリティを持ったまま波を選び過ぎたか、残念ながら僅差で敗退。次戦も待っているよー!ガンバです!
武川 慎
アマでの実績を引っ提げ、プロへ参戦。やっとプロとの試合にも慣れてきたか。自分のサーフィンが出せるようになってきたことで、R-1、R-2ともトータル10点越え。今大会の台風の目になる可能性大。
櫻井 凰太、櫻井 鳳二の双子の兄弟。鳳二はR-2で敗退、凰太が勝ち上がって、R-3へ。まだプロ戦の戦いで、どう自分のスタイルを出していくか模索中か。乗れば上手いんだけど、ワイプアウトもまだ多い。まずは試合の経験を積むことが必要だろう。
ロングボード用の板置き場。ボードが長いので、横置きにして立てかける。
システマチックになったことで、短時間で検査ができるようになった。
モーニングショーで今日のコンディションとスケジュールを話す石塚晃コンテストディレクター。
MCはこちらも、もうロングでは名コンビ。安積さんとマミ(河村)さん。
新人のロングの選手もJPSAのプロフィール写真を撮ってから、試合に臨む。(大竹 琥太郎)
【Surfing for all がんばろう日本!】
JPSA2022 さわかみ Japan Pro Surfing Tour ロングボード第1戦
さわかみ 一宮プロ
- 期日/4月8日(金) ~ 4月9日(土) 予備日:10日(日)
- 会場/千葉県長生郡一宮町 釣ケ崎海岸(志田下ポイント)
JPSAオフィシャルサイト:http://www.jpsa.com/
●スケジュール
※波のコンディションや進行状況により変更されることがあります。
6:00
選手集合・検温・チェックイン
6:30
競技スタート予定
MENS R3 H1~H6
MENS R4 H1~H6
WOMENS R4 H1~H3
MENS QF H1~H4
WOMENS SF H1~H2
MENS SF H1~H2
WOMENS FL
MENS FL
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